カテゴリ:企画展示室より( 107 )
クイズ当選者(第3期)の発表!
b0076096_1431824.jpg萩博物館の「驚異の遭遇!未確認生物」展では、会期中(~9/3)の盆期間や土日祝を除く平日にクイズを実施しています。

会場入口でクイズ用紙を1枚とり、展示を見ながら解いて写真のような出口のポストに入れると正解者から抽選で好きな種類の未確認生物缶バッジがあたります!
せっかく正解しても欲しい缶バッチの種類に印がないとどの缶バッチを送ってよいのか分かりませんので、抽選からもれますのでご注意を!

さきほど、第3期(7/10~7/14)分の抽選が終了。応募総数122枚の中から10名の当選者のイニシャル(名前→名字の順)だけを記します。今日から明日にかけて発送しますので、心当たりの方はお楽しみに!

【第3期(7/10~7/14)当選者】
S.Mさん(下関市)、S.Tさん(徳島市)、S.Yさん(宇部市)、T.Mさん(山口市)、J.Hさん(宇部市)、T.Eさん(萩市)、H.Oさん(山口市)、Y.Nさん(高槻市)、T.Uさん(萩市)、M.Iさん(下松市)
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by hagihaku | 2017-07-20 14:29 | 企画展示室より
「未確認生物捜査クイズ」の第2週当選者発表
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萩博物館の「驚異の遭遇!未確認生物」展では、会期中(~9/3)の盆期間や土日祝を除く平日にクイズを実施しています。

会場入口でクイズ用紙を1枚とり、展示を見ながら解いて写真のような出口のポストに入れると正解者から抽選で好きな種類の未確認生物缶バッジがあたります!
せっかく正解しても欲しい缶バッチの種類に印がないとどの缶バッチを送ってよいのか分かりませんので、抽選からもれますのでご注意を!

さきほど、第2期(7/3~7/7)分の抽選が終了。応募総数114枚の中から10名の当選者のイニシャル(名前→名字の順)だけを記します。今日から明日にかけて発送しますので、心当たりの方はお楽しみに!

【第2期(7/3~7/7)当選者】
S.Tさん(広島市)、T.Oさん(山口市)、N.Mさん(下松市)、Y.Uさん(川崎市)、M.Mさん(山口市)、K.Sさん(益田市)、K.Kさん(宇部市)、Y.Wさん(萩市)、Y.Mさん(山口市)、H.Fさん(長門市)
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by hagihaku | 2017-07-11 15:56 | 企画展示室より
「未確認生物捜査クイズ」の第1週の当選者発表
萩博物館の「驚異の遭遇!未確認生物」展では、会期中(~9/3)の盆期間や土日祝を除く平日にクイズを実施しています。

会場入口で写真下のような紙を1枚とり、展示を見ながら解いて出口のポストに入れると正解者から抽選で好きな種類の未確認生物缶バッジがあたります!

さきほど、第1期(6/26~6/30)分の抽選が終了。応募総数162枚の中から10名の当選者のイニシャル(名前→名字の順)だけを記します。今日から明日にかけて発送しますので、心当たりの方はお楽しみに!

【第1期(6/26~6/30)当選者】
R.Nさん(防府市)、Y.Sさん(防府市)、R.Iさん(萩市)、H.Fさん(広島市)、T.Sさん(下関市)、R.Tさん(萩市)、R.Tさん(山口市)、K.Mさん(北九州市)、T.Tさん(下松市)、S.Iさん(宇部市)
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by hagihaku | 2017-07-06 16:22 | 企画展示室より
「高杉晋作の決意」一坂太郎ギャラリートーク

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「高杉晋作の決意」一坂太郎ギャラリートーク

特別展『高杉晋作の決意』-明治維新への助走-、
展示担当の特別学芸員一坂太郎によるギャラリートーク
を行います。

4月30日(日)、5月4日(木・祝)、5月5日(金・祝)
朝10:30~ 昼14:00~

5月3日(水・祝)、5月7日(日)
昼14:00~

本物の書状、筆跡、血で辿る
晋作のものがたりです。


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by hagihaku | 2017-04-25 17:58 | 企画展示室より
巨大ブンブク・・・ライオンブンブクの標本を特別公開!(2016.9.8)
皆さん、「ブンブク」って知っていますか?「ぶんぶく茶釜でしょ?」と言われるかもしれませんが、そういう名前の生物が海にいるのです。
卵を押しつぶしたような形のウニのなかまで、トゲが生えていますからヤマアラシに似ています。
少し前まで、ブンブクは知る人ぞ知る「おもしろい名前の生物」にすぎませんでしたが、最近は萩の海水浴場の砂底にもあらわれ、そのトゲに子どもが足を刺された!ケガをした!と話題になり「準・危険生物」的に知名度を広げつつあります。

