7/26におこなわれた昆虫トレインツアーむつみコースのようすの続きのご紹介です。
11:30に萩駅を発車し、1時間にわたる車内イベントや絶景鑑賞、昼食などを楽しんでいただいた昆虫トレインは、昆虫界の奥へのゲートとなる終着駅に到着しました。 駅から送迎バスで山道をくねくねと30~40分かけて走り、 やがてたどり着いたのは・・・ 今回の昆虫トレインツアーむつみコースは、これが目当てで応募した方も多かったのではないでしょうか。 子どもたちよりもワクワクしているお父さんの方も多かったのでは? 陸上自衛隊むつみ演習場です! 演習場の厩舎前の広場に集まった参加者のみなさんを出迎えたのは・・・ 十数人もの自衛官のみなさん。 一糸乱れずピッとしている自衛官のみなさんを前に、思わず参加者やスタッフもシャキッとしてしまいます。 ピーンと引き締まった空気の中、自衛官の隊列から一歩前に出て語りはじめたのは 北村一等陸尉さん。 これから何をされるのか、何を言われるのか・・・参加者のみなさん、ちょっと緊張しながら見守ります。 が、北村一等陸尉さんの実に穏やかで愛嬌に満ちたトークに、すぐに空気がなごみました。 ちょっとした緊張感は、これから始まる陸上自衛隊ならではの特別体験への期待に様変わり。 陸上自衛隊むつみ演習場の広大な敷地の中で、後方にひかえる「高機動車」という自衛隊の特殊車両に乗せてもらって昆虫観察などさまざまな体験をしようというのです! 高機動車のほか、この日だけ特別に展示用に用意された陸上自衛隊の特別車両についての解説がおこなわれました。 フムフムと聞き入る子どもたちと、ゾクゾクしながら身を乗り出すお父さん方。 参加者60名を超える大人数でしたから、2班に分かれ、前半・後半にわかれて別行動となりました。 写真はA班のみなさん。 この班は、集合場所から比較的近いクヌギ林へバスで移動し、昆虫採集を。 そこに登場し、何やら力説しはじめたのは萩博物館の椋木専門員。 虫とり網(捕虫網)はタテにバサバサと振っても網が壊れるだけで虫はとれないっ! こうやってすくうようにヨコに振るっ!そして網の底をクルッと丸めるっ!それが網を使った昆虫採集の鉄則! なるほど~と感心する参加者のみなさん。 この手ほどきを受けた後、実際に昆虫採集に挑戦することに。 暑い中をよく昆虫採集を・・・と思った方もおられるでしょう。 ・・・が、この木々がギラギラした太陽をさえぎり、むしろ涼しげな風までが少し吹きこんできます。 深い森の中で森林浴の気分です。 家族ごとに、思い思いの場所で昆虫採集をする参加者のみなさん。 が、参加者のみなさんに申し訳ないことが・・・。 昆虫採集のために設定した時間が短すぎました。 季節柄、ギラギラした太陽のもと長時間にわたる昆虫採集は困難と予想し、ここでは昆虫採集の「体験」をしてもらい、今後夏休み期間にわたってみなさんが各自で昆虫に触れ合うきっかけづくりができればと考えていました。 しかし、予想に反して涼しく快適で深い森の中、昆虫採集にもっと時間をかけ、もっとマニアックな種類や人気のカブトムシ・クワガタムシの生息の兆候ぐらいには触れたかった方が多かったのではないかと思います。 限られた時間ながらも、純粋な目で昆虫を追う子どもたち。 草むらにはたくさんのバッタが見られました。 ほぼだれもが採集したのはツマグロバッタやマダラバッタ。 網をすばやく動かすなどちょっとテクニックが要りましたが、ノシメトンボを採集した参加者のみなさんも。 この日の採集物の一部は、参加者のみなさんのご厚意で萩博物館が寄贈を受けましたので、後日、当館の昆虫担当の椋木専門員より、種類のラインナップなどを当・萩博ブログで紹介してもらうこととしましょう。 さて、ここ陸上自衛隊むつみ演習場での体験は、昆虫採集だけではありません。 もうひとつの貴重な体験をする時間がやってきました。 ふたたび参加者のみなさんの前に姿をあらわした、北村一等陸尉。 後方にはさきほどご紹介した高機動車が5両、整然と待ち構えています。 北村一等陸尉官の合図で・・・ いよいよその時がやってきました! 高機動車へ乗車! 高機動車の後ろの扉がガバッと開かれ、 乗車案内される参加者のみなさん。 自衛官の方々の誘導で、 よっこらせっ!と車高の高い高機動車に続々と乗り込んでいきます。 もちろん、車内にエアコンなどありません。 ハイっ!乗車完了! 映画のワンシーンのような光景です。 ワクワクしつつ、ちょっとドキドキする参加者のみなさん。 これからこの高機動車でどこへ向かうことになるのでしょう? それは次回の当・萩博ブログで!
by hagihaku
| 2014-08-02 12:01
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