さあ、一体これはなんでしょう???
これは太陽くらいの質量の星が死んだ後にできる惑星状星雲というものです。 らせん状星雲(The Helix Nebula)と呼ばれ、みずがめ座の方向にあります。 私たちから約650光年の距離にあり、見た目の大きさは満月の半分ほどもあります。 太陽質量程度の星は死に近づくにつれ、どんどん膨れ上がっていき、 自分自身を形作っていたガスを宇宙空間にまき散らして死んでいきます。 そして、その中心部には白色矮星と呼ばれる星の芯が残ります。 Credit: NASA, NOAO, ESA, the Hubble Helix Nebula Team, M. Meixner (STScI), and T.A. Rector (NRAO). ご注意!! 最近、チェーンメールなどでこの天体が話題になっているようです。 「神の目」と呼ばれ、「3000年に1度の現象」であるとか、「七つの願いが叶う」とか 言われているようですが、全く根拠がありません。この天体は望遠鏡なしでは見る ことはできませんし、望遠鏡が発明されてからまだ400年くらいです。 このような話題にだまされないようにご注意ください。
by hagihaku
| 2007-07-13 22:38
| 天体観測室より
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