b0076096_1743529.jpg左の写真が、萩市菊ヶ浜でとれた、「刺される」と話題になっているブンブクの一種・ヒラタブンブク。
生きている時は紫色ですが、写真のものは乾燥して白っぽくなっています。
一緒に写っている指から類推して長径5~7cmぐらいですかね?

b0076096_1744391.jpg・・・が、この世には巨大なブンブクがいるのです。
この写真をご覧ください。長径15cmはあろうかという巨大ブンブク。その名はライオンブンブク。トゲは欠落してなくなっています。萩市のとなりの長門市の黄波戸の漁港に2010年ごろに現れ、当地の方からご寄贈いただいたもの。
ブンブクにはいろいろな種類があり、深海生物好きな方なら「ウルトラブンブク」という巨大なブンブクがいるのをご存じでしょう(ネットで検索してみてください)。それに匹敵する巨大さを誇る、萩近海産の地物の浅場のライオンブンブク。


折しも萩博物館では巨大動物を特集した特別展「衝撃!ビッグアニマル大接近」(2016.7.15~9.25)を開催中。その会場で、早ければ明日9/9(金)から、遅くとも9/10(土)から追加で特別公開したいと思います!
閉幕まで約半月となったビッグアニマル展。まだまだお楽しみください!

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by hagihaku | 2016-09-08 17:45 | 企画展示室より
萩博物館ビッグアニマル展のクイズ第2期の当選者発表!(2016.8.5)
萩博物館の「衝撃!ビッグアニマル大接近」展(2016.7.15~9.25)では、会期中の盆期間や土日祝を除く平日にクイズを実施しています。

会場入口で写真下のような紙を1枚とり、展示を見ながら解いて出口のポストに入れると正解者から抽選で好きな種類のビッグアニマル缶バッジがあたります!

さきほど、第2期(7/25~7/29)分の抽選が終了。当選者のイニシャル(名前→名字の順)だけを記します。今日から明日にかけて発送しますので、心当たりの方はお楽しみに!

【第2期(7/25~7/29)当選者】
Y.N.さん(岩国市)、W.K.さん(宇部市)、M.S.さん(山口市)、M.S.さん(萩市)、S.Y.さん(広島県大竹市)、A.U.さん(岩国市)、N.F.さん(萩市)、H.Y.さん(長門市)、M.T.さん(下松市)、I.K.さん(萩市)
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by hagihaku | 2016-08-05 09:18 | 企画展示室より
萩博物館「衝撃!ビッグアニマル大接近」(2016.7.15~9.25)の秘話)
しばらくfacebookでの情報発信に取り組んでいたため、当・萩博ブログでのご報告がたいへん遅くなり申し訳ございません。

b0076096_14243643.jpg7月15日(金)、ついに萩博物館の平成28年度夏期特別展「衝撃!ビッグアニマル大接近~地球をゆるがす巨大動物たち~」(7/15~9/25:無休)が開幕しました。

開幕して1週間が経ちましたが、来場者数はすでに5,000人を突破し、大盛況となっております。大勢の皆様のご来場、ありがとうございます。

萩博物館では毎年の夏に、生きものをテーマとした特別展を開催してきました。2007年は深海生物、2008年は昆虫、2009年はマンタなど暖流の生物、2010年は未確認生物、2011年はクジラ、2012年は危険生物、2013年は珍しい生物や希少生物、2014年は昆虫、2015年は美しい生物・・・と、9年にわたって開催し、今年は生きものシリーズの10周年になります。
今夏は10年目ということで、来場者数は萩市の人口5万人に可能な限り迫ること、展示の理解度や満足度90%、駐車場や館内スタッフの「おもてなし」への満足度80%以上を目指し、巨大動物をテーマに「いつもの萩博」らしい世界観と技法で演出を試みました。

