今日の午後、新しくなった常設展示の研修会を行いました。
ふだん、来館者に展示ガイドをしていただいている、NPOスタッフの方を対象とするものです。 展示の見どころ、ポイントを来館者の方へお伝えするため、途中、意見交換しながら研修会が進みます。 展示の導入にあたるところです。 エントランスから回廊をぬけ展示室に入ると、 萩市街の航空写真が見えてきます。 とくに、鮮やかな青色の海が目を引きます。 まずは旧城下町、萩三角州を確認します。 樋口副館長です。 江戸時代、260年間もの長きにわたり 防長両国を支配した毛利氏の治績をみます。 6代藩主宗広所用の甲冑と刀の前で、 じっさい、多くの方が足を止めておられます。 ディテールにまで及び、話しが弾みます。 参勤交代を紹介するコーナーも登場しました。 大名行列を描いた錦絵や江戸藩邸の図など、 ビジュアルに楽しい資料が並んでいます。 また、毛利氏が通った参勤交代のルートも 図解で紹介しています。 清水主任学芸員です。 なぜ城下町絵図が、 今も地図として使えるのか、 この疑問に答えるコーナーを新設しました。 過去から現代へ受け継がれてきた稀有な町。 未来に残したい町という熱い思いをこめて、 なぜ城下町の要素が良好に残ったのか、 その真相に迫ります。 鉄製の防火用水桶や消火に用いる水弾器。 こうした大きな民具も目を引きます。 実際に本物を間近で感じてみてください。 使い込まれた形跡がよく窺えると思います。 今日はこのほか、わたくしドウサコが担当した、明治維新についてもご説明をさせていただきました。 このように、展示ガイドの方は、萩博の展示の水先案内人として活躍してくださっています。 みなさん、今日は長い時間、おつかれさまでした!
by hagihaku
| 2007-10-05 18:00
| 常設展示室より
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