イラガの繭
昨年の秋に、ヒロヘリアオイラガの幼虫が、ハギの葉に大発生したことを書きました。
そのヒロヘリアオイラガが、ハギの木の側のシラカシの木に繭を作っていました。
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イラガの繭は、左の写真のような白磁器を思わせるような繭が一般的なイメージで、別名を「スズメのタンツボ」とか「スズメの小便ツボ」とも云うようです。
これは、「イラガ」の繭でイラガにもいろいろな仲間があって、その種ごとに繭の形も色も違うのです。





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ヒロヘリアオイラガの繭は、ご覧のように萩焼で作った弁当箱のような繭を作ります。
成虫は、緑色をした派手な蛾なのに、繭はわびさびの世界です。
反対に、イラガの繭は派手なのに、成虫はわびさびの世界です。
人間と同じように、輝く一瞬が一生のうちに一度はあるということですかね。





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ちょっと可哀想ですが、さなぎを見たくて繭を破ってみました。すると、私の予想は外れて、繭の中はさなぎではなく、まだ前蛹(ぜんよう)でした。いつ、さなぎになるのか、このままの状態で観察することにします。

しかし、繭も決して安全なものでは、ありませんでした。
頭のいいヒヨドリが、繭をつついて幼虫を食べているのです。このシラカシの木の下部に作っている繭はすべて食べられていました。虫食いの小鳥一羽が一年間に食べる虫の数は100万以上だそうです。そんな小鳥の食料になっている虫の数がすごいと思いませんか。



(ムクノキ)
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by hagihaku | 2008-03-11 09:51 | いきもの研究室より
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