Facebookでは毎日、その日・その時の旬の情報をパッとお知らせしていますが、この萩博ブログでは、この展示の裏話や秘話など少し読み応えのある話を織り交ぜて、この先、なるべくこまめにお届けしていきたいと思います。


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この展示会の設営は、前駆の「城下町のひみつパート2」展の閉幕後、7/6から7/14にかけ、「突貫工事」でおこなわれました。
毎朝、このように業者さんと展示担当者が顔をあわせ、その日の作業内容や作業手順などを詳しく打ち合わせをします。この後、スタッフは各持ち場へ向かい、黙々と精密な作業を続けていくことになります。


b0076096_14261669.jpgある展示物を高所に取り付ける作業。
本展の展示担当者は、たいへん奇抜な演出や世にも不思議な展示方法を求めるものですから、業者さんもたいへんです。

作業の後半になると「あと2cm上げてください」「もう5度傾けてください」「やはり当初の位置に戻してください」等々、だんだん指示が細か~くなってきます。


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運送業者さんが大きな展示資料を展示会場に運び込んできました。今、会場内で人気を誇るダンクルオステウスです!倉敷市立自然史博物館より何百kmという距離を超えて、はるばる登場です。

このころ、萩博物館の外には10tトラックが1台、4tトラックが2台もとまっています。何しろビッグアニマル・巨大動物ですから、運送トラックの数や重量も過去の当館の夏期特別展で最多・最重量となりました。


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大阪のきしわだ自然資料館から運び込まれた巨大なホッキョクグマの剥製。手や口に衝突防止のカバーをつけられ、開梱待ちです。


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国立科学博物館からのダチョウの剥製です。羽根1枚たりとも落下させてはなりません。
展示担当者と展示作業員以外の立ち入りはご遠慮いただき、慎重かつ緊迫した設置作業が続きます。


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同じ頃、館内の近距離にある生物研究室では、標本管理担当の椋木専門員がダイオウグソクムシの展示準備作業中。
ダンゴムシ類っぽいところを見せるなら背中を手前に、グロテスクかつインパクトある生々しい生物感を見せるなら腹側を手前にするべきところ。Facebookで呼びかけたところ「腹側を見たい!」という声をいただいたので、腹側重視で展示することに。
来場者がまずは腹側を見、横に回りこめば背中が見えるように!―などという主担当・堀のいつもながらの無茶な要求に懸命に応えつつ手を動かす椋木専門員。


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ダイオウグソクムシの展示が終わったら、今度は大きな貝の展示。
ただの貝ではありません。20cmを超える大きな貝をドスドスと展示するわけですから、万が一の転倒に備えて一つ一つ支持具をつくって嚙まさなければなりません。このコーナーだけで展示作業に5時間以上かかりました。


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さかのぼること数日、萩博物館での展示作業の少し前、今回の展示の目玉のひとつ、日本最大級・4m90cmのホホジロザメ剥製を兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センターからお借りして搬出する作業がおこなわれました。

高いところに吊ってあったホホジロザメ剥製を下ろした瞬間。私の頭の中にビビビビビ~っと閃光が走りました。ゾッとするようなすごい戦慄がグイグイ迫ってくるような迫力を感じたのです。この剥製は当館に借用してからも天井から吊る予定としていましたが、吊るよりも人の目線の高さで展示するのがベスト!― そう確信し、急遽 展示仕様を変更。


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ホホジロザメ剥製の尾。「サメは美しい」とよく言われます。その通り、無駄のないスレンダーで美しい姿と、4.9mという目を見張る巨体、そして「ジョーズ」の名で知られる独特の猛々しさ ― そのトリプルセットこそ、私がこのホホジロザメ剥製を本展の目玉の一つにノミネートした理由です。


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慎重にトラックに積み込まれるホホジロザメ剥製。この後、補修を経て何百kmもの長い旅を乗り越えて萩博物館へ。
こうして日本各地から巨大動物約150種類の剥製・標本・複製・写真など約300点が一堂に集結し、「衝撃!ビッグアニマル大接近」を形づくっていったのです。

今日のところはこのあたりまで。
また改めて、展示資料の搬送や、展示会場の設営、さらには開幕式の様子や開幕後の様子などのトピックスをこの萩博ブログでお届けしたいと思います。
それまでは毎日upの萩博物館フェイスブックへどうぞ
→ https://www.facebook.com/hagihakufan/


