8/26(土)にNPOの村上さんから、さらには8/27(日)に阿部さんから萩博に電話が。菊ヶ浜に、変ないきもの・・・紫色のタコみたいな変わった生物がいるというのです。
「んっ!これはムラサキダコではっ?」と思い、8/27の朝9時ごろ、私(堀)は水中カメラをもって菊ヶ浜へ。そこで私はついに目撃してしまったのです。先日のブログで紹介した、このタコがヘビに化けるという伝説・・・そう云われる瞬間を。今日、萩博ブログをご覧のみなさまにも、その驚異を味わっていただきましょう。 ![]() ← 8/27の朝9時、菊ヶ浜に到着。夏休みも終わりに近づき、ビーチには人気(ひとけ)はまばら。 残暑のまぶしい日差しをあびながらビーチに沿って歩いていると・・・ ← ・・・驚きました。私はてっきり、1~2匹ぐらいムラサキダコがいるのだろうと思っていたら・・・水中のあちこちに黒い影が・・・。8匹も発見!!1匹ずつ調べましたが7匹はすでに息絶えて☆に。しかし、1匹はまだ生存。この1匹がこの後、驚異の「変身」を演じてくれたのです。![]() ← ここから先はすべて水中写真。 水深1mぐらいの海底にいたので、さっそく私は水中メガネ・シュノーケルで素潜りして激写! 胴体の長さ13cm、全体の長さ35cmていど。ちなみに、これぐらいのサイズのムラサキダコはすべてメス。オスは成長しても3cmぐらいのミニサイズ。 ![]() ← さらに接近。・・・すると、「見ぃたな~っ」てな感じでギロリと睨む彼女(=このムラサキダコ♀)。 体の中央の下側から、小さな円い目が見ているでしょう。 ![]() ← 私を敵だと思って逃れようと思ったのでしょう。彼女は体のお腹(おなか)側にある「漏斗(ろうと)」から水を噴射して、海底から浮上しようとしはじめました。 そのジェット噴射によって、海底の砂がモクモクと巻き上がります。 ![]() ![]() ![]() ↑・・・そして、まるでスペースシャトルが離陸するように、彼女は海底を飛び立ちました。ふわりと上昇(中央の写真)・・・それから、墨(すみ)をボワッと噴射(右の写真)。 ![]() ← 次の瞬間!! ついに「変身」が。彼女の腕のあたりから、布のようなものがヒョロヒョロ伸びてきたのです。写真は体を横から見たところで、左側が胴体(俗にいう「頭」)の方、右側が腕(俗にいう「足」)の方。 ![]() ← その布のようなものはさらに伸びていきます。2つ上までの写真と見くらべてください!確かにさっきまでは、こんな姿じゃなかったですよね。 ![]() ← まだまだ長く伸びます。この時点で、長さは実に1mぐらいになっています! ← まだまだ止まりません。伸びていきます。布のようなものの右端には・・・よーく見てください、ヘビの皮のような模様があります。![]() ← さらに伸びて、ついに約1.2mほどの長さに。 ![]() ← 今度はさっきとは左右逆の方向から激写!! これはもう、「タコ」というよりも、細長い別の生物。 ![]() ← 1.5mぐらいにも伸びたでしょうか。水中カメラのモニターに入らなくなるほどの長さに。この「変身」にかかった時間は数分~10分ぐらいだったでしょうか。 ・・・おそらく彼女は、私という敵から逃れるため、別の生物か物体に化けた(「擬態(ぎたい)」した)のだと思います。こうして細長い別物に変化する様子を見た昔の人々が、「タコがヘビに化ける」という伝説を語り継いできたのでしょう。 ![]() ムラサキダコが伸ばした細長い布のようなものは、ちぎれて体から離れることもあるようです。 ← 今回撮影した彼女のものではありませんが、別の個体からちぎれたと思われる布が、菊ヶ浜のところどころにただよっていました。この、ちぎれた布のような物体も、「タコがヘビに化けた」後の姿に見えますね。これも、「化けダコ伝説」の由来になっているのかも。 ![]() ↑ ・・・正面から見た彼女の姿。白い砂の海底に人の形の影を落とし、まるで黒いマントを装った宣教師のようです。不気味だけれども、何かを訴えるかのようにマントを広げてユラユラただよい・・・何だか神々しさを感じました。 私と彼女の駆け引きは、この後もまだまだ続きます。この後の展開は、また明日のブログで・・・。 ムラサキダコが萩の岸辺で見られるのは今がチャンスかも。夏休みの終わりに、ちょっと足を伸ばして菊ヶ浜で貴重な「化けタコ」ウォッチングはいかが? by hagihaku | 2006-08-28 20:37 | いきもの研究室より
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萩博物館
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