10/16(月)、10/23(月)から続く明倫小学校4年4組の貝の授業。11/6(月)にそのシリーズの最終回をおこないました。
← 35人のみんなは前回菊ヶ浜でいろんな貝殻を採集しましたが、今回はまず、その貝を萩博の講座室に持ち寄り、いろんな切り口で検討。 そして採集・調査のテーマをもっと具体的に考え、今後もう数回ほど菊ヶ浜で調査をし、結果を11/19(日)の「わくわく明倫ランド」で発表しよう・・・というわけです。 ← まず、みんなが採集した貝にはどんな色があったかな? 採集した貝を、白色、紫色、茶色・・・と分けてみました。その結果をみんなで出しあったところ・・・ おやっ? 白やオレンジや茶色の貝は多いけど、青や緑色の貝はほとんどないね!? ・・・それは、どうしてだろう? ← それから、前回みんなは「珍しい貝がほしい~っ」と探しまわってたけど、「珍しい」ってどういうこと? 菊ヶ浜のことも貝のことも知らない人々に、「その貝が珍しい」ってことを伝えるためには、これからどんなことを調べてどんな発表や展示をしたらいい? ・・・そうやって考えてみたら、テーマが見つかるかもね?・・・という感じで、班ごとに今後に向けての採集・調査テーマを考えました。 ← そうして、採集テーマを決めて気持ちあらたに、ふたたび菊ヶ浜での採集にGO! さっきまでテーマの考案に苦戦していたみんなも、やっぱり海に行くと表情がパッと明るくなってはしゃぎ回ります。 ← もちろん、ちゃんと貝を採集してます。 今日のみんなは具体的な採集テーマをもって臨んでいるから、浜も貝も違って見えるかな? ← おっ、みんなが輪になって何か騒いでいるけど・・・ 何か注目すべきスゴイ貝でも見つかった?・・・と思ったら、輪の中央には1匹のクサフグが。生きたまま浜に打ち上げられていたので、みんなで救出して海に帰すとのこと。 海辺を歩いていると、いろんなできごとがあります。 ← ある女の子が何かを大事そうに持ち、叫びながら私に突進してきたので、 「んっ!超珍しい貝でも見つかったかっ!?」 と期待に胸をふくらませて受け取って見たら・・・ ・・・砂で作ったダンゴでした。 砂が前夜の雨で濡れていて、塊にして持ち運べるのが面白かったので作ったとのこと。 いやいや、そうじゃなくって、貝をさがそうよ~。 ← こんどは波打ち際に何人かが集まっているので、私が「ナニナニ?」とのぞいてみたら・・・ ・・・観光客の方々がつくった、「砂の城」でした。中央の突出部には、菊ヶ浜の貝殻がはめ込んであります。地元の子どもたちを注目させるとは・・・、観光客の方、なかなかやりますな。 でも何だか、今回の授業の趣旨から外れてきたような気が・・・。 ← てなことをやってる間に、授業時間が終了。海岸の空地に再集合。 海のいろんなモノに目をうばわれてしまった場面もありましたが、テーマを設定しての貝の採集・調査の道すじはできたことでしょう。今後は学校の授業で何度か菊ヶ浜で採集・調査をし、11/19(日)の「わくわく明倫ランド」を成功させてほしいものです。 ↑ ちなみに、整列するみんなの先頭(写真の左端)に、ひとつの石碑が。碑には・・・ 「活眼を ひらくとゴミが 眼にはいり」 それは、萩が生んだ川柳人-井上剣花坊(いのうえ けんかぼう)の川柳。ここ菊ヶ浜をはじめ、市内各所にこうした碑があります。 萩博ではちょうど今、その井上剣花坊に関する展示-「井上剣花坊と川柳」展を開催中〔11/2(木)~12/10(日)〕。興味のある方は、ぜひ展示担当者のブログ、そして当館HPの該当ページへどうぞ。
by hagihaku
| 2006-11-07 12:06
| 萩博講座(ワークショップ)
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