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by hagihaku | 2016-07-23 14:30 | 企画展示室より
萩博物館「べっぴん!美形いきもの帳」終了!展示のおわりに
山口県萩市の萩博物館にて7/4(土)~9/6(日)まで65日間にわたって開催してきた夏の特別展「べっぴん!美形いきもの帳」が、おかげさまで先週の日曜に無事に終了しました。
大勢の皆様にご来場いただきましたことを、萩博物館スタッフ一同、御礼申し上げます。

この展示の締めくくりとして、来場者数や、来場者アンケートからの集計結果を抜粋してまとめ、発表したいと思います。

会期65日間の 来場者数:33,978人

・過去の夏の来場者数の平均の90.3%
※ 当館の開館以来11年間における夏の展覧会の開催期間中の来場者数の平均は37,645人

・展示への満足度91.9% (調査以来1位
※ アンケート回答者(1,968人)のうち、展示の内容・つくりに「満足」と回答した人の割合。平成23年からの調査5年間の平均は90.2%

・おもてなしへの満足度79.1% (調査以来1位
※アンケート回答者(1,881人)のうち、館内のスタッフの接客・対応に「満足」と回答した人の割合。平成23年からの調査5年間の平均は74.0%

・リピーター率30.0% (調査以来1位
※アンケート回答者(2,120人)のうち、「毎年夏に当館に来ている」と回答した人の割合。平成23年からの調査5年間の平均は13.8%。

・来場者の萩での目的:
 本展のみ33.3%、本展+萩しーまーと18.5%、本展+世界遺産関係17.4%、本展+大河ドラマ館16.8%、本展+その他(菊ヶ浜海水浴場、萩城など)14.1%
※ アンケート回答者(2,161人)のうち、「この展示と共に訪れる(訪れた)萩市内の場所」として選ばれた場所とその割合。今夏のみ調査。


まず、総来場者数33,978人というのは萩の人口約5万人の70%に迫るかなりの数ではありますが、昨夏の展示会よりは少なく、また、ここ数年の当館の夏の展示会としてはやや控え目。

この夏、萩では松下村塾など5箇所が世界遺産「明治日本の産業革命遺産」へ登録され、少し前からは萩を舞台とした大河ドラマ「花燃ゆ」が放映され、萩への注目度が上がっています。そのため、萩にはこれまでの年と比べてたいへん多くの観光客が訪れています。

そういう時こそ、歴史遺産に次ぐ萩の「第2、第3の魅力」として、萩の美しい自然や生きものを知っていただきたい!とのメッセージもこめて開催したのが当館の夏の特別展「べっぴん!美形いきもの帳」でした。

しかし、上のデータから分かるように、今夏の展示会は、常連の皆様のリピート率や展示の中身やおもてなしへの満足度は調査以来 最高となったことは大きな成果でしたが、「来場者数」には反映しなかったようです。また、歴史めあての観光客が当館そのものへ来館されることが大いに期待された夏でしたが、多くの方々は当館よりも同じ萩市内でも松下村塾や萩反射炉などズバリ世界遺産!たる場所を目指されたようです。こうしたことが今夏の来場者数に影響したものと思われます。

ただ、5番目のデータから分かるように、世界遺産や大河ドラマと合わせて今夏の展示会を見に来られた方々も各々約17%ずつおられました。今夏の来場者数に換算しますとおおよそ5千人以上になります。

歴史遺産をめあてに萩に来られた観光客の方々が、その足で少しでも今夏の展示会をご覧になり、萩の美しい自然や生きものの存在に気づいていただけたとすればたいへん嬉しいことです。
その方々が、次回は子どもや家族を連れて再び萩を訪れ、今度は萩の海と大地をめいっぱい使って探検や発見をしてみたい・・・そう思ってもらえるような、「萩まちじゅう博物館・自然バージョン」の転機となれば幸いです。

