カテゴリ:天体観測室より( 120 )
皆既月食観望会
10月8日(水)午後6時から9時30分まで、皆既月食の観望会を行いました。
74名の参加者があり、幻想的な皆既の様子を楽しみました。
長時間の観望でしたが、あっという間の出来事だった気がします。
スマホで皆既月食を撮影された参加者がいらっしゃいましたので、紹介します。

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2014年10月8日19:44  Photo by T.k. at Hagi Museum
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by hagihaku | 2014-10-09 15:12 | 天体観測室より
久坂玄瑞も見た皆既月食
吉田松陰が主宰した松下村塾で高杉晋作と並んで双璧とうたわれた久坂玄瑞は、安政6年(1859)7月15日(西暦1859年8月13日)に皆既月食を見たと日記に記しています。この時、玄瑞は松陰の妹文(来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロイン)と結婚しており、文と一緒に赤銅色の月を見たのでしょうか。
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                                                  久坂玄瑞(1840~1864)

玄瑞が見た皆既月食は、23時23分ごろ欠け始め、翌0時42分ごろ皆既が始まり、2時29分ごろ皆既が終わり、3時45分ごろ月はもとの姿に戻りました。この日の皆既時間は非常に長く、1時間45分以上も続いたようです。今年10月8日も、155年前と同じように皆既月食が起こります。今回の皆既時間は1時間ぐらいです。
萩博物館では二階の天体観望室で、午後6時から午後9時半まで皆既月食の観望会を行います。
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皆既月食(2011年12月10日~11日) Photo by N.F. in Yamaguchi city
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by hagihaku | 2014-09-06 11:05 | 天体観測室より
ふすまの中から幕末の彗星出現
幕末の彗星出現‼─世の中が乱れる「悪星」⁈

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 幕末期会津藩の女性を描いたNHK大河ドラマ「八重の桜」が放映中です。1月27日(日)に放映された「妖(よう)霊(れい)星(ぼし)」では、安政5年(1858)に出現した彗星が登場しました。実は、この彗星は「ドナチ彗星」といって、この年の8月下旬から肉眼で見えるようになり、11月はじめまで見えたといいます。
 萩博物館には、この彗星が描かれた古文書(こもんじょ)を所蔵しています。その古文書は萩市内にある旧家のふすまの下張りから出てきたもので、江戸に滞在している萩藩士三戸(みと)茂内(もない)が萩にいる父親の三戸善兵衛にあてた手紙です。手紙には日付はありませんが、安政5年(1858)の夏から秋にかけて出されたものと思われます。彗星の核の部分も、よく観察され描かれています。

 この手紙の彗星に関する部分を今の言葉にしてみました。

 先(せん)達(だ)ての萩藩公用の飛脚便によれば、徳川(とくがわ)斉(なり)昭(あき)(水戸藩)と井伊(いい)直(なお)弼(すけ)(彦根藩)との対立による政変が起こったということです。萩でもそのような世評があるでしょうか。そのために、「悪(あく)星(せい)」(彗星)が出現したのではないかといううわさです。
江戸でも、彗星は「宵(よい)」(夕方)・「明(あけ)」(明け方)ともに見えます。夕方は西北の空に見え、明け方は東北の空に見えます。とにかく図のように見えています。江戸でも色々と不吉なうわさが立っていますが、それも疑わしいことではありません。

 身体が次第にほてるように、彗星は長く明るくなっています。


 安政5年(1858)は、日本の幕末期の歴史が大きく動いた年です。この年4月23日、彦根藩主井伊直弼が大老(たいろう)に就任し、6月19日、日米修好通商条約が結ばれました。開国に反対していた水戸藩主徳川斉昭は、6月24日、予告なしに江戸城に登城して井伊直弼を責めました。
 井伊直弼は7月5日、徳川斉昭を謹慎処分にし、独裁政治をますます強めていきました。9月7日以降、直弼は開国に反対する尊王(そんのう)攘夷派(じょういは)の志士たちをつぎつぎに逮捕して投獄しました。吉田松陰も、12月5日に野山獄に投獄されました。松陰は翌年の安政6年(1859)に江戸へ送られ、処刑されます。
 当時、日本では、彗星を「妖(よう)星(せい)」または「妖霊星」とよび、何か悪いことが起こる不吉な星と信じられていました。三戸茂内も、彗星を「悪星」とよんでいます。手紙には、彗星を見た茂内の驚きと、世の中の動きに対する不安な気持ちが表れています。

