そろそろお盆ですが・・・
山口県では、8月7日を、「ナノカビ(七日日)」とか「ナノカボン(七日盆)」と呼びます。
お盆の始まりという意識があります。
墓掃除や墓地までの道掃除、仏具の掃除など、ご先祖様を迎える準備が行われます。

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そのような中、文化庁調査官や山口県教委の専門研究員と、須佐高山の「黄帝社」を訪ねました。
標高532メートルの高山は、海のそばにそびえ、古くから海上交通の目印にされた山です。
その中腹には、船乗りの信仰を集めた「黄帝社」が在ります。

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「黄帝社」の中です。
船絵馬が多数奉納されていたことで知られていますが、参拝した船乗りたちの落書きも、たくさん残っています。
瀬戸内側から遠く北陸、東北地方に及ぶ参拝者たちの、江戸時代の終わり頃から、ごく最近までの落書きを確認することができました。

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博物館のすぐ近く、史跡萩城城下町にある「久保田家住宅」の中です。
NPO萩まちじゅう博物館学芸サポート民具班の皆さんが、館蔵資料をもとに、小さなテーマ展示を行われています。
日ごろの活動の成果の発表です。

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城下町であった萩には、江戸時代からすでに、遠方から上質の商品がもたらされていました。
能州塗り(能登・石川県)、紀州塗り(和歌山県)、春慶塗り(飛騨・岐阜県)などが、今でも旧い家には多数保管されています。

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今でもそうですが、萩には造り酒屋がたくさんあります。
一升瓶が普及する以前の用いられていた「通い徳利」です。
酒屋がお得意さんの家に置いていたものです。
ちなみに久保田家は、一時期、造り酒屋を営んでいました。

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民具班の展示の傍らで、NPOまちじゅう博物館学芸サポート藍班の皆さんが、タデアイの生の葉を用いた「叩き染め」ワークショップを開催されました。
萩の色を探る活動の一環です。

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江戸時代、萩三角州の大溝・藍場川の傍らには、タデアイの葉から染料の藍玉を造る藩営の「藍玉座」がありました。
残念ながら、現在の萩には、タデアイ栽培技術や藍染料製造技術は伝わっていません。

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藍は、萩で生み出されていた色の一つです。
藍班の皆さんは、栽培や製造の技術を含め、藍についての掘り起こしを進めておられます。


・・・ということで、今日は8月8日(日)です。
今日も萩博物館には、約1000名の来館者がありました。
「マンタの海流大冒険」展、大好評開催中! です。
  (清水)
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by hagihaku | 2009-08-08 18:28 | くらしのやかたより
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