つぎに、萩学展示室から「書簡でたどる松陰の生涯」第3回目をお届けします。
一応、場所の説明をしておきますと、松陰の映像が7分間流れるステージのほぼ中央に、特製ののぞき型ケースが設置してあります。 なお、通常の手紙だとこのケースは威力を発揮しないのですが、裏面にも文字が書いてある時、下に見えるガラスに反射してきちんと文字が読み取れるように仕掛けがしてあります。 ガラス越しとはいえ、松陰先生の直筆の手紙が皆さんのすぐ手元でご覧になれます。読み下し(書き下し)文を添えていますので、見比べながらじっくりとご堪能ください。 ※ただし、ガラスを強く押さないようにお願いします! 江戸遊学中に萩の父に送った手紙 松陰が22歳の嘉永4年(1851)8月9日、初めての江戸遊学中に萩の父に送った手紙。今年は非常に残暑が厳しいですが、父母はじめ、家族皆お元気のようですので喜んでいますと述べ、自分もまた元気に勉学に励んでいますという。また、最近は萩から小倉健作が江戸へ出てきたため、その才気に触れてますます励みになったとも伝えています。最後のあたりでは、流行病の噂などないですが、くれぐれも健康には気を付けてほしいですと書き添えています。 なお、このブログをよくご覧いただいている方はお気づきかと思いますが、いろいろあって第2回目をすっ飛ばしてしまいました。あしからずご了承ください。 (道迫)
by hagihaku
| 2007-03-17 11:46
| 常設展示室より
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