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今年2013年も彗星の当たり年!─二つの彗星が登場

 その一つは、「パンスターズ彗星」です。3月下旬には夕方の西の空、4月初旬からは夕方の西の空と明け方の東の空に見えます。そして、次第に暗くなっていきます。
 もう一つは、「アイソン彗星」です。11月上旬から12月下旬にかけて、明け方の東の空で見えるそうです。

彗星が描かれた幕末の手紙を展示中‼

萩博物館の萩学コーナーで、6月23日(日)まで

パンスターズ彗星を見る会を行います☄

と き:4月5日(金)・4月12日(金)午後7時から
場 所:萩博物館天体観望室
参加料:無料
☄彗星が見えるのは、午後7時30分頃までですので、お早めにご来場ください。

                                                          (小惑星「NH」)
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by hagihaku | 2013-03-10 10:39 | 天体観測室より
輝く冬の星座
博物館では、毎週土曜日に星の会(天体観望会)をおこなっています。
 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星の観望☆(7時30分から9時)。

 寒さ厳しい季節です。
 とりわけ晴れ渡った冬の夜は、いっそう冷えこみます。
 そんな時、空を見上げると一瞬寒さをわすれてしまうほどの星々たちが輝いています。
 オリオン座のベテルギウスとリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のカストルと ボルックス、ぎょしゃ座のカペラ。目立つ星が多く見られます。
 ベテルギウス・シリウス・プロキオンは、「冬の大三角形(トライアングル)」をつくります。
 そんな日(12月17日)に、山口県内タウン情報誌「トライアングル」のスタッフのお二人が、「星の会」の取材に来てくださいました。
 「トライアングル」の方が、撮影されたオリオン座です。
 画像中央あたりに、3つの星が縦にならんでいるのがわかりますか。オリオン座の三つ星です。
 
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 そんなわけで当日は、三つ星の右横下あたり、オリオン大星雲(M42)にも天体望遠鏡を向けてみました。小惑星NHが、コンパクトデジカメで撮影したオリオン大星雲です。
 
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(小惑星NH)
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by hagihaku | 2012-01-04 15:57 | 天体観測室より
木星観望の絶好期!
たいへんご無沙汰しております。
「小惑星NH」です。
何ケ月間か、宇宙空間を彷徨っていました。

 博物館では、毎週土曜日に星の会(天体観望会)をおこなっています。
 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星空の観望(7時30分から9時)。

 現在、木星観望の絶好期です。
 この時間、木星は、南の空にいます。
 天体望遠鏡からは、木星の縞模様とイオ・エウロパ・ガニメデ・カリストの4つのガリレオ衛星を見ることができます。

 画像はコンパクトデジカメで撮影したものです(2011年11月12日午後8時6分)。
 木星の縞模様が写っています。
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 あなたも、マイデジカメで木星を撮影してみませんか。

(小惑星NH)
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by hagihaku | 2011-11-13 18:54 | 天体観測室より
土星を見よう!
土星観望の絶好期!

 お久し振りです。「小惑星NH」です。

 博物館では、毎週土曜日に天体観望会をおこなっています。
 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星の観望(7時半から9時)。

 現在、木星観望の絶好期です。
 土星は、南の空にいます。
 去年の土星は、環(リング)が真っ直ぐで、串ダンゴのように見えていましたが、今年の土星は、環が開き始めたばかり。
 環は年々大きく開いてきて、2017年には最大となるそうです。
 7月ごろまで、土星の観望を楽しめます。

 去年4月の土星
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 今年4月の土星
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 昨日(5月7日)の昼前、「小惑星NH」は、南の空に虹色の雲を見ました。
 「彩雲」というそうです。
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(小惑星NH)
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by hagihaku | 2011-05-08 11:48 | 天体観測室より
秋の夜空から
木星観望の絶好期!

