カテゴリ:歴史資料調査室より( 57 )
萩博物館特設展示室「兄松陰と妹文-杉家の家族愛」第2期展示について
大河ドラマ「花燃ゆ」お楽しみいただいていますでしょうか。
萩博物館ではドラマの放送に合わせ、昨年11月8日より特設展示室を開設しました!
吉田松陰と杉文(のちの楫取美和子)が家族に送った手紙のほか、杉家から萩市に寄贈された実物資料を展示しています。
特に貴重な松陰の手紙59通も定期的(約4カ月ごと)に入れ替えて公開中です。
b0076096_1645710.jpg


現在は第2期(2月27日~6月18日)として、19点の資料を新たに追加しました。
吉田松陰の家族あての手紙(書簡)全59通のうち、今回は9通の手紙を展示しています。
家族に対して強がったり、悩んだり、松陰の人間味あふれる姿を感じ取る事ができます。

① 松陰が江戸で励んでいると報告した父あての手紙
b0076096_1651292.jpg


② 松陰が江戸での学問上の悩みを打ち明けた兄あての手紙
b0076096_1652423.jpg


③ 松陰が水戸から友人来原良蔵を気遣った兄あての手紙
b0076096_1654774.jpg


④ 文の夫・玄瑞没後につづられた久坂家の家計簿
b0076096_1655719.jpg


⑤ 文が東京の毛利邸園遊会について報告した姪あての手紙
b0076096_1664100.jpg




大河ドラマだけでは語りつくせない?二人の魅力にぜひ触れてみてください。

○会期 平成26年11月8日(土)~28年9月4日(日)
 第1期 26年11月8日(土)~27年2月26日(木)
 第2期 27年2月27日(金)~6月18日(木)
 第3期 27年6月19日(金)~10月6日(火)
 第4期 27年10月7日(水)~28年1月25日(月)
 第5期 28年1月26日(火)~5月16日(月)
 第6期 28年5月17日(火)~9月4日(日)
○会場 萩博物館 特設展示室
[PR]
by hagihaku | 2015-03-27 14:35 | 歴史資料調査室より
金星の太陽面通過!萩ではこんなにきれいに!!
b0076096_18175169.jpg


おとといのこと、萩博物館では絶好の環境のもとに、話題をさらった「金星の太陽面通過」の観望会が開催されました。

毎週日曜、仮面ライダーフォーゼを欠かさずに見ているわたくしとしては、なんとしてもこの世紀の天体ショーを見たいと気合をいれ、観望室に3度もかけあがり、望遠鏡を覗き込みました。

「う~む、どれどれ」と覗いてみると、見える、たしかに見える。ものすごくくっきりと、まん丸な太陽のなかにちっちゃいまん丸の金星が見えたのです。

そこでお昼休みの12時半ごろ、デジカメをレンズに近づけ、撮影を試みました。それがアップした画像です。皆さんも、もう105年後にしかこの現象が見られないなどと言われたら、是が非でも見たいと思われませんでしたか?

わたくしは、フォーゼの合言葉「宇宙きたぁ!」さながらの状態でしばしわれを忘れ、仕事も忘れそうなぐらいでした。


いやいや、そんな馬鹿なことをいっている場合ではありません。秋の特別展までもう3ヵ月しかないのです!

特別展「楫取素彦と幕末・明治の群像」の準備はだいぶ具体化しており、ポスターやチラシも7月初旬にはできあがると思います。


そしてそして、仮面ライダーに話題がおよんだついでといっては誠に恐縮ですが、弊館エントランスホールではなんと、われらなつかしのテーマ展を開催しております。

特大「マジンガーZ」、特大「バトルフィーバーJロボ」、ソフビ人形「アカレンジャー」、超合金「ボルテスⅤ」、超合金「ダイターン3」などなど、これもわれを忘れてしまいそうなオモチャが出まくりの状態です。いまやアラフォーとなってしまった、昭和50年代のこどもたちの写真が雰囲気を醸し出してくれています。

さぁ、お父さんたち、これらのオモチャを前にして、わが子に熱く語っちゃってください!

