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「怪魚ハンター」小塚拓矢さんトークショーのようす
昨日7/29(日)の萩博物館は受付と券売機でカウントした展示室の入場者が計2,300人を超えるという大盛況でした。
暑い中、ご来場くださったみなさまに厚く御礼申し上げます。

さて、昨日の萩博物館での目玉イベントといえば、開催中の特別展「最恐!危険生物アドベンチャー」(7/7~9/9)の関連イベント、「怪魚ハンター・小塚拓矢の世界アブナイ怪魚激闘記」(トークショー)です!

トークショーは、10:00~と14:00~の2回。それぞれ定員は先着80名ずつの予定だったのですが、希望者が多く、1回目は87名、2回目は101名、計188名もの方々が参加されました。

事前に整理券(座席指定券)を先着順に受け取っていただく方式だったので、朝、萩博物館が開館する9時ジャストにかけつけて整理券受取所に並んだ方々もおられました。中には、ぜひ一番前の席に着きたい!と切望された方も。

今日はその小塚さんトークショーの様子をご紹介したいと思います。

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整理券を受け取ったみなさん、開演15分前から会場に入り、「怪魚ハンター」の登場を今か今かと待ち受けています。

私(堀)によるガイダンスの後、いよいよ・・・・!

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小塚拓矢さんの登場です!

こっ、この人が、世界24ヵ国を600日も回り、世界の秘境にひそむ「怪魚」を激闘の末に釣り上げてきた、あの「怪魚ハンター」です。

私(堀)がしゃべっている間はマッタリしていた参加者のみなさんの目の色がサッと変わりました!
「怪魚ハンター」小塚拓矢さんトークショーのようす_b0076096_11372288.jpg「怪魚」。それは、体長1m・体重10kgを超える巨体、強烈な風貌や顔つき・・・だれもが一見してヤバイと感じるようなモンスターフィッシュたち。釣り人たちは愛をこめてそう呼ぶのだそうです。

そんな怪魚たちと激闘し続けた小塚さんの相棒ともいえる釣りざおが、スクリーンの右にエンブレムのように光を放っています。

さあ、「怪魚ハンター・小塚拓矢の世界アブナイ怪魚激闘記」のはじまりです!

「怪魚ハンター」小塚拓矢さんトークショーのようす_b0076096_11471458.jpg小塚さんのトークは、現在開催中のロンドンオリンピックにちなんで、五大陸を画面の上でめぐりながら怪魚たちのナゾを解いていくというストーリー仕立て。

画面に次々と現れる「怪魚」に、参加者のみなさんからもときどき「えぇぇ~」「わぁぁ~」と感嘆の声が漏れます。
「怪魚ハンター」小塚拓矢さんトークショーのようす_b0076096_11504060.jpg小塚さんのトークは一方通行ではありません。突然、参加者に「はい、わかる人!」と問いかけが飛びます。

が、参加者のみなさんもさすが。子どもたちが「はいっ!」と元気よく手をあげます。最初に手をあげて指名されたお子様が答えたのは、釣りざお伝いに小塚さんに電撃を食らわせたという、アマゾンのデンキウナギについての話題。
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画面の中での五大陸めぐり。ついにアフリカ大陸のお話にさしかかりました。

小塚さんといえば、「最恐!危険生物アドベンチャー」展の目玉展示物、アフリカ最強の「殺人魚」!?ムベンガのメガトン級を釣り上げた世界屈指の男!

スクリーンに、そのときの雄姿が映し出されました。抱えているムベンガはなんと体長1m43cm

お話によると、こんな巨大なムベンガは1日中ずっと釣りざおを構えていても、手ごたえが1回あるかないかというぐらい少なく、10日もねばってやっと1尾とれるかどうか分からないぐらいの超レアモノなのだそうです。

こうして、ワクワク・ドキドキのトークショーの30分があっという間に過ぎていきました。
が、これで終わりではありません。
後半は、参加者のみなさん全員と小塚さんとでクイズ対決! 小塚さんが怪魚についての三択クイズを3~5問ほど出し、全問正解した方にプレゼントを贈呈。

萩や山口県の人々は試されるのが好きなのか、それとも挑戦を受けて立つのが好きなのか、講演やイベントにクイズや問いかけを織りまぜるといつもたいへん盛り上がります。結果として、理解度も高くなるので一石二鳥だと私は思います。

「怪魚ハンター」小塚拓矢さんトークショーのようす_b0076096_1211429.jpgクイズ対決では、大人から子どもまで全員が一喜一憂しながら頭をひねっては回答(正解だと思う番号のところで挙手)! そうして難関をくぐりぬけて全問正解した10人強の人々からは歓声があがりました。

写真は、「ナマズを英語で言うと何フィッシュというでしょう?」というクイズの正解発表シーン。正解は「キャット(猫)フィッシュ」なのですが、それに関連して他の動物(豚やオタマジャクシ)を連想するような怪魚も紹介してくださいました。
こうして会場内一丸となったトークショー&クイズ対決が終了。
が、司会進行役をやった私(堀)は、参加者のみなさんから「まだ帰りたくない」「まだやることがある」・・・という感じの、並々ならぬ熱意というか願望を感じ取ったのでした。

その予感は的中。トークショーの後、何人かの方々が、小塚さんに「サインをください!」「一緒に写真を撮ってもらっていいですか!」と寄っていきます。

「怪魚ハンター」小塚拓矢さんトークショーのようす_b0076096_13414953.jpgそう、山口県には小塚さんファンがたくさんいたのです。博物館の「常連」ともいえる科学少年少女や親子連れだけでなく、熱烈な小塚さんファンや釣り人、釣り雑誌で小塚さんを知って興味をもった人々・・・通常では同じ空間に一緒にいそうもないさまざまな人々がこの萩博物館のイベントで同じ時を過ごしていたのです。

そこで、写真のように午後の部ではトークショーが終わり次第、小塚さんには会場前の「小塚さんの剥製コレクション」コーナーに移動していただき、小塚さんとざっくばらんに語り合う「交流タイム」を設けたのでした。

小塚さんがこの日のために送ってくださった怪魚の頭の剥製をさわったり、かぶって記念撮影をしたり、小塚さんから直々に解説をしてもらったり、著書や賞品(缶バッジ)にサインをしてもらったり・・・会場前には「講師」と「聴講者」の垣根など何も感じられない、和やかな空気が流れていました。

こうして今夏の展示で最大の関連イベント「怪魚ハンター・小塚拓矢の世界アブナイ怪魚激闘記」は盛況のうちに終了。
参加者のみなさんにとって、忘れられない夏のひとときになったのではないかと思います。

猛暑の中、萩博物館までご足労いただいた講師の小塚さん、そして参加者のみなさんに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(堀)






















by hagihaku | 2012-07-30 15:14 | 催し物のご案内
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