天然記念樹の調査をしていたところ、思わぬ副産物を発見しました。
萩市三見のバクチノキを調査していたところ、幹にきれいなカメムシを発見しました。 バクチノキの幹です。 樹皮が剥がれる姿が、ばくちで負けた人が身包みを剥がされる姿に似ていることから、この名前が付いたそうです。(萩ものしり博士より) バクチノキの幹にいたキマダラカメムシです。 このカメムシは、九州地方に生息する南方種です。 山口県では2002年に宇部市と小野田市で初めて発見されました。 その後も毎年のように発見されましたが、いずれも山陽側での発見例で、山陰側では今回の発見が初めてです。 成虫が2個体と幼虫が1個体いたので、この地で発生しているものと思われます。 秋が深まれば、もっと多くの個体が集ってくるだろうと思います。 この日は、あくまでも天然記念樹の調査で、採集用具がないため、写真だけを撮りました。 (ムクノキ)
by hagihaku
| 2007-10-09 09:57
| いきもの研究室より
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