萩博物館「コマーシャル100年 in 萩」展で萩・再発見の4
1月7日、今日は菊ヶ浜に打ち寄せる波の音が聞こえません。
穏やかな月曜日です。

前回のブログで、定期船航路に面した地域の問屋引き札や柑橘類の問屋引き札をご紹介しました。
下は、その一枚です。
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兵庫港の蜜柑類問屋の引き札で、一見、海の中の築堤を、蒸気機関車が牽引した当時最先端の「汽車」が走る図です。
新橋-横浜間の鉄道開業時に、品川、大森辺りを走る「汽車」を描いた錦絵がありましたが、それと良く似た図柄になっています。
これがなかなかユニークで、良く見ると思わずニヤリとしてしまいます。
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築堤に見えたのは、橋げた状に立てられたソロバンで、その上にレールが敷かれています。
海は銭貨で、金庫が客車に見立てられています。
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連なる金庫列車を牽引する機関車は台秤、秤の台には金庫とストーブ?!(西洋風!)
運転士を務めるのは洋装のエビス・大黒さんで、ニコニコと算盤をはじき、鉛筆!で帳面をつけています。
そして、このめでたい金庫列車の行き着く駅名は、たくさん ???? 駅。
「たくさん」と右から読んで、下のアルファベットもどきを眺めていると ・・・ 読めました。
左から「もうかる」! 「たくさんもうかる」駅に到着する金庫列車です。
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水平線には、昇る旭日を背景に千石船や汽船の入り船が描かれています。
実にめでたいめでたい図柄となっています。
この問屋さんと取引すると、儲かること間違いなし!という、いかにも引き札らしい引き札です。

他の引き札もとてもユニークで、さまざまな発見があります。
城下町・萩の「煙突を見ない近代化」は脇に置いて、まずはお楽しみ下さい。

 ・・・ つづく ・・・  (清水)
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by hagihaku | 2013-01-07 09:30 | くらしのやかたより
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