天体情報 その4
博物館では、毎週土曜日に天体観望会をおこなっています。 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星の観望(7時半から9時)。 先週の土曜日(4月17日)は、昼・夜とも晴れ渡った空でした。 太陽は少し活動が弱まったのか、黒点は観察できず、プロミネンスも小さくなっていました(左下がプロミネンス、大きくするには写真をクリックしてください)。 夜は土星、金星はもちろん、東の空からは北斗七星、それに連なる春の大曲線の星たちをはっきりと確認できました。 南西の空には、かに座のプレセペ星団とならぶ火星が赤く輝いていました。 東の空には、相変わらず土星を観望できます。初めて土星を望遠鏡で覗かれた方は、皆さん感激されます。そう言えば、宇宙飛行士の山崎直子さんは初めて土星を天体望遠鏡で見て、宇宙に興味をもったと言われていました。 西の空には、三日月が昇っていましたが、地球から反射した太陽の光が、月の暗い部分を薄暗く照らす地球照の現象が見られました。とても幻想的でした。写真の月の右側は、すばる(プレアデス星団)。 星空を見渡すと、人はどこから来てどこへ行くのか、いつもそんな感慨に浸ります。皆さんも星空をながめて、果てしない宇宙を感じてください。 (小惑星NH)
by hagihaku
| 2010-04-23 13:43
| 天体観測室より
|
ファン申請 |
||