「幕末明治の洋行者たち」展の楽しみ方⑤
企画展示室には所狭しと資料が並んでいますが、一番大きな展示物はこの大きく引き伸ばしたパノラマ写真です。

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場所はスウェーデンの首都ストックホルムです。

林三介が明治22年(1889)に洋行した際、スウェーデンにも訪問していますので、そのときに購入したものとみられます。

実物はこのような形状をしています。4枚続きで、台紙こみの横幅は約1メートルもあります。

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欧米の主要都市の写真はほかにも展示していますが、ストックホルムのパノラマ写真は大きいということもあって、細かいところまで大変見やすくなっています。

注目していただきたいのは、高層建築物、長大な橋梁、広大な港湾、巨大な船などです。これらはまさに、産業革命がもたらした物質文明の諸要素だということができます。

これらを目の当たりにした幕末・明治の洋行者たちの驚きはいかばかりだったでしょうか。

このようなところに注意して、じっくりと写真をご観察いただけたら、また新たな発見があるかもしれません。

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by hagihaku | 2013-05-07 11:54 | 企画展示室より
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