須佐歴史民俗資料館資料の救出
萩市須佐の須佐歴史民俗資料館が、この度の豪雨で被災しました。
b0076096_11171654.jpg

交通が途絶し、通信も困難な状況だったのですが、7月30日に、ようやく現地を確認することができました。
奥に見える白い壁の建物が歴史民俗資料館で、須佐地域の被害が報じられたTV映像で、しばしば紹介された場所です。
29日の映像までは、手前の白いガードレールに、流されたトラックが乗り上げていました。
b0076096_11173634.jpg

写真を撮ることも憚られるような被害でした。
b0076096_1134294.jpg

安全の確保と生活の復旧が何よりも最優先されますが、博物館員としては、これまでに旧須佐町で集積された地域の大切な資料のことも気にかかり、翌日31日から萩博物館スタッフでチームを組んで資料救出に赴きました。
b0076096_1138375.jpg

民俗資料館本館は、1階展示室床レベルで1m以上浸水していました。
b0076096_11395171.jpg

大量の泥が入り込んでいることから、先ずはその除去に取り組みました。
b0076096_11401877.jpg

木製の展示ケースの中には、泥水に浮いて転倒しているものもありました。
b0076096_11451654.jpg

壁つきのケースも浸水していました。
先ずは文書などの歴史資料を取り上げて、被害を免れた資料は収蔵環境の良い場所に移しました。
浸水資料は、洗うことができる資料は洗うか水に浸すかし、それが難しい資料は、とりあえず汚れをぬぐい風を通すこととしました。
水を満たしたポリタンクを積めるだけ積んで行きましたが、まさに微々たることしかできず、歯がゆく思いました。
b0076096_1156286.jpg

資料館本館の裏手には須佐益田家の館があります。
土塀を超えた浸水は、天井近くにまで達していました。
館の一部に民俗資料が大量に収蔵展示されていたのですが、内部は、惨憺たる状況でした。
果たしてどこまで救出できるのか・・・

8月3日の段階で、応援を得て、本館の泥の除去までは進みました。
(下のトレッジャーノ伝道師もその作業に携わり、その後昨夜、審査員を務めていました)

明日からも、災害復旧の応援と、須佐歴史民俗資料館の資料救出が続きます。
地域の自然や歴史文化、そして地域そのものを次の世代に引き継ぐために、地域の博物館として少しでも貢献することができればと思っています。    (清水)   
[PR]
by hagihaku | 2013-08-04 12:57 | くらしのやかたより
<< 8月1日掲載の「ゆるキャラ」記... 8/3(土)、トレッジャーノ伝... >>