「夕立をいただく」、勤勉で懸命な暮らし
角川政治さんが1955~60年頃に撮影された相島の写真からは、「ふるさとの島」の勤勉で懸命な暮らしが見えてきます。
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見事に積み上げられた段々畑の石垣が印象的です。
耕運機が導入される前の石畳とガンギ(石積みの階段)の道を、ニッコウ(背負い運搬具)を担いで上ります。
石を営々と積み上げて畑を拡げ、耕し続けてきた「ふるさとの島」です。
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港の整備が少し進んでいますが、定期船でもたらされた物資は、皆、人力で担ぎ上げたそうです。
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雨水を集めて蓄える「天水井戸」です。

以前、相島の段々畑の片隅で草を取る年輩のお母さんと話をしていた時のことです。
「昨日は夕立をいただいた」という印象的な言葉を聞きました。

夕立は「降られる」ものではなく、「有り難くいただく」恵みなのです。
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今回の展示の中では紹介していませんが、1988年に相島で私が撮影した写真で、企画展のチラシに使ったものです。
「ふるさとの島」のお母さん達は、大変に働き者です。
農作業に行った帰りには、必ず薪などを拾って持ち帰っていたそうです。
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同じ時に撮影した相島の写真です。
当時は、松の大木が島の周囲を覆っていました。
決してオーバーではなく、草が全くないほど畑や石垣が整備されていました。
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15年ほど前に撮影した相島の天水井戸の写真で、当時も昔と変わらず使用されていました。
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相島の大山の中腹から見た畑地と本土方面です。
白く光って見えるのが、特産の相島スイカのハウスです。
遠くに萩六島の尾島や櫃島、大島が見えます。
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大切なものが「ふるさとの島」には有るように思います。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-25 19:09 | くらしのやかたより
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