萩博物館「ふるさとの島、ふるさとの山河」展、湖底のふるさと
3月30日(日)、萩市は小雨が降っています。
一足早く満開となったミドリヨシノが、少し心配です。
b0076096_9503528.jpg

お陰様で好評開催中の萩博物館企画展「ふるさとの島、ふるさとの山河」ですが、残すところ一週間となりました。
b0076096_1011082.jpg

今回の企画展では、1975年3月完成の阿武川ダムの建設により、多くの人が生まれ育った「ふるさと」を離れた水没地域の写真や民俗資料を紹介しています。
b0076096_9575539.jpg

b0076096_9585130.jpg
b0076096_9591279.jpg

「湖底のふるさと」のコーナーです。
水没地域で用いられていた仕事着の一部を展示しました。
NPO萩まちじゅう博物館学芸サポート「あい」グループの皆さんと、水没地域の民俗資料を収蔵する阿武川民俗資料館のご協力で、勤勉に懸命に働いてきた「ふるさとの人」が見えてくる展示となりました。
b0076096_1085137.jpg
b0076096_1091621.jpg
b0076096_109404.jpg

作業しやすいように工夫された形の袂の仕事着です。
破れには継ぎを当て、裏側の良く擦れるようなところにはあらかじめ布が当ててあります。
使い込まれた仕事着からは、「ふるさとの暮らし」が見えてきます。
b0076096_10151113.jpg
b0076096_1014556.jpg

学芸サポート「あい」グループの皆さんは、「萩の色」を探究することを目的に活動を開始されました。
今回の企画展を準備するにあたり、阿武川民俗資料館に収蔵されたままになっていた大量の衣類資料に風を通し、あらためてデータ取りや写真撮影を行って分類整理し、燻蒸し、一年がかりで展示資料の整備をして下さいました。
b0076096_1022137.jpg

「あい」グループの皆さんは、藍や柿渋など、かつて萩の地で作り出されていた「萩の色」の掘り起しを続け、地域の染色資料の集積や分類整理、さらには自らの再発見を市民の皆さんに発信して下さっています。
藍染料の原料であるタデアイ栽培にも取り組んでおられます。
b0076096_10211581.jpg

タデアイの葉を用いた叩き染めです。
江戸時代に存在した「藍場(藍玉座)」や「藍場川」をふるさと学習のテーマとした小学生とのワークショップの様子です。

「萩・再発見」が広がり、市民共有の財産も増えつつあります。
ありがたいことです。

・・・ つづく ・・・   (清水)
[PR]
by hagihaku | 2014-03-30 10:30 | くらしのやかたより
<< 企画展アンケートから、設置パネ... ふるさとの今 >>