「幕末明治の洋行者たち」展の楽しみ方②
現在、連休のあいまですが、みまさまいかがおすごしですか?

連休後半の4日間は、萩博物館へどうぞおこしください!

さて、標記の企画展について、見どころ紹介の続きを書かせていただきます。


今回の展示ではひじょうに小さな写真がたくさんならんでいます。

この山根正次の写真は、タテが10.6センチ、ヨコが6.7センチしかありません。

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その裏面に、山根自身が明治21年(1888)9月15日付けで、びっしりと写真の由来をしたためてくれていました。驚くことに、山根は細かい文字を900字ほどもペンで書き込んでいるわけです。

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この由来書を読み解いた結果、なんと彼は、オーストリアのウィーンへ医学留学中に、現地の大学生と決闘をしていることが判明しました。山根の写真をみると日本刀を携えていますが、まさに「真剣勝負」をして見事勝利をおさめたのです。

なぜ彼がそのような行為に出たのか、その理由についてはぜひ展示室でおたしかめください。

ちなみに、約900字ある由来書の解読文は長すぎて、とても展示パネルには入りきらないということで、半分ぐらいに縮めています。全文をお読みになりたい方は、ぜひ図録を買ってください!

なお、山根の写真はこのほかにもたくさんあります。ベルリンやウイーンでしょっちゅうカメラに向かっていたわけで、彼がいかに写真撮影を楽しんでいたかがわかります。

たとえばこんな写真もあります。ウィーンの少女たちといっしょに、たのしげな表情をしているのが印象的です。

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これらの写真はすべて、山根が愛用していたアルバムに収まっていました。

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革張りの大変重厚なものですが、経年劣化によりだいぶ傷みがみられます。将来への保存を今後きちんと考えてゆかねばなりません。

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by hagihaku | 2013-05-01 17:18 | 企画展示室より
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