最後に、来場者アンケートで「毎年夏に当館に来ている」と回答してくださった「リピーター」「常連」の皆様が、昨夏までは13%ぐらいの割合だったのですが、今夏いきなり30%にも跳ね上がったことに驚くと共に、リピーター・常連の皆様に心から御礼を申し上げます。
アンケートにおいて、今夏の展示にお褒めの言葉を書いてくださった方がたくさんおられましたが、「××の部分はこうした方がいい」と具体的にご指摘くださった方もおられました。私達は、そうしたご意見を決して放置することはありません。どうすればご期待にお応えできるかしっかり考え、必ずクリアーし、来夏は、さらに一歩進化した萩博物館の夏の展示会をお見せすることをお約束します。

萩博物館の来夏の展示会のテーマは・・・
今夏がどちらかというと「おしとやか」系(!?)だったので、来夏はドーンとインパクトのある躍動的なもの!?・・・それは、また改めてご報告したいと思います。

引き続き、萩博物館は明日9/19(土)より、世界遺産登録記念企画展「『明治日本の産業革命遺産』と萩」に移ります。どうぞご期待ください!

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by hagihaku | 2015-09-18 17:59 | 企画展示室より
ひそかなオススメ②~「べっぴん!美形いきもの帳」(~2015.9.6)
明日9/6で閉幕予定の萩博物館「べっぴん!美形いきもの帳」展から、展示担当者の堀よりひそかなオススメの展示物をこっそり紹介。その第2段、海洋生物編です。

b0076096_17545511.jpgこのたびの展示のタイトルにもなったアマダイの一種「べっぴんさん」。
アマダイ漁の基地・萩ならではの展示物です。
1980年代まで萩の漁船は東シナ海まででかけてアマダイをとっていました。
そのころ、現在一番よく食べるアカアマダイでもない、珍しいシロアマダイでもない、第3の種類が中国の長江の河口沖あたりに生息しており、萩の漁業者の方々はそれをよく漁獲していたそうです。

その体は白く、目のあたりに化粧をほどこした妖艶な女性のよう。そこで、この魚は「べっぴんさん」と呼ばれるようになったといいます。

その後、まぼろしの存在となってしまいましたが、2000年に入ってから対馬海峡東水道でとれた貴重な1尾の資料をもとに、現・山口県萩水産事務所の天野さんのご協力により、復元剥製として展示しています。

見れば見るほど「べっぴん!」な魚です。ぜひご覧ください。


b0076096_17555594.jpg展示室のある場所の黒いのれんをくぐると・・・
突然 目の前の上空にヨシキリザメが現れます!
ミュージアムパーク茨城県自然博物館のご協力による剥製展示です。

陸上生物編で紹介したクロヒョウと同様、獲物を狙って接近する姿の「美しさ」。
とりわけサメは高速で泳ぐため、もとから美しい流線形の体をもっています。

サメを「美しいもの」として見ることなどめったにないでしょう?
明日まで、展示会場でその美しさをたっぷり堪能していただけます。


b0076096_1756491.jpg展示会場には水槽による飼育展示もあります。
大人気のミノカサゴ、白いナマコ、通称「ウズマキ」と呼ばれるタテジマキンチャクダイの幼魚などを飼育展示していますが、閉幕間近の9月に入ってから、ニューフェイスが入りました!

その名も美しい、サクラダイ(桜鯛)です!
旬の時期のマダイも「桜鯛」と呼ばれることがありますが、こちらはもともと標準和名でサクラダイ。
若いころはメスで体がオレンジ色がかっていますが、成長すると一部がオスに性転換し、赤色地に吹雪を散らしたような純和風の美しい魚になります。

展示しているものはメスですが、左の写真の上方を泳いでいるオレンジ色の魚・・・ではありません。
中央の岩の右上に、魚の背びれのトゲらしきものが数本見えているのがわかりますか?
そう、これがこのたびのニューフェイスのサクラダイのメス。
とてもシャイな魚で、ひたすら岩の陰に隠れています。

じゃあ見れなくてダメじゃん!といわれるかもしれませんが、少し慣れてきたようで昨日あたりから表に泳いで出てくるようになりましたのでぜひ目撃してください!