[PR]
by hagihaku | 2012-06-08 18:35 | 歴史資料調査室より
幕末明治の人物と風景展の観覧御礼
去る9月17日から11月20日までの会期で開催いたしました標記展覧会が無事に終了しました。

会期中、2万人もの皆様にお運びをいただきましたことにつき、この場を借りてあつく御礼申し上げます。

アンケートを通じて、今回のような古写真展の試みは引き続き行うべきであることを実感いたしました。

近い将来、必ず第2弾を開催できるよう頑張りたいと思いますので、ご声援をよろしくお願い申し上げます。

なお現在は次回企画展「藤田伝三郎翁生誕170年記念 日本の近代を拓いた萩の産業人脈~藤田伝三郎とその時代~」の展示設営を鋭意進めております。

こちらも担当者がかなり熱を入れて準備した展示となりますので、ご期待くださいませ。

[PR]
by hagihaku | 2011-11-27 10:20 | 歴史資料調査室より
収蔵品データベースの閲覧再開について
当館では文化庁の「文化遺産オンライン」を利用し、インターネット上で収蔵品の一部公開を進めております。

先日来、閲覧ができない状態となっておりましたが、このほど再開されました。

更新もすすめてまいりますので、ぜひご覧ください。

[PR]
by hagihaku | 2011-04-12 08:26 | 歴史資料調査室より
雪化粧した博物館
昨日から萩市内はかなりの雪が降っています。

出勤途中、凍りついた道路でなんどか足をすべらせながら、どうにか博物館に到着。

館内を巡回すると、あちこちで普段は見ることができない光景が目にとまったので、シャッターを切りました。

b0076096_11162862.jpg
レストラン(カフェ)のそばにある夏みかんの庭。

b0076096_11164260.jpg
松の木が植えてある主庭園。

b0076096_1116495.jpg
展示室への回廊にかこまれた竹の庭。

萩に暮らして10年ちょっと、雪の恐ろしさはそれなりにわかってきましたが、一面真っ白な景色も風情があって、一興かと思われます。

とにかくみなさん、くれぐれも転んでケガなどしないようにご注意ください。

[PR]
by hagihaku | 2011-01-16 11:16 | 歴史資料調査室より
ブックレット『長州ファイブ物語』が出ました!
b0076096_18175916.jpg
昨年出版した『萩の近代化産業遺産』につづき、今年も「萩ものがたり」のシリーズから一冊出させていただきました。

タイトルは『長州ファイブ物語―工業化に挑んだサムライたち―』というものです。

文久3年(1863)に伊藤博文・井上馨・遠藤謹助・山尾庸三・井上勝の5人がイギリスへ秘密裏に留学したことは、近年よく知られるようになりました。

これがいわゆる「長州ファイブ」なのですが、しかし、彼らはいったいなぜ、命の危険をもかえりみず密航という手段をとったのでしょうか。また彼らは帰国後、それぞれどのような道を歩み、どのような方面で活躍したのでしょうか。

本書ではそうした疑問にこたえるべく、彼らが「生きた器械」という表現を使用したことに注目し、「近代国家日本」あるいは「工業国家日本」の形成に彼らがいかに寄与したかについて接近を試みたものです。


おもな内容は以下の通りです。

【目次】
Ⅰ 「長州ファイブ」の誕生
Ⅱ 伊藤博文と工部省の創設
Ⅲ 井上馨と造幣寮の建設
Ⅳ 遠藤謹助と造幣技術の確立
Ⅴ 山尾庸三と工学教育
Ⅵ 井上勝と鉄道の創業
Ⅶ 「生きた器械」の意味


