萩博物館企画展「ふるさとの島、ふるさとの山河」展、会期あと二日!
4月4日(金)、萩市は季節が逆戻りしたような肌寒い一日でした。
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お陰様で、萩博物館企画展「ふるさとの島・ふるさとの山河」展は、会期終盤を迎えてたくさんの方にご来場をいただいています。
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会期も残すところあと二日、どうぞお見逃しなく。
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角川政治さんが撮影されたふるさとの島・大島の写真です。
トノス(鳥の巣)を背負い、ヤマ(台上の畑地)へ上がるお母さんたちです。
生き生きとした表情が印象的です。
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今回の企画展は、市内の皆さんに多数ご来場いただいています。そして・・

 ・ 島の昔の暮らしにとても興味を持った。調べて資料として残したり語ったりしていくことはとても大切だと思った。これからの生き方を考えるきっかけになった。(3.19)
 ・ 自分のルーツを思い、涙が出そうになった。島の歴史や様子を知ることで自分の中に何かが起こった(3.19)
 ・ 昔の六島のくらしが撮られていて思い出が尽きなかった。昔の写真と現在の写真が並べられていたことで暮らしの移り変わりが分かり良かった。(3.13)
 ・ 写真が過去の記憶を手繰り寄せて会話が弾む良い企画です。ふるさとは、どこ地でも共通するものがあるということが良く伝わってきます。
 ・ 島のことやダムに沈んだ集落のことを忘れずに、記憶と記録が残っていくことはとても大切なことだと思います。資料として集めるのも大変だったと思います。今昔が写真で比較できるのはすごく良かったです。
 ・ 櫃島の10世帯家族写真や羽島の集団離島の写真、水没集落のカドナの付記された手書きの地図が大変印象に残りました。
 ・ 生まれ故郷が懐かしかった。ゴールデンウィークや盆正月などの帰省時期に展示して欲しい。(3.25)
 ・ 昔のことを思い出されて良かった。知人にも会えた。懐かしくて良かったです。(4.2)

等々、六島ご出身の方々からも感想を寄せていただきました。
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今も変わらずに行われている「年祝い(厄払い)」行事の写真です。
33歳の厄年を迎える男女が盛装して神社まで行列参拝し、厄払いの後に、持参した餅などを撒きます。
飯桶に入れた餅を男女の伯母・叔母たちが担いで行列に加わり、それを島の人たち皆が囃します。
島全体で加勢して厄を払うという興味深い行事です。
三枚目の写真、道化る宰領人、棟上げ飾りを施した樽神輿、加勢の行列の後ろの方に、小さく盛装した厄年を迎える男女が写っています。
今年の「年祝い」は、この4月中旬に予定されています。
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花嫁の出立ち(でたち)を祝う写真です。
宰領人(さいりょうにん)に導かれ、親戚・知人が担ぐて婚礼道具が嫁ぎ先へと運ばれます。
お祝いに集う人、見送る人の表情が晴れやかです。


今回の企画展については、萩六島やダム水没地域の皆さんを初めとして、萩市内外の多くの方々から感想を寄せていただいています。
以下、長くなりますが、一部をご紹介します。

 ・ 真面目に生きてこられた人々のあたたかい生活を感じました。「大切なもの」について、いつも見直しつつ生きていきたいと思いました。(2.22) 
 ・ ほんの少し前の人々の暮らしに思いをはせることができました。暮らしの知恵、家族への思い、一見ささやかな日々に見ることができる幸せ、お隣さんと助け合う生活、いろいろなこと、いろいろな物語に触れることができました。(3.22)
 ・ ふるさとの数十年前の人々の顔がとても生きいきとしていて印象的でした。川上地域や島にそれぞれのくらしがそこにあったのだなと感慨深かったです。宮本常一の人間の生き方についての言葉が大変心に残りました。
 ・ 記録の大切さを実感しました。永続してください。(3.13)
 ・ 自分の生まれ育った場所が懐かしく思い出され、気持ち嬉しく、又そこで育ったのだと誇りにさえ思いました。地区の家の名前、人の名前など(ふるさとの記憶)がまとめられていたのが良かったです。萩に生まれて本当に良かったです。
 ・ じっくり見させていただきました。写真一枚一枚にそれぞれの人生を感じました(3.31)。
 ・ 何が幸せであるか?懐かしい写真を見て涙がとまりませんでした。ありがとうございました(3.31)
 ・ まち博学芸サポート班の皆さんの活動ガすばらしい(3.31)
 ・ 湖底に沈む村、集団離島の島、なぜそこを離れなければならなかったのだろうか、何か別の道はなかったのか、今も同じような問題が起きているのでとても考えさせられた。(4.1)
 ・ これからの事を考えるきっかけになった。ありがとうございました(4.1)


長々と申し訳ありません。
担当者としましては、嬉しく有り難く、皆様に感謝感謝です。

明日、4月5日(土) 14:00より、ギャラリートークを予定しています。
よろしければお運びください。    (清水)
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by hagihaku | 2014-04-04 20:02 | くらしのやかたより
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