 本当にお久し振りです。「小惑星NH」は、しばらく天空を彷徨っていました。

 博物館では、毎週土曜日に天体観望会をおこなっています。
 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星の観望(7時半から9時)。

 この秋は、木星観望の絶好期です。
 日が暮れると、南の空にひときわ明るく輝く星が見えます。
 太陽系最大の惑星、木星です。
 なぜか理由はわかりませんが、今年の木星は縞模様(南赤道縞)が一筋見えなくなっています。
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 望遠鏡では、木星のまわりをめぐっている4個のガリレオ衛星も見えます。
 木星の近くには天王星もおり、望遠鏡で見ることができます。
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 秋の夜長に、木星を是非お楽しみください。

(小惑星NH)
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by hagihaku | 2010-10-23 13:06 | 天体観測室より
8月21日の夕暮の西空から
夕焼けと金星 

お久し振りです。「小惑星NH」です。

 博物館では、毎週土曜日に天体観望会をおこなっています。
 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星の観望(7時半から9時)。

 先週8月21日(土)の午後7時過ぎ。
 サーチライトを照らしたような夕焼けが見られました。
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もうこの頃には、西の空に金星が輝き始めます。
 望遠鏡で見る形は、上弦の月のような半月状です。
 すぐ近くには、土星も観望できました。
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 夏の特別展「2010年UMAとの遭遇」の大盛況の影響で、土曜の昼間の太陽観望とマイ星座作りも大賑わいです。

(小惑星NH)
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by hagihaku | 2010-08-28 14:04 | 天体観測室より
天体情報その5
部分月食の実験

 博物館では、毎週土曜日に天体観望会をおこなっています。
 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星の観望(7時半から9時)。

 先週の6月26日(土)は晴天であれば、部分月食が見られるはずでしたが、あいにくの雨空で残念ながら見ることができませんでした。

 そこで、発泡スチロールの球とLED照明を使って、部分月食が起きる仕組を実験しました。大きい球は地球、小さい球は月、LED照明の太陽が照らしています。
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 月が半分欠けているのが分かりますか。
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 部分月食の実験のあとには、今年の火星・金星・土星の位置を星図の上に落とし、その動きを確かめるワークショップを行いました。
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 6月26日(土)の1週間前の6月19日(土)は、曇り空でしたが朧月が観望できました(上弦の月、半月)。
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 この時の月のクレーターです。
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この日の昼間は、太陽は時々顔をのぞける程度でしたが、プロミネンスがよく観察できました。
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(小惑星NH)
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by hagihaku | 2010-07-02 19:50 | 天体観測室より
天文情報 その7
6月5日の萩の空(天体観望室から)
 博物館では、毎週土曜日に天体観望会をおこなっています。
 昼は太陽の観望(1時から4時30分)。夜は星の観望(7時半から9時)。

 この日の太陽は、黒点が観察できました(写真上側)。
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 午後7時過ぎ、太陽がしずんだ後の西空の夕焼け。上方には、何やら角のはえた生き物のような雲が漂っています。
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 南の空には、筋雲が夕日に照らされています。
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 しばらくすると、青さの残る西の空に一番星の金星が輝きはじめます(宵の明星)。
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あたりが暗くなるとともに、明るい星が次第に見えだしてきます。このころになると、土星も観察できます。
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 この日は、火星に近づいたしし座のレグルス、春の大曲線のうしかい座のアルクトゥルスとおとめ座のスピカ、夏の星座のこと座のベガなどが見えました。

 萩の空の「星空散歩」。あなたも楽しんでみませんか。

(小惑星NH)
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by hagihaku | 2010-06-11 19:43 | 天体観測室より