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夏の海からの贈り物
今日の萩は、北西を台風が通過中で朝から雨。でも、これが過ぎたらまた暑い夏に戻るんでしょうね。みなさん、夏バテしてませんか?(・・・私はぜんぜんしてませんけど。)

先日、海洋調査で菊ヶ浜で素潜りしていたとき、ちょっとイイモノを見つけました! いかにも夏バテに効きそうなモノ。
夏の海からの贈り物_b0076096_12584761.jpg← これです。なんでしょう? アワビ?ただの石? 長さ約10cm、防波堤にくっついていました。

・・・「イワガキ」というカキです。カキといえば、ふつう旬は冬ですよね。私たちがよく食べるカキは「マガキ」という種類で、夏は卵巣が発達しすぎて風味が乏しく鮮度が落ちやすいため、「Rのつかない月には食べない」というほど夏には食べません。でも、逆に夏に旬を迎える種類のカキもいて、それがこの「イワガキ」。

夏バテ気味の方、海で勝手に採集することは禁止されていますが、店頭で見つけたら食べてみては?
夏の海からの贈り物_b0076096_1312611.jpg最近はオシャレな「oyster bar(オイスターバー)」でも世界のカキを食べられるんですね。先日の休暇の時、学生時代の後輩が連れて行ってくれたので、昼間っからみんなで白ワインと一緒にいただきました。

← お皿の左の方が、今が旬の南半球オーストラリアのカキ(「オーストラリアガキ」)。右が、最善の鮮度維持をして入荷された広島や厚岸(北海道)の高級ガキ(「マガキ」)。どれも美味しかったけど、やっぱり今が旬のオーストラリアのカキは濃厚でよかったなぁ。

やはり、海からの「贈り物」をフルに楽しむには・・・ 「旬」というか、ベストの時期やタイミングをよーく見て挑むことが秘訣なんだ、とカキが教えてくれたような気がします。
by hagihaku | 2006-08-19 13:14 | いきもの研究室より
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