今朝まで続いていた大雨も、萩博物館そして萩市街地周辺では一段落ついたようです。本日8/25(日)も萩博物館は通常通り開館しております。
さて、先週別途記者発表はしたものの、萩博ブログでお伝えしていなかったことがあります。 萩博物館で好評開催中の「トレジャーアニマル探求記」展は7/6(土)の開幕後、豪雨や猛暑などの影響を受けつつも来場者数を増やし、開幕45日目の8/19(月)に3万人を突破しました。 当館が過去7回開催した自然科学系の夏期特別展で歴代3番目の速さでの3万人突破となります(1位は昨年の「最恐!危険生物アドベンチャー」、2年前の「2010年UMAとの遭遇」。 来場者数3万人突破を記念し、下記の未公開だった「トレジャーアニマル」の標本を追加展示し、9/8(日)の閉幕までみなさまの再びのご来場をお待ちしております。 追加の展示物は、この先、3~4回に分けて断続的に続々と追加していきます! このたび追加された展示物は・・・ 山口県最大の鳥 ― オジロワシの貴重な剥製 翼を広げた幅が約2mもあり、現在の山口県で見られる鳥としては最大!。 国の天然記念物、種の保存法による国内希少野生動植物種に指定され、また、ワシントン条約附属書1にも掲載されている貴重な鳥。 モンゴルの「国鳥」(国のシンボルの鳥)でもあり、冬にユーラシア大陸から日本の北海道などに飛来。 現在の山口県あたりではたいへんめずらしい鳥で、運がよければ萩市川上の長門峡などでごくまれに見られるていどの「まぼろし」的な存在。 萩博物館には、60年以上も前に萩市三見に飛んできた県内有数の貴重なものが剥製として保管されていましたが、それを特別公開! 展示室の一角で、今にも飛び立たんとばかりに構えたその雄姿は一見の価値あり! さらにさらに・・・ あの有名なツキノワグマが山口県では絶滅危惧種だということ、ご存じでしたか? 山口県の絶滅危惧種ツキノワグマのハンズオン展示(さわってみることのできる剥製) 胸のあたりの月の輪のような模様がトレードマークの、日本を代表するクマのひとつ。 山口県をふくむ中国地方の西部は本州でもっとも西の生息地で、ほかの生息地と離れています。 そのため、ここでこれ以上数が減ったりすむ場所がせばめられると、山口県では絶滅してしまうか可能性が高いとされています。 萩博物館に保管されてきた若い個体の剥製・・・しかも背中をなでたりしてさわってみることのできるハンズオン展示を特別に追加! このたびの展示の来場者アンケートに「見島ウシの角のほかにも触ってみられる展示物があるとよい」とのご意見が何件もあったことへの対応でもあります。 クマを触ってみる・・・なかなま経験できないことでしょう? 若くて小柄でも想像以上に力が強いツキノワグマ。その存在感を見るだけでなく、触感でもお確かめください。 そのほか、南の島々の海のトレジャーアニマル・・・海の宝石ともいうべき珍貝コレクションなども新たに追加。そのストーリーはまた改めてご報告したいと思います。 萩博物館特別展「トレジャーアニマル探求記」は9月8日(日)まで休みなしで開催。閉幕まであと2週間となりました。 まだの方はお早めに。 すでにご来場くださった方々も本展の見納めと、まだまだ続々と追加される展示物を見に ぜひ再来場を!
by hagihaku
| 2013-08-25 13:30
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