シリーズ番外編でホットなニュースをお届けします。8月1日から「長州ファイブ展」の井上馨コーナーにて、なんとかの有名な円山応挙の作品「雪中鴨図」を初公開することが決まりました。ご覧ください、このなんとも愛くるしい目をした鴨の絵を。
「でもなんで応挙が?!」とお思いの方も多いでしょうが、この作品は現在、とある個人の方がご所蔵されるもので、もとの所蔵者が井上馨だったのです。しかもそのことは、この作品に添付されている贈呈状によって、きちんと裏付けがとれるのです。ご所蔵者いわく、本作品が一般に公開されるのは今回が初めてとのことです。 なお井上馨がどうして応挙の作品を持っていたのか等々については後日改めてご紹介いたします。 当館の副館長が送った熱いラブコールがご所蔵者に受け容れられ、急きょ決まったこの展示。応挙作品だけでなく、井上馨自筆の漢詩、長州出身の杉孫七郎自筆の漢詩(井上馨銅像除幕式の際の作)をあわせ、計3点の秘蔵品のお貸し出しを快くご許可くださいました。この場を借りて御礼申し上げます。 こうしてさらに彩りが加えられることになった「長州ファイブ展」。展覧会をやるといつものことですが、後期になればギャラリートークもヒートアップしてきます。暑い季節ですが、この機会にぜひ涼しい展示室で、心が豊かになる楽しいひと時をお過ごしください。 (道迫)
by hagihaku
| 2006-07-26 19:34
| 企画展示室より
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