じつはこの本は、拙著『萩の近代化産業遺産』で「長州ファイブ」についてあまり書ききれなかったこともあって、その続編として書いたつもりであります。

ご一読のうえ、忌憚ないご意見、ご批判を頂戴できればと存じます。

よろしくお願い申し上げます。


b0076096_18191919.jpg
さらに、せっかくですので、このパンフレットも紹介させてください。

井上勝の没後100年にあたる今年、井上勝没後100年記念事業実行委員会では、写真をふんだんに盛り込んだ『日本の鉄道の父 井上勝』というパンフを作成いたしました。

けっこうホネが折れましたが、手前味噌ながらこれは本当につくってよかったと思っています。

井上勝の意外な一面など、『長州ファイブ物語』で触れられなかったエピソードもふんだんに紹介しております。

【目次】
エッセー 日本の鉄道創業と井上勝
1 萩藩士井上家に誕生
2 イギリスへ密航留学
3 日本最初の鉄道開通
4 日本人技術者の養成と実践
5 鉄道界の長として活躍
6 ロンドンにて客死
7 手紙で偲ぶ井上勝の人柄
番外編 萩の鉄道小史

井上勝の相対的位置づけをご確認いただくうえでも、『長州ファイブ物語』とのご併読をおすすめいたします。

なお、お求めやお問い合わせは、萩博ミュージアムショップまでお願いします。


b0076096_18193453.jpg
さらにさらに、上記の「長州ファイブ」関連だけでなく、企画展「萩の近代化産業遺産」もお忘れなく!

この展覧会では、残念ながら図録を作成することはかないませんでしたが、せめて展示の履歴をあとに残せるようにと、パンフレットをつくりました。

このパンフは、展覧会を御覧いただく方、つまり企画展示室にお入りいただく方すべてにお渡しすることになっています。

【目次】
エッセー 萩の「近代化産業遺産」を「世界遺産」へ
第1章 萩市の世界遺産候補
第2章 19世紀世界のなかの萩藩
第3章 大砲と関連産業の近代化
第4章 萩藩の科学

受付で必ず配布されますので、こちらもご高覧をいただければ幸いです。


以上、長々と宣伝をすみませんでした。

(道迫)

[PR]
by hagihaku | 2010-10-21 18:19 | 歴史資料調査室より
萩ゆかりの人びと解説シート
b0076096_1842224.jpg
b0076096_1843837.jpg
もうご存知の方も多いかもしれませんが、当館の展示ゾーン、回廊に入ってすぐに、最近、写真のようなスタンドが設置されました。

b0076096_18422737.jpg
近づいてみると、「萩ゆかりの人びと解説シート ご自由におとりください(五十音順)」という表示がしてあります。

b0076096_18432377.jpg
このシートは、回廊に展示されている人物解説パネルと連動しております。

じつは、展示パネルに書ける解説の分量はせいぜい100字が限界で、これでは物足りないという声もございました。
そこで当館では、ご自宅などにもちかえってゆっくり楽しんでいただけるよう、このようにシートを作成することにいたしました。
手前味噌ながら、小中学生の調べ学習にはうってつけの教材になるものと自負しています。

ただし、現在はまだすべての人物が整っているわけではなく、条件の揃った人物から随時エントリーしている段階です。
すべてそろえば、ゆうに100人をこえる萩ゆかりの人物たちの足跡をご覧いただけることになります。

なお、今の段階でシートをとっていかれるのがおおい人物、つまり人気どころは、ダントツで吉田松陰です。
つづいて高杉晋作、久坂玄瑞、木戸孝允といったところでしょうか。

まだまだ原稿書きは終っておりませんが、とにかくご期待ください。
[PR]
by hagihaku | 2010-05-28 18:43 | 歴史資料調査室より
史都萩を愛する会の総会・例会の開催
もうちょっと早くお知らせすればよかったのですが、申し訳ございません。

明日、ジョージ・アキタ先生の講演会が、当館の講座室で行われます。

ハワイ大学名誉教授のアキタ先生は、アメリカ人日本近代史研究者としてたいへん著名な方です。

主著『明治立憲政と伊藤博文』(荒井浩太郎・坂野潤治訳、東京大学出版会、1971年)を中心として、とくに近年では山県有朋の再評価にとりくんでおられるとのことです。

これほどの先生が、わざわざ萩まで出向かれてご講演いただくなど、めったにないことと思います。

時間・演題などは以下のとおりですが、アキタ先生の講演は14時15分からの例会で、どなたでもご聴講いただけます。
なお13時30分からの総会は、会員のみ入場可となりますので、あしからずご了承ください。


