萩博物館で開催中の特別展「トレジャーアニマル探究記」の会場の一角に、蝶額(チョウ展示専用の額縁)に入れられたルソンカラスアゲハPapilio chikaeがあります。
来場者の中には、「このチョウをつかまえたことがある!」と言われているお子様もおられましたが、それはおそらく、日本にすんでいる近い仲間のカラスアゲハでしょう。 ルソンカラスアゲハはフィリピンのルソン島北部とネグロス島だけにいる大変貴重&激レアなトレジャーアニマルです。 ワシントン条約附属書Ⅰに掲載されフィリピンからの持ち出しが禁止されています。さらに、「種の保存法」(「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」)によって売買したり譲渡することが禁止されています。 当館を含め博物館法に基づく博物館が展示をすることはできますが、他館からお借りする(=移動する)には、環境省に届出をしなければなりません。 つまり、一般的に見ることのできる機会がたいへん限られているチョウといえます。 このたびの特別展「トレジャーアニマル探究記」を見逃すと・・・もしかすると二度と見る機会がないかも!? ・・・この機会にぜひこの貴重&激レアなチョウをじっくりご観察ください! 【展示協力:山口県立山口博物館】 (椋木)
by hagihaku
| 2013-08-07 10:20
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