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常設展示の研修会
今日の午後、新しくなった常設展示の研修会を行いました。
ふだん、来館者に展示ガイドをしていただいている、NPOスタッフの方を対象とするものです。
展示の見どころ、ポイントを来館者の方へお伝えするため、途中、意見交換しながら研修会が進みます。

常設展示の研修会_b0076096_1752716.jpg展示の導入にあたるところです。
エントランスから回廊をぬけ展示室に入ると、
萩市街の航空写真が見えてきます。
とくに、鮮やかな青色の海が目を引きます。
まずは旧城下町、萩三角州を確認します。

常設展示の研修会_b0076096_17522196.jpg樋口副館長です。
江戸時代、260年間もの長きにわたり
防長両国を支配した毛利氏の治績をみます。
6代藩主宗広所用の甲冑と刀の前で、
じっさい、多くの方が足を止めておられます。
ディテールにまで及び、話しが弾みます。

常設展示の研修会_b0076096_17574127.jpg参勤交代を紹介するコーナーも登場しました。
大名行列を描いた錦絵や江戸藩邸の図など、
ビジュアルに楽しい資料が並んでいます。
また、毛利氏が通った参勤交代のルートも
図解で紹介しています。

常設展示の研修会_b0076096_1758438.jpg清水主任学芸員です。
なぜ城下町絵図が、
今も地図として使えるのか、
この疑問に答えるコーナーを新設しました。
過去から現代へ受け継がれてきた稀有な町。
未来に残したい町という熱い思いをこめて、
なぜ城下町の要素が良好に残ったのか、
その真相に迫ります。

常設展示の研修会_b0076096_1759361.jpg鉄製の防火用水桶や消火に用いる水弾器。
こうした大きな民具も目を引きます。
実際に本物を間近で感じてみてください。
使い込まれた形跡がよく窺えると思います。

今日はこのほか、わたくしドウサコが担当した、明治維新についてもご説明をさせていただきました。

このように、展示ガイドの方は、萩博の展示の水先案内人として活躍してくださっています。
みなさん、今日は長い時間、おつかれさまでした!
by hagihaku | 2007-10-05 18:00 | 常設展示室より
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