今年の節分行事
節分・立春を境に、骨にしみる寒さが少し和らいできました。
今年、記録することができた節分行事をご報告します。
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市内のとある商店の鮮魚コーナーです。
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クジラの赤身、オバイケ(さらしクジラ)とオオバイワシが並んでいます。
萩地域では、この時期、多くの商店・鮮魚店で見られる光景です。
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これも、とある商店の鮮魚コーナーです。
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ここでも、刺身用のクジラ赤身肉とオバイケ、そしてイワシが並びます。
萩地域では、節分の夜のことを「トシノヨ(歳の夜)」と呼びます。
この日は、一年の節目、年の変わり目と意識されてきました。
クジラは、大きく歳を取るために食されます。
大きな生命力にあふれるクジラを体に取り込むことで、自身の生命力を増進したいという願いがこめられているよう思います。
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スーパーでも、特設コーナーが設けられます。
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やはり、クジラとイワシです。
なぜイワシを食するかについては、明確には伝承されていません。
ただ、これには、年の数だけ豆をいただくということと、共通の要素が見られるように思います。
穀物一粒ひとつぶに籠もる穀霊を取り込むのと同じように、イワシの生命力を丸々いただくことで、自身の生命力を保とうとする意識があったのではないでしょうか。
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赤身、オバイケ、塩くじら(皮)、ベーコン、等々が並んでいます。

萩地域は、山口県から福岡県、佐賀県、長崎県の沿岸にかけての、かつての大捕鯨漁場に面しています。
昔から、クジラを様々な形で利用してきた地域です。
特徴のある文化が、今に息づいています。   (清水)
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by hagihaku | 2011-02-07 10:16 | くらしのやかたより
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