「幕末明治の人物と風景」展の楽しみ方①
標記展覧会がスタートしたばかりのこの三連休には、多くの皆さまにお運びいただきました。

まずもって御礼申し上げます。


ところで、この展示をご覧いただいた方はすでにお気づきのことと存じますが、展示した古写真の大半は名刺判と称されるようにかなり小さいものであるため、なかなか内容を詳しく見ることができない状態です。

しかも展示ケースのガラス越しであるうえに、暗い照明のもとではなお見づらいと思います。


そこでこのブログでは、何度かにわけて今回の企画展をより楽しむための方法をご紹介したいと思います。


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まず、今回の展示照明は、ご覧のとおりかなり暗くなっております。
通常の歴史展示に比べても、より一段と明るさが減少しております。
鶏卵紙(けいらんし)という脆弱な材質でできた古写真が大半であるため、極力照度を下げねばなりません。
この旨、なにとぞご理解賜りたくお願い申し上げます。

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つぎに、展示ケースにはだいたい、このような感じで資料が陳列してあります。
けっこうごちゃごちゃと写真が並んでいるため、一見するとどれが実物かわかりません。

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そこで、資料番号1の古写真をもとに詳細を見てみましょう。
同じ毛利敬親の肖像写真が並んでいますが、右側が本物(鶏卵紙)、左側がその拡大複写版となります。
したがって、まずは右側の本物で鶏卵紙の質感を確かめたあと、左側の複写版で写っている内容を確認するというのがもっともよい方法ということになります。

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またコーナーによっては、資料の配列が違う場合もありますので、それも確認しておきましょう。
ここでは、手前に拡大複写版、奥に本物という配置をしております。


幕末・明治期の古写真、つまりわが国の写真史上、黎明期にあたるころの写真の魅力を味わっていただけたら幸いです。


それでは、次回の「幕末明治の人物と風景」展の楽しみ方もご期待くださいませ!

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by hagihaku | 2011-09-20 09:30 | 企画展示室より
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