先日のブログに書いた8/13の海中調査の続きです。 以前と比べて環境が変化したところはないか、何か珍しい生物はいないかをチェックするため、私はその日、萩の西にある倉江ノ浜を泳ぎ回っていました。 倉江ノ浜は岩礁と砂浜がミックスされた海岸なので、ちかくの海底にもたくさんの岩礁があります。 このときは潮が引いている時間帯だったので、海底からそそり立つ岩が水面スレスレの位置に。 ・・・まるで、エベレストに登頂したような気分! 水中カメラのレンズを水面から半分出すと、こんな写真が撮れました。 岩の「山頂」の上に水面、さらにその上に海岸の陸地の緑 ・・・という珍しい光景。 ふたたび海に顔をつけて、泳ぎ回ります。 目前に、ホンダワラのなかまの海藻が生いしげる「金色の森」が広がっていました。 先日書いたように、この調査の目的は、以前と比べて環境が変化したところはないか、何か珍しい生物はいないかをチェックすること。 けれど今回は、私の心の中にもう一つ目的がありました。それは・・・私が小学生のころからずっと気になっていた「あるモノ」が今どうなっているのか確かめること。私は子どものころの記憶を頼りに、「あるモノ」を探して泳ぎ回りました。 「ん~・・・やっぱりもうなくなってしまったのかな?」・・・と少しずつ悟り始めた私の目の前に、 突如、奇妙な塊が現われました! 幅 約1.5m! まるで白髪をボウボウと生やした巨大な頭のようです。 その塊はひとつではありません。二つ、三つ・・・ 波が岸に向かうと、その白髪は岸の方へなびき、波が沖に向かうと白髪も沖の方になびき、・・・ まるで白髪の妖怪がさかんに頭をシェイクしているようです。 瞬間、私の中に懐かしさがこみ上げてきました。 これです! 間違いありません! 私が小学生のころ、ここ倉江ノ浜の海中で見た「あるモノ」。 20年以上も前ここで私はこれを見つけ、「へぇ~、こんなところにこんなものがある・・・何だろ?これ?」と感嘆したのを確かに覚えています。 それと同じものが今、目の前でゆらりゆらりとゆれているのです。 さあ、この塊?物体?の正体とは!? 20年以上前のナゾを解き明かすため、私はもう一歩、前に踏み出しました。 続きは次回ブログにて! (堀)
by hagihaku
| 2008-08-20 10:38
| いきもの研究室より
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