萩市のとなりの阿武町の宇田にて、宇田在住の波田野さんがつり上げて当館に寄贈してくださいました。
ちょうど飼育展示の準備が整ったので、数日限定でこの水槽で飼育展示しています。


b0076096_17573396.jpgお次は珊瑚(さんご)です。
珊瑚といえば、沖縄など南の浅い海にすむサンゴを連想しますが、展示しているのはそれらとは体のつくりが違う、深海にすむモモイロサンゴです。

深海に網をさげて採集され、磨いたり加工したりされ、古来より宝石として重宝されてきました。
アクセサリー型になったものはときどき目にすると思いますが、加工される前の、まだ枝のような骨格の全形が残っている姿を前に、奥ゆかしい、内からにじみ出る「美」をじっくり味わってください。

b0076096_15422326.jpg萩博物館の夏の展示会では、ところどころに「のれん」が下げてあり、行く先に何が登場するかわからない工夫をしています。

その「のれん」をくぐった来場者の皆さまが「うわぁぁぁ~っ・・・」と感嘆の声をあげる展示物。
そのナンバー1ともいえるのが、この色とりどりの美しい貝。

檜(ひのき)の扇のようなのでヒオウギと呼ばれる二枚貝です。
よくもまぁ、丁寧にひとつひとつ色を塗りましたね?・・・と言われることがありますが、とんでもありません、一切 色など塗っていません。この貝本来の色なのです。当然、海にすんでいるときは表面にいろいろな付着物がついていますから、それを取り除いたもの。
同じ種類でもオレンジ色、黄色、紫色、茶色・・・と変異があります。

会場のどこかで、のれんをくぐったら突然 花火のようにこのカラフルな貝たちが姿をあらわしますので、ご期待ください。

b0076096_15423489.jpgしっとりと立ち並ぶ美しく繊細な巻貝。

西洋で「ビーナスの櫛(くし)」と呼ばれる貝です。
日本ではもっと現実的(!?)に「骨貝(ほねがい)」と呼ばれています。

この貝も加工などしていません。この姿で、海底の砂地をはって暮らしています。
自然の造形美をじっくりご堪能ください。

b0076096_15424664.jpgこれまた花火のように美しく散らばる貝たち。

ショウジョウガイ(猩々貝)のなかまです。
中央の大きいものは幅10cm以上もある正真正銘のショウジョウガイ。
まわりの白い小さなものはミサカエショウジョウカズラという種類。

先に紹介したホネガイと同じように長いトゲが何本も生え、いかにも海底にいるとき敵を寄せ付けないのに役だっていそうです。
・・・が、案外そうでもない、このトゲには別の役目があるのでは?とも言われているそうです。その秘密は展示会場のパネルに書いてありますのでぜひ確かめてください。

b0076096_15425854.jpg誰もが認める美しさ。「海の宝石」といわれるタカラガイ(宝貝)のなかまです。

私たちが一生懸命みがいたりニスを塗ったりして光沢を出したのではありません。
これも、もともとの色とツヤなのです。なぜこんなにツヤツヤして美しいのか・・・それは展示会場のパネルでお確かめください。

私は小学4年のころ、どこかでタカラガイがたくさん並べられているのを見て、「うわわわわ~!すごい!これ、ほしい!ほしい!」と心から思ったことがありました。
あのときの気持ちを呼び起こし、今の子どもたちが同じように「わっ!すごい!ほしい!」と思ってくれるようなレイアウトを目指しました。
私の無茶な指示を受けて、タカラガイを何百個も並べさせられたスタッフがたいへんな思いをしたのは言うまでもありません。

b0076096_1543894.jpgこの展示コーナーのタカラガイの中で、私が特に気に入っているものがあります。

それがこちら、展示の手前あたりにある黒光りする少し大きめのタカラガイ。
オーストラリアの一部にしか生息していないロッセルダカラという種類です。

この貝、全体が黒色ですが、丸みを帯びた部分に向かって紅茶のような上品な色がかかり、さらに頂上が白い光彩のような模様があります。黒い部分が多いほど高い金額で取引されると聞いたことがあります。

b0076096_15441066.jpgタカラガイの展示の近くに、さまざまな貝のコレクション展示があります。

「貝を集めることに興味をもつということは、百万長者に生まれることよりも幸せといえるのでは!?」とまで言った人がいるほど、貝は色や形が美しいため、昔から多くの人々を魅了し、コレクションにかきたててきました。

「ある貝コレクターの標本棚」・・・というシチュエーションを想像して、色や形が特に美しい貝を厳選して並べた展示です。貝の美しさをじっくりとお楽しみください。

b0076096_15435352.jpg「ある貝コレクターの標本棚」的展示の中に、もちろんひそかに私が気にっている貝があります。

それは、何年か前にも海に関する特別展を開催したときに当・萩博ブログで紹介したことがあるナンヨウクロミナシ(南洋黒身無)

