何だか、海に入ってばかりいるみたいな私(堀)。もちろん今日も海です。
今回は6/26から始まった宇田小学校5・6年生の総合学習「宇田の自然を知ろう~海の生き物編」の第2回目。前回は室内授業でしたが、気温24度・水温22度を超えた今日は、もちろん海へ。 ← 場所は阿武町宇田の漁港の内湾。10人でマスク・シュノーケルの使い方を講習した後、早速、岸辺へ。ちょっと予想していた通り、やっぱり22度っていうのは冷たいっ!みんな恐る恐る足から腰へ、そして肩へと海に浸かっていきます。 ← 浸かってしまえば案外早く水に慣れたので、みんな海面・海中を動き回り、網で魚を追いかけはじめました。何人かのお友だちは、やはり寒くなったので上陸し、岸辺から魚や貝を採集することに。 私もしばらくすると寒くなったので陸に上がって指導しようとしましたが、「堀先生、海に入らないと魚はとれませんよ」とツっこまれ、ふたたび海中の人に。 ← ・・・そこで、秘密兵器が出動! 萩博オススメ・お墨付きの、「(ほぼ)かならず魚がとれる網」!! 2本の棒の間におもり付きの1.5m四方の網が張ってあり、棒をうまくあやつりながら前進すると、底にいる魚も中層にいる魚も、ほぼゲットできるのです! ただし、網を上げた姿が、ちょっと怪しげ・・・ ← 「(ほぼ)かならず魚がとれる網」をみんな交代で使って、ごらんのとおり。ドロメ(ハゼのなかま)、メジナの子ども、ボラの子どもなどなどを次々とゲット!! ← そして、宇田漁港の名物といえば「マガキガイ」。これは熱帯性の巻貝ですが、2004年の夏に宇田小学校の金子君がここで親貝の集団を見つけ、新聞やTVなどで話題になりました。でも、昨年末の冬に水温が13℃を下回るほど下がったので、もしかしたら寒さで全滅したかも・・・と心配していたのですが、たくさんの親貝がここの海底で元気に暮らしていました! これは記者発表できるぐらいのネタですが、この場でお知らせしておきますね。 ← こうして1時間半ほどの海での採集を終えて、教室に戻ってきました。このシリーズ授業では、採集した魚や貝をうまく飼う技術も勉強して、「宇田小ミニ水族館」を作るのです。 そこで、ひとつ関門。「ようし、飼おう!」と言って、いきものを水槽にいきなりドボンと入れてはいけないのです。まずは、採集した魚貝と海水を、ビニール袋に少し取ります。 ← そして、何週間も前から作っておいた飼育用の海水の入った水槽に、袋ごと浮かべます。 袋の中と水槽の水温が同じぐらいになったら、少しずつ袋に水槽の水を混ぜて慣らし、それから、魚貝たちを水槽に放すのです。 ← ごらんください。かわいいミニ水族館ができました! ですが、これからこそがたいへん。水質をチェックしたり、相性の悪い魚を分けたり、餌を調べて与えたり・・・今日からみんなで、ミニ水族館の「管理運営事業」がはじまります。がんばりましょうね。 次回、第3回目の授業は7/10。都合がつけば、宇田の沖に浮かぶ秘境の島・「姫島」にわたって採集です!
by hagihaku
| 2006-07-03 19:43
| 萩博講座(ワークショップ)
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