8/16(水)のこと。家族で萩に来ていた宇部市の中学2年生・渡辺君が、ちょっと変わったものを寄贈してくれました(堀の代理で椋木が対応)。
← これがそのブツ。長さ約7cm。小さなヤシの実のようで、長いトゲがたくさん生えています。でも、これは「静物」ではなく、トゲをゾワゾワと動かして進もうとするので明らかに「生物」。 正体は「ヒラタブンブク」という海の生物。萩市の嫁泣で2匹見つけたそうです。「ぶんぶく茶釜」みたいなので「○○ブンブク」というようですが、広い意味での「ウニ」のなかま。 ← 「萩博いきもの研究室」の小型水槽で飼育を開始。海水浴場では気をつけてくださいね。みなさんが泳ぐ昼間、この「ヒラタブンブク」は海底の砂に浅く潜っているので、気づかず踏んでしまうことがあります。トゲが鋭いので足にささると痛い! でもトゲに毒などはありません。かといって、ウニのように食用にもなりません。 以前は萩近海にはあまりいなかったのですが、数年前からよく見られるようになりました。熱帯性の生物なので、近年の水温の上昇と関係があるのかもしれません。 ← 渡辺君は、同じ日に美萩浜でとれた「タツノオトシゴ」も寄贈してくれました。 萩博には今、長さ4cmほどの「ミニタツ」もいますが、今度のは長さ7cmぐらいで、ちょっとオトナびています。 ・・・そういえば、8/9(水)の「萩博いきもの研究室」の伝言帳を見たら、広島からの来館者の方が、「ミニタツ」へ激励の言葉をくださってました。 →→ 「たっつーがカワイイ!! がんばれ、たっつー! しっかり生きろ! 応援しとるけえねぇ >_< 」・・・と、力のこもった応援ぶり。ニックネームまで変えていただいて。 「タツノオトシゴ」って、小さくてユラユラしていて頼りなさそうだけど、癒し系で、見ていると何だか放っとけなくって 「がんばれっ!」って応援したくなりますね。今回入った新入りの「タツノオトシゴ」(「たっつー2号」と名づけました)も、応援してやってくださいね。 ヒラタブンブク と タツノオトシゴの「たっつー2号」 ■展示場所: 「萩博いきもの研究室」内 小型水槽 (無料ゾーン) ■展示期間: 18年8月18日(金)より、しばしの間
by hagihaku
| 2006-08-18 11:39
| いきもの研究室より
|
ファン申請 |
||