【第10回史都萩を愛する会総会・第36回例会】

2010年5月22日(土)
会場:萩博物館講座室
時間:(総会)13時30分~、(例会)14時15分~
演題:(例会)明治の政治家が教える日本復活への道
講師:ジョージ・アキタ先生


5月22日(土)の午後は、ぜひ当館で貴重な時間をおすごしください。

[PR]
by hagihaku | 2010-05-21 13:42 | 歴史資料調査室より
萩博物館資料データベースの更新
b0076096_19153736.jpgb0076096_19182432.jpg






このほど所蔵品データベースの内容をチェック・更新し、新しい資料も加わって100件をご覧いただけるようになりました。

ずいぶん前のことになってしまいましたが、以前、文化遺産オンラインというデータベースをご紹介いたしました。

※上の「文化遺産オンライン」というオレンジ色の部分をクリックすると、萩博物館の所蔵品が画像つきで一覧表示されます。

これまで、当館ではこのデータベースに60件の歴史・美術資料を登録し、公開につとめてまいりましたが、やはりいまひとつ物足りませんでした。

そこで今回、一気に100件まで増やすことを目標とし、ようやく先日、登録を完了いたしました。

更新・充実したデータベースは、すでに一部、新しい資料も見ることのできる状態となっております。

来週中には100件すべてをご覧いただけるようになると思います。

特別展や企画展などで展示した資料が中心となっておりますので、皆さんのご記憶にあるものも多いのではないでしょうか。

歴史・美術資料は、ふだん収蔵庫で保管してあるものが大半となっておりますが、ぜひこのデータベースで、当館の代表的な資料をご覧いただきたいと存じます。

(道迫)

[PR]
by hagihaku | 2010-04-02 19:19 | 歴史資料調査室より
史都萩を愛する会―三見地区を歩く―
b0076096_17484593.jpg
3月7日(日)午後、曇り空で天候の悪化が心配されるなか、標記のとおり萩市三見〈さんみ〉地区の現地学習会が開催されました。

主催は当館に事務局がある「史都萩を愛する会」で、第35回例会として開かれたものです。

講師として現地を案内されたのは、当会理事で「三位ふるさと史の会」の代表でもある中村芳生さんです。
※現在は「三見」と表記しますが、むかしは「三位」と書いたそうです。

国の登録有形文化財に指定されている三見橋(通称「眼鏡橋」)が出発地点でした。この橋は大正3年(1914)にかけられたたいへん立派なものです。建設当時、地元の人々が命がけで工事にとりくんだことなど、興味深いエピソードが紹介されました。

なお、ついでにお尋ねしますが、当館にこの橋の組み立て模型があるのをご存知でしょうか?萩学なんでもBOXでぜひご確認ください。

b0076096_17485484.jpg
このあと、旧赤間関街道北浦道筋を歩き、旧宿駅町三見市の町なみを見学しました。

昨年4月に設置された「復元御高札場」や、今年2月に設置された「復元明治の郵便箱」などを見ることができます。これらは、地元の皆さんのご努力により設置されたもので、郷土の歴史を後世に伝えたいという、並々ならぬ熱意が感じられます。

また、延徳3年(1491)に建立された仁王像も見ごたえがありました。

理事のはしくれとして申し上げますが、史都萩を愛する会では、毎年4回の例会を開催しており、こうした現地探訪会も、例会のうちの1回として開いております。ご遠方の会員の皆さんには、参加が難しくたいへんご不便をおかけしますが、当会では今後も地域の隠れた「お宝」をほりおこし、次世代に伝えるべく、積極的に現地探訪を開催する予定です。

とにかく当日は、講師の中村理事はじめ、地元で参加者を歓待してくださった案内人のみなさま、たいへんありがとうございました。熱~いお茶で、身も心もポカポカになったことはいうまでもありません。

また、参加者のみなさま、寒い中たいへんおつかれさまでした。

(道迫)

[PR]
by hagihaku | 2010-03-12 17:49 | 歴史資料調査室より