豪華寝台列車「瑞風」(試運転)、萩に到来!(2016.11.17)
山口県萩市を東西に走る山陰本線で2014年に「昆虫トレイン」、2015年・2016年に「萩びーびートレイン」を萩市内各組織と共に主宰してしてきた萩博物館としては、見逃すことのできない出来事が昨日から今日にかけて勃発!

来春にデビュー予定のJR西日本豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」。先日、その立ち寄り地にが、そして停車駅に萩市のターミナル「東萩駅」と伝統建築「萩駅」が選ばれました。

正式な運行に向け、「瑞風」が西日本各地で本番に向けての「試運転」をおこなっていることは先日から各種報道で耳にしていましたが、いよいよ萩の山陰本線でもおこなわれるらしいと察し、私達萩博物館スタッフは市内の「とある場所」へ向かいました。


b0076096_1548148.jpg予想していた頃の少し前に「とある場所」で待機しはじめた私達。
少し息をつこうかと思っていたその時、数百メートル先の遠い南西方向にある踏切の信号が点滅しはじめました。

・・・と、間もなく、右の方から黒い影が。

b0076096_15481551.jpg水平のヘッドライトから光を放ち、クールな顔つきの黒い龍のような列車が私達の視界に飛び込んできました!

「瑞風」です!

テレビや新聞やネットでしか見たことのなかった、あの新世代豪華列車「瑞風」が姿をあらわしました。

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紅葉しかかっている木々をかすめ、その真っ黒い巨体をあらわにした「瑞風」。

本来の「瑞風」は先代のトワイライトエクスプレスから継承したダークグリーンとのことですが、今回は試運転のため黒色ラッピングが施されているとのこと。

ブラックシールド仕様の「瑞風」が、猛スピードで私達の斜め前方を走りぬけていきます。

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私達が待機していた「とある場所」とは・・・

写真の左方をご覧ください。大昔、萩の火山が生みだした岩を使って江戸時代の先人が「志」をこめて組んだ、あの建造物。

そう、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の一つ、萩の遺産のランドマーク的存在の「萩反射炉」

b0076096_15491186.jpg萩は全国でも数少ない、世界遺産のすぐそばを鉄道が走っている地。

世界遺産「萩反射炉」へ、黒船のように到来した豪華列車「瑞風」。最高そして究極のペアリングができあがりました!

b0076096_15493824.jpg試運転の「瑞風」は速度を落とすことなく、まるで反射炉ができたころの激動の時代の海を滑るかのように、黒い巨体をすべらせていきます。

周囲には突然の出来事に立ち止まって固唾を飲む観光客。

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先頭車両の横に・・・「TWILIGHT EXPRESS MIZUKAZE」の金文字が見えます。

栄えある伝説の列車だけが冠する、選ばれし文字。

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最後尾に、「瑞風」の最大の特徴ともいえる展望デッキが。
来春より、この展望デッキから、数々の人々が「萩反射炉」はじめ萩の美しい風景との時を過ごすことになるのでしょう。その歴史が幕を開ける日まで、あと数ヵ月。

黒づくめの「瑞風」は、北東に向け、矢のように走り去っていきました。
その勇姿から、こんな声が聞こえてきそう。

・・・ 萩よ、これが「瑞風」だ。

かつてからのマイカーでの旅はもちろん、数々のバスツアー、クルーズ客船、萩びーびートレイン、そしてついに伝説の豪華列車が来訪することとなった萩。
まちじゅうを自然・文化・歴史を開拓し保存し発信する屋根のない博物館と見たてた「萩まちじゅう博物館」の中核施設として、萩博物館ができること、やるべきことは!?

・・・萩博物館人として襟を正しつつ、黒船に遭遇したかのような気持ちで「瑞風」の試運転を見送った私達でした。

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by hagihaku | 2016-11-17 15:45 | 催し物のご案内
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