IE9ピン留め
夏の萩の海の楽しみ方 「倉江の浜―風景編」
 みなさん、この夏、萩の海を楽しんでいますか? でも、ただ海で戯れて、BBQをして、後片づけをして帰ってしまうのでは、実にもったいない・・・。ここ萩は、屋根のない展示室-「まちじゅう博物館」。この「まちじゅう博物館」は、海にも広がっています。

 そこで今日は、夏の萩の海のとっておきの楽しみ方を紹介しましょう。萩の海の楽しみ方には、「風景編」(=風景を堪能)、「生物編」(=そこにすむ生き物たちに出会う)、「体験編」(=働きかけて何かをゲット)・・・などなど、いろんなコースがあります。今回ご案内するのは、倉江ノ浜の「風景編」。

←ここが倉江ノ浜(玉江から県道64号線を三見方面)。
 日焼け止めをして、まずは散策を。海の香りを嗅ぎ、波の音を聴いてください。ときどきサンダルをぬいで、素足で砂にふれましょう(※あぶない漂着物に注意)。そして、青い海と波、緑の海岸の風景を包みこむように見てください。・・・あなたは、気づかないかもしれないけど、確実に癒されつつあります。

← さて、ここから先は、海中の「風景」を散策。まず、クラゲに刺されないように、薄着でいいので長袖の上下を着用。そして、ケガをしないように、濡れてもよい運動靴やブーツを履き、手には手袋か軍手。それから、水中メガネを装着。
・・・そしたら、そこの波打ちぎわに向かってください。足から少しずつ、海に浸かっていきます。
← 腰ぐらいの深さに来たら、ひざをつき、顔をつけて海中で波打ちぎわをふり返ってください。
 そこに見えるのは・・・「ここは沖縄?」と間違えるほど透きとおった水と波。上には、鏡のような海面にさしこむ日光。下には、白い砂の上にユラユラゆれる波紋。ときどき、小魚がサーっと目の前を泳ぎ去っていきます。
■ 水深10~50cm  波が超穏やかなとき限定。荒れている時のココは危険なので×。

← ふたたび沖の方を向いて少し進むと・・・。
そこには、あざやかなグリーンが海底に一面。ん?キャベツ畑??
・・・「アオサ」や「ヒトエグサ」などの海藻(緑藻)がちぎれて流されてきて、こうして浅い海底にたまっているのです。緑藻はすべて半透明で、一枚一枚がオシャレ。
■水深50cm

← さて今度はちょっと視線を水平に向けると、左右のあちこちに黄金の林が。海底にこんな森林が??
・・・「ホンダワラ」などの海藻(褐藻)が、海底から海面近くまで生えているのです。
■水深50cm~1.5m

← お?ここは萩往還?? 海底に小石が敷きつめられ、石畳の小道のようになっています。倉江ノ浜の海底には、こんな場所がたくさんあります。
■水深1~1.5m

← 今度は、白い砂のストリート。海藻の庭の間を縫うように、ずーっと向こうまで続いています。
■ 水深1~1.5m
← 水中メガネをつけて海中に入ったら、ぜひやってほしいことがあります。ちょっと息をとめて海底の方へ潜り、底の方から海面を見上げてみてください。
・・・そこに見えるのが、海中から望む夏の太陽。夏の陸上の太陽はあんなに攻撃的なのに、海ではブルーに溶けこんで涼しくユラユラゆれ、癒してくれます。
■ 水深1~2m

← 海底の岩のそばから、海面を眺めます。日光がカーテンのようにふりそそぎ、まるで森林に差しこむ太陽のようです。涼しい海中での森林浴。
■ 水深1.5~2m

← 息が長い方は、海上まで続いている岩のそばをちょっと潜ってみてください。その壁面は海中ではこんなふうに、ちょっとした「急斜面」になっています。まるでスキューバダイビングをやっているような探検気分。目の前をたくさんの魚が通り過ぎていきます。
■ 水深2m

← そんなこんなしているうちに、きっとあなたの夏の時間はあっという間にすぎてしまいます。
浅いところに戻って、海から顔をだして空を眺めてください。
・・・さっきまで暑かった萩の夏空が、美しい夕暮れ空に変わっています。

← そろそろ、海から上がりましょう。
ヒグラシの鳴き声を聞きながら、帰りじたくを。
そして最後に、夏の倉江ノ浜から最高のプレゼントを受け取ってください。それはもちろん、海の夕焼け。

← こんな夕焼けは、夏にしか見ることができません。倉江ノ浜で太陽が海にしずむのは、夏だけ。
・・・いかがでしょう。今回紹介したのは、倉江ノ浜「風景編」のほんの一部。これだけでもじっくり堪能できたら、あなたは必ずまたここに来たいと思うはず。
 ほかにも「生物編」「体験編」・・・、さらに「秋編」「冬編」「春編」、またさらには「菊ヶ浜編」「見島編」・・・などなど、「まちじゅう博物館」の海バージョンは盛りだくさん。それらはまた後日、このブログで紹介しましょう。(「まち博ニュース」に載せた方がいいかな?)

この夏は、今までとは違った方法で、萩の海をたっぷりお楽しみください。

※ なお、海が荒れている日や強風の日は、決して出かけないでください。また、海へは一人ででかけず、必ず複数の大人と一緒に。水中メガネを使うときは、無理な息こらえをしないようにしましょう。
by hagihaku | 2006-08-07 19:47 | いきもの研究室より
<< 8/5(土) 「星の動きを調べよう」 「深海魚フィギュアをつくろう」... >>