「幕末明治の人物と風景」展の楽しみ方⑥
あともう1点、古写真の実物を見るさいにご注目いただきたいところがございました。


それは、写真を貼り付けた台紙の裏面です。


展示ケースにおいては、実物については表面すなわち写真の面しかご覧いただけませんが、裏面については複写版をそばに展示しています。

これにより、いろんなデザインがお楽しみいただけます。

たとえば、上野彦馬撮影の写真だと台紙の裏面はこんな感じです。

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あるいは、彦馬と並び称される下岡蓮杖の場合はこちらです。

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さらに、伊藤博文ら著名人を撮影した丸木利陽。

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さらにさらに、井上馨を撮影した鈴木真一。

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などなど、台紙にはけっこう凝ったデザインが用いられていることがおわかりいただけると思います。


また、われわれ調査に携わる人間にとっては、この台紙が撮影者を特定するさいの有力な手がかりともなるわけです。


企画展示室で古写真の表も裏もみていくと、142×2=284点…、と単純計算するわけにはいきませんが、ぜひ裏側ものぞいてみてください。

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by hagihaku | 2011-09-21 11:57 | 企画展示室より
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