春が来た!その2

玉江から帰ってきました。
気持ちの良い春の陽光の中、漁港の傍らでワカメが干されていました。
b0076096_12474434.jpg

昔は、ワカメの端を藁で縛って振り分けにし、竹棹にかけてて干していたそうです。
小船の船上から、長い竹棹のついた鎌で刈り取るか、潜水して刈り取ったものを水洗いして干します。

b0076096_1252867.jpg

乾くにつれ、ワカメの香りが漂います。
この香りをかぐと、春が来た!という気持ちになります。
年によって違いますが、ワカメ刈りは2月中旬頃に始まります。
新ワカメを干す頃に、沈丁花の花が咲きます。
私の場合、これらの香りで春の到来を感じます。

b0076096_130494.jpg

玉江地区下組の青年宿の前でのワカメ干し作業です。
陽光が注ぐとはいえ、風には冷たさが残ります。
その中をツバメが飛び交っていました。

今年のツバメは、(私が見た限りですが)3月19日に確認しました。。
桜の花と同じく、例年より1週間近く早い到来でした。

b0076096_1373819.jpg


ワカメ干し作業中のお父さんにご注目下さい。
この被り物を玉江地区では「ドウモクモン」と呼びます。

「アタクシ(私)ら~の親父のころは、サントクとも言いよったですいの。何でドウモクモンちゅうかはアカラン(分かん)ですの~」・・・とのこと・・・

b0076096_13111264.jpg

「サントクちゅうのは、三つの徳(得)があるからって聞いちょりますがの。」
「一つは頬かむり、一つは襟巻き、一つは・・・何やったかいの~、よう覚えちょらんですいの。」

冬場はネルを、暖かくなってからは天竺木綿を、筒状に縫い合わせて作ります。
防寒だけでなく、日差しを除けるためにも用いるのだそうです。

お父さんの「ドウモクモン」はネルではありませんでした。
春が来ました。                (清水)
[PR]
by hagihaku | 2009-03-30 13:26 | くらしのやかたより
<< 萩博物館からのお知らせ② 萩博物館からのお知らせ >>