昨日お届けした「伝説のクジラキングを追え!」展からのクイズその②。
http://hagihaku.exblog.jp/16000911/ 本展にミンククジラの骨格標本が登場しますが、このクジラはなぜ「ミンククジラ」という名前がついたのでしょう?― というクイズでしたが、その正解の発表です。 正解は・・・② このクジラをよく捕獲していた人の名前にちなんで名づけられた。 実は私、子どものころ、「ミンククジラ」は他の大きなクジラと比べて小さいので、小動物のミンクになぞらえて名付けられたのだとずっと思っていました。同じように思っていた方も多いのではないでしょうか? ・・・が、実際はそうではないようです。 昔、ノルウェーでマインケ(Minke)という新人のクジラとり(砲手)が別の大きなクジラと間違えてこのクジラを獲ったそうです。それを仲間がからかって、この小ぶりなクジラを「マインケ君のクジラ」(Minke whale)と呼ぶようになったのがことのはじまりとか。日本語ではそれがなまって、「ミンククジラ」になったのでしょう。 さて、こうしてミンククジラ(Minke whale)は小動物のミンク(Mink)と何の関係もないことがわかりましたが、選択肢③に出てきた、このクジラの「鳴き声」はどんなものなのでしょうか? 「伝説のクジラキングを追え!」展では、日本鯨類研究所のご協力により、ミンククジラの貴重な声を試聴していただけるコーナーがあります。 ミンククジラの声は、ナショナルジオグラフィック第7巻4号(2001)によると、「まるでSF映画に登場する火器の効果音」のようだとか。・・・そんな話を聞くと、気になりますよね! 萩博物館特別展「伝説のクジラキングを追え!」は9月4日まで無休で開催していますので、ぜひ何度も来てクジラたちの知られざる秘密を解き明かしてください。 (堀)
by hagihaku
| 2011-07-27 09:45
| いきもの研究室より
|
ファン申請 |
||