萩博物館「コマーシャル100年 in 萩」展で萩再発見の11
チラシからは、お客さんに来ていただくための様々な工夫が見えてきます。
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これなどは懇願調で、窮状を訴えて、安く販売しますからご来店下さいという広告です。
売出し初日 ・・・ 問屋への支払いと税金が50万円足りない ・・・ 一銭もなし ・・・ 信用に生き抜くために、本日より5日間、犠牲を覚悟のお値段にさていただきます ・・・ と、あります。
売出し二日後 ・・・ いよいよ後三日限り 、(まだ)30万円足りない ・・・ 換金のため、出来る限り勉強さていただきます ・・・ とのこと。
ねじり鉢巻で算盤をいれる店主の挿絵に、微笑してしまいます。
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今も続く年末恒例の大売出しです。
特賞は、米10俵! 前後賞でも米1俵(4斗=40升=60㎏ですから、10俵は600㎏!)
1等は、タンス! ラヂオ! 乳母車! 鏡台!
いやはや、なかなか魅力的な賞品です。
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せんもん祭大売出しでは、松茸狩りご招待で販売促進です。
時に ・・・ これはサザエさんでしょうか?
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市内の印刷屋さんでデザインしたチラシだと思いますが ・・・ やはりサザエさん風です。
朝日新聞朝刊にサザエさんの連載が始まったのは、1951年(昭和26年)のことだそうです。
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日ごろのご愛顧に感謝して大特売。
キング(レコード)歌の王者! 近江俊郎とその楽団・漫才へのご招待! だそうです。
あの手この手のアピールがなされています。
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そして ・・・ これ、「花のパリーとロンドン」、「空の旅」!!ご招待だそうです。
何と ・・・ 何と、海外へのご招待、しかも飛行機で?!
パリではなく、花のパリーですよ! ロンドンへも! 湯本温泉は分かりますが ・・・ 海外です。

「兼高かおる 世界の旅」の放送が始まるのは1959年(昭和34年)だそうです。
(ちなみに私は子どもの頃、この番組とミユキ野球教室を、日曜の朝方に見た記憶があります)
海外旅行など思いもよらぬ時代だったと思いますが、大胆な賞品です。

広告の下半分には、萩市の専門店会加盟店名が、ズラリと記されています。
様々な業種の多くの商店が、活発に商いをしていたことが見える資料です。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2013-02-08 08:20 | くらしのやかたより
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