ゴールデンウィーク中はたくさんの皆さまにご来館いただき、誠にありがとうございました!
萩博物館スタッフ一堂、心より御礼申し上げます。 開催中の企画展「幕末明治の洋行者たち」もお楽しみいただけましたでしょうか? 会期はまだまだ、6月23日までたっぷりとございますので、まだご覧になっていない方々にはぜひご高覧賜りますよう重ねてお願い申し上げます。 くどいですが、古写真の原本は一度きりしか展示いたしませんので、くれぐれもご注意くださいませ。 さて、企画展示室に入ってすぐのところに、このような地図を掲示しています。右側はアメリカ合衆国を中心にした地図、左側はヨーロッパ諸国を中心にした地図です。 すぐにおわかりいただけると思いますので、あえて説明文を省いておりますが、これらの地図は今回の企画展でとりあげた洋行者が実際に足を運んだと考えられる場所を紹介したものです。赤文字は国名、青文字は都市名を表しています。 なお、使用した地図は現在のものですので、19世紀の状況とは異なるということをお断りします。 まずアメリカのほうに近寄ってみましょう。 地図上に洋行者たちが訪れた都市名を落とし込んでみると、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ボストンなど東海岸に集中していることがわかります。西海岸ではサンフランシスコが唯一となっています。 つぎにヨーロッパのほうに近寄ってみましょう。 おもにイギリス、フランス、オランダ、ロシア、ドイツの諸都市が見受けられます。とりわけ、ドイツに多くの青文字が集中していることにお気づきいただけるものと思います。 先にご紹介した山根正次、林三介のアルバムには、ドイツのベルリンで撮られた洋行者たちの写真がたくさん収まっていました。二人が洋行した明治時代のなかば、日本がいかにドイツに注目していたかがわかります。 展示している洋行者の写真の説明には、わかる範囲で撮影した都市名を表記しています。 それらの都市がどのあたりにあるか、地図でご確認いただければ幸いです。
by hagihaku
| 2013-05-07 09:44
| 企画展示室より
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