私は小学生のころ、ある辞典(図鑑ではなく)の「貝」のページに他の貝とともに載っていたこの貝の斬新でショッキングな美しいデザインに感動し、この貝は当時ぼちぼち萩近海で貝を集めていた私にとって「この世で一番ほしい貝」の座にのし上りました。

ナンヨウクロミナシとか、何々クロミナシといった種類がいくつかあるのですが、南太平洋のニューカレドニア島近海にすむ種類がいて、地色が黒のところ、オレンジ色のものがいるのです。
つまり、鮮やかな夏ミカンのようなオレンジ色に白い三角形の斑紋がたくさん並んでいる・・・という具合です。
それは飛びぬけて激レアで、めったに入手できないコレクター垂涎の貴重品!
実はその貴重な標本も、このたびの「ある貝コレクターの標本棚」的展示の中にそっと入れてあります!

写真ではお見せすることができません。ぜひ明日9/6、展示会場に来て、皆様のその目でお確かめください。

b0076096_15442529.jpg最後に一品。
ひときわ鮮烈な貝をご紹介したいと思います。

ご覧下さい!この世のものとは思えないこの貝!

ハマグリのような形の二枚貝ですが、縁に美しいトゲがビッシリ生えています。
すさまじいインパクトです!

この貝、名前もそれ相応のすごい名前がついています。
その名は・・・ マボロシハマグリ

国立科学博物館のご協力により展示しているものです。
このすばらしい貝の美しさにも、この貝が生きていく上での理由、ひみつがあります。それはぜひ展示会場にてお確かめください。


以上、明日9/6の1日で閉幕を迎える萩博物館の27年度夏期特別展「べっぴん!美形いきもの帳」から、展示担当者の堀がひそかに気に入っているオススメの展示物を紹介しました。

本展の閉幕日の明日9/6は通常通り、朝9:00に開館、16:30まで入館受付、17:00に閉館・閉幕となります。
最後の1日をこの世の美形いきものたちとお過ごしください!

(堀)

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by hagihaku | 2015-09-05 17:00 | 企画展示室より
ひそかなオススメ①~「べっぴん!美形いきもの帳」(~2015.9.6)
萩博物館の27年度の夏の特別展「べっぴん!美形いきもの帳」(2015.7.4~9.6)は今日と明日の2日で閉幕となります。
閉幕前日の今日は朝から多くの親子連れの方々が展示をご覧になっています。

さて、この展示が終わる前に、最後の最後のぎりぎりになってしまいましたが、ここであえて、展示担当者の私(堀)から、とっておきのオススメ展示物こそっと紹介したいと思います。

どれも、チラシ、テレビCM、新聞・テレビ取材などで紹介されることが少なかったもの、または、全く紹介されなかったながらも、展示担当者がひそかに「これを展示できてよかった~!」と、格別の思いのある展示物ばかりです。

明日の閉幕までに萩博ブログのこの記事に気づかれた方・・・明日9/6の16:30入館まで間に合いますので萩博物館へどうぞ!

b0076096_14282370.jpg私がこっそりご紹介したいひそかな自慢の展示物・・・
・・・そのひとつ目。

萩博物館の企画展示室の白い壁に、しっとりと孤高に映る鳥の影。
・・・その持ち主は・・・?

b0076096_14284288.jpg白い孔雀のオスです。
インドクジャクという孔雀の一種ですが、当然、この種類のノーマルなオスは鮮やかな青や緑に飾られた、皆さまご存じのあの妖艶な孔雀です。

が、自然界は本当に不思議なもので、このような真っ白なものが生まれてくることもあるのです。
色素の欠乏による「アルビノ」ではなく、大昔 地球が寒くて白い雪や氷が多かったころに生きていくのに適していた、体を白くする遺伝子が現代でも現れた「白変種」と考えられます。

