一昨日(12/23)、2008年の萩博物館最後のワークショップ「海の秘宝タカラガイを求めて」が無事に終了しました。
参加者のみなさま、お疲れさまでした。そして、寒い中のご参加ありがとうございました。 参加者の方々からのアンケート結果ではみなさまとても楽しんでくださったようで何よりです。 そこで、萩博ブログをご覧のみなさまにもこのイベントの様子をご報告したいと思います。 12/23は朝の最低気温4℃、日中の最低気温9℃という厳しい寒さの予報。 しかし先月に広報をはじめてわずか10日で定員25名の予約がいっぱいになったほどですから、参加者のみなさんは相当に気合の入った方々のはず。私(堀)も共催のNPO海洋チームもみなさんにお会いするのがとても楽しみでした。 やがて、萩市はもちろん、下関市、宇部市、山口市、防府市、光市などから続々と予約者の方々が講座室に到着されました。 さあ、いよいよイベント開始! まずは講座室で堀が、「タカラガイってナニモノ?」「古代人とタカラガイの意外な関係」「30年前、5個で700万年もした超VIPのタカラガイ」等々をクイズを織りまぜてお話。 その後、大スクリーンでタカラガイ採集のシミュレーションを。 参加者のみなさん、本番のタカラガイ採集に向けてウォーミングアップできたようです。 そうして、いよいよバスに乗ってタカラガイ採集に出発! が、実はこのバス旅行は「行き先はヒミツ」。つまり、どこに連れて行かれるか分からないミステリーツアーなのです。 参加者のみなさんの不安と期待を乗せたバスは西へ西へと走り、約40分後、とある町のT海岸でハタと止まりました。 「ここはどこ?」・・・と不安に駆られながらバスを降りた参加者のみなさんの目前に広がるのは、荒涼とした冬の日本海。 さあ、こんな寒々とした所に本当に「海の秘宝」タカラガイがあるというのでしょうか!? (左は先月撮影した同じ場所の参考写真) 山口県の日本海側では、今までにのべ31種類ものタカラガイが見つかっています(萩博物館の未発表分をふくむ)。 しかし、その全てがいつも採集できるというわけではなく、たくさん見つかるものから、滅多に見つからない珍種までいろいろです。 そこで、山口県での「珍しさ」に応じて種類ごとにスコアを決め、たとえば、メダカラ(写真下段中央:スコア1点)を5個とハツユキダカラ(写真上段中央:スコア4点)を1個拾った方は合計9点・・・そうして算出した合計点を参加者同士で競い合うゲーム方式で採集に挑んでいただきました。合計点が高得点の方ほど、後で豪華なクリスマスプレゼントが贈呈されるのです。 参加者のみなさんはヤル気満々! が、みなさんなかなか苦戦しておられます。 なぜなら・・・ブログをご覧のみなさまもお試しください。下の写真は、海岸の足元の光景を切り取ったもの。この中にタカラガイが4個あるの、分かりますか? (写真は実物の2/3程度のサイズ) 左が解答。そう、小石やほかの貝殻に混ざって、浜辺に一緒に打ち上げられているタカラガイを見つけることはそう簡単なことではないのです。 しかし、目が慣れてきたのでしょうか?しばらくすると、あちこちから「あった!」と声が。 特にお子様たちはスバらしく目がいいようで、次々とゲットして大人を驚かせます。 なかには、鶏の卵ほどの大きさもある立派なホシキヌタ(スコア:4点)をゲットしたお子様も! (左は別の標本の参考写真) こうして昼食をふくめ約2時間の「シークレットビーチ」での採集を終え、私たちはふたたびバスで萩博物館へ。 さあ、参加者のみなさまはどんなタカラガイを、どれぐらい採集したのでしょう? そして、スコアの合計が最高得点の参加者とはいったい!? 私もとても楽しみです。 その続きはまた数日内に当ブログでご報告しましょう! (堀)
by hagihaku
| 2008-12-25 19:10
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