べっぴん!美形の萩産ギフチョウ
萩博物館で開催中の特別展「べっぴん!美形いきもの帳」(2015.7.4~9.6)の展示物の中で、展示担当者の一人の私(椋木)から、閉幕までに見ていただきたいオススメのものを折にふれ紹介していきたいと思います。

b0076096_15171962.jpg 展示会場の終わりあたりのコーナーに登場する、萩の昆虫たち。

その中で、最も小さな標本箱に写真の2頭のチョウが展示してあります。

春の女神といわれ、その美しさと可憐さでチョウ愛好家に人気のあるギフチョウです(翅を広げた幅:60mm)。

山口県はギフチョウの分布の西限にあたり、模様などが他の地域のものと異なるため昆虫愛好家に特に人気があります。その中でも、萩をふくむ山口県北部地方のギフチョウは翅を広げた幅60mmと大型になるため(ふつうは45~50mm程度)、時期になると全国から採集者が訪れます。

ここに展示しているギフチョウは正真正銘、萩で採集されたものです。
・・・しかし、実は萩でギフチョウは10年以上も見つかっていません。
昔は萩市の東部のむつみ地域や福栄地域、阿武町宇生賀地区でも見られましたが、今では山口県北部でギフチョウが見られるのは山口市の北東部の阿東町のみになってしまいました。

それだけに、ここで展示しているギフチョウは貴重なものです。

(椋木)

[PR]
by hagihaku | 2015-09-01 08:00 | 企画展示室より
<< 美の競演~萩博物館「べっぴん!... 山口県初のアカオビハナダイ、限... >>