全身が均一に白いもんですから、羽根の繊細なテクスチャや凹凸や陰影だけで、それはそれはみごとな「美」を演出してくれています。

国立科学博物館より借用して特別に展示している貴重な剥製です。
近くに、青や緑に飾られたノーマル型のインドクジャクの剥製(協力:光市文化センター)も展示していますのでぜひ見比べてください。

b0076096_14285523.jpg私がひそかに演出にすごくこだわったコーナー。

オスが美しいキジのなかまの鳥5種類が勢ぞろいした展示。
私はかってに「美形キジファイブ」と呼んでます・・・

右端に日本の「国鳥」のキジ、そして左に向かってアジアの珍しく美しいキジのオスたちが「美」を競うように並んでいます。

b0076096_1429141.jpgそんな「美形キジファイブ」の中に、
文字通り「金」の「鶏」と書くキンケイ(金鶏)、
「銀」の「鶏」と書くギンケイ(銀鶏)、
さらにそれらがかけ合わさったキンギンケイ(金銀鶏)
・・・という美形のキジ軍団が。

そんな中で私がひそかにお気に入りなのは・・・左の写真のギンケイ(銀鶏)。
当然、キンケイは文字通りゴージャスな金色に彩られて神々しく輝き、
キンギンケイは珍しいレアな存在であるという点でひときわ存在感のある鳥です。

一方、ギンケイは両者のはざまでやや控えめな存在なのですが・・・
なかなかどうして、派手すぎず、輝きすぎず、ブルーグレー系にびしっと決めたクールな「美」を放っていて、私はなぜか一目置いてしまうのです。

このギンケイ、そしてキンケイとキンギンケイの剥製は、岡山県津山市のつやま自然のふしぎ館のご協力によりこのたびの展示が実現したものですが、
お借りして当館で展示して初めて気づいたのですが・・・美しいギンケイのオスが得意そうにとまっている台木の裾の左下をご覧ください。ここに、ギンケイのメスがいたのです!
色がよく似ているので、私はてっきり木の一部かと思っていました。

オスはメスの気をひくために美しく着飾っていますが、このようにメスは地味な茶色。
このギャップも、閉幕までにしっかり見ていただきたいものです。

b0076096_14292820.jpg私のお気に入りの次なるものは、チョウの展示。

先日、もう一人の展示担当者の椋木専門員に一足先に紹介されてしまいました・・・

が、昆虫専門でない私にとっても、翅が透明なスカシジャノメや、黒地に鮮やかな青や緑の斑紋をもつクジャクアゲハ、深い深い海のようなシックな紺色のマルバアカネアゲハ、そしてピンクと黄緑をあしらったメルヘンチックなミイロタテハは存在自体が「芸術」です!

博物館らしからぬ、美術館のようなスタイルで展示を!ということで椋木専門員と何日も何日も展示方法を論議したのを懐かしく思い出します。

b0076096_14294691.jpg次は「世界一美しいカタツムリ」といわれるコダママイマイ

「でんでんむし」の歌で知られる、どちらかというとおっとりしたイメージのカタツムリですが、カリブ海のキューバにはこんなに派手でインパクトのあるカタツムリがいるのですね。

左の写真のように、同じ種類でも個体によってこれほどにまで色が違うのです。

b0076096_1430126.jpg陸上生物からの最後は・・・
クロヒョウ。つやま自然のふしぎ館の協力により展示が実現しました。

「美しい」いきものを特集した展示会なのに、なぜ猛獣がいるの?ちょっと強引じゃない?という声があがりはしないかと少し気になっていたのですが、私の期待はいい方に裏切られました。

ご来場くださった3万人の皆さまは、クロヒョウをはじめとする猛獣や猛禽類、肉食動物たちの「美しさ」にもちゃんと気づいてくださったようです。
そう、ひごろはべた~っと寝そべっているヒョウも、いざ獲物を見つけ、接近し、襲いかかろうと、鋭い目つきで一点を見つめ、肩や腿の筋肉にグワッと力をいれ、戦闘態勢に入ったその姿は・・・
ゾッとするほどの「美しさ」を発揮するのです!

いきものは、生きるために一生懸命何かを追い求めたり、生き生きと活動している姿こそ、もっとも「美しさ」を発揮する!
・・・これこそ、私がこの展示会で皆様にお伝えしたかったことのひとつです。

引き続き、次の萩博ブログ記事では、私のひそかなオススメ・・・海洋生物バージョンをお届けしたいと思います。

(堀)




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by hagihaku | 2015-09-05 15:36 | 企画展示室より