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2006年最後の日
2006年最後の日がやってきました。

今日の萩は、晴れ間が広がる穏やかな一日。
萩博から徒歩数分の菊ヶ浜もごらんのとおり。春のように優しい波に戯れる、帰省客の方々の姿が見えました。
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この萩博ブログができて、まだ1年未満。今年、この「若い」ブログをみなさまにここまで育てていただいたことを、萩博スタッフ一同、厚くお礼申し上げます。また、このブログにて全国各地の多くの方々と知り合うことができ、交流できたことを、たいへんうれしく思っています。

また来年、この萩博ブログを、そして萩博物館をどうぞよろしくお願い致します。
これにて、萩博は2006年の業務をすべて終了させていただきます。

・・・が、忘れてはなりません。萩博は年中無休
明日(1/1)朝9時、当館は2007年最初の業務を始めます。萩に入っておられる方はここ萩博で、遠くの方々はこの萩博ブログにて、またお会いしましょう。

それではみなさま、よいお年を!!

(堀)
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by hagihaku | 2006-12-31 17:33
ハゼとエビの話題を記者発表
すでに新聞やテレビでご覧になった方もおられるかもしれませんが、昨日(12/27)、萩博物館より、海のいきもの(ハゼとエビ)の話題を萩市広報課を通じて記者発表しました。

以前から、萩市須佐と長門市青海島でダイバーの方々が3種類のハゼと1種類のエビを見つけ、堀に連絡してくださっていたので、それらを詳しく調べてみたところ、
・・・それらは「熱帯性」のものとわかったのです。中には、日本海では珍しい種類も。そこで今回、調査結果を公表したわけです。
詳しい内容は、当館HP「記者発表」コーナーへ

なお、ここでいう「熱帯性」のいきものとは、もともとインド洋や太平洋の熱帯域にすんでいて、暖流によって日本近海にまで分布を広げてきている生物を指します。

ここでは、記者発表にあまり詳しく触れていないけれども興味深い話題をちょっとご紹介。
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↑ これは記者発表資料の一つ、「イトヒキハゼ」という長さ10cmくらいのハゼ(下)と、「ニセオニテッポウエビ」というエビ(上)のツーショット写真(提供:須佐リゾートダイビング)。

実は今回調べたハゼは3種類とも、この「ニセオニテッポウエビ」と一緒に見つかっています。なぜなら、・・・このハゼ・エビのコンビは仲良く「共同生活」しているから。

エビが海底の砂にせっせと巣穴を掘る役目、ハゼは巣穴の入口で敵が来ないか「見張り」をする役目。敵が来ると、ハゼは体を震わせます。エビは自分の触角(しょっかく)をいつもハゼに当てているので、ハゼからの危険信号をすぐ受け取って巣穴に避難できるのです。

こうして作った巣穴に、2匹が仲良く一緒に同居。違う種類同士のいきものが、海底でこうやって「共生」しているんですね。

このたびの記者発表に際し、萩市須佐の「須佐リゾートダイビング」の稲村さんはじめ関係者の方々、山口市のダイビングショップ「シーアゲイン」の笹川さんはじめ関係者の方々には、貴重な写真や動画を提供していただきました。また、水産大学校名誉教授の林 健一博士に「ニセオニテッポウエビ」の同定をしていただきました。東京海洋大学の茂木正人博士には「カスリハゼ」の写真の最終確認をしていただきました。ここに記して、深くお礼申し上げます。

(堀)
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by hagihaku | 2006-12-28 16:38 | いきもの研究室より
「萩博大水槽」より、残念なニュースが
今日は一つ、残念なニュースが。
今年の7/22に萩市小畑で採れ、以来、半年間にわたって当館エントランスの「萩博大水槽」で飼育展示していた「マツカサウオ」が今朝、☆になってしまいました。原因は不明ですが、どうも平衡感覚がよくなかったようでした。

あまり社交的でなく、昼間にほかの魚につつかれるような場面もあったため、みけこさんをはじめこのブログをご覧のみなさまに心配していただいていました。
ですが、亡くなる前日まで、昼間はうつろ・・・しかし夜は豹変してエサを物色・・・という「ジキル&ハイド」っぷりを発揮していました。この「隠れた素顔」もいずれこのブログでご紹介しようと思っていたところですが・・・

これまで約半年間、みなさまにこの魚を可愛がっていただきましたことを、「マツカサウオ」に代わり厚くお礼申し上げます。
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← ありし日の「マツカサウオ」(12月の中ごろ)
この魚はこれから標本となって、2006年の萩の海の様子を未来に伝える任務につきます。
私は当館の海洋生物担当として、必ず、この標本を未来の人々へ引きつぎます。


ふと窓を見ると・・・
萩博に、雪が降りはじめました。

(堀)
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by hagihaku | 2006-12-28 14:13 | いきもの研究室より
「昆虫ワールドin萩」展が開催!
「昆虫ワールドin萩~身近な虫たちの不思議な世界」展が26日」からスタートしました。
身近で子供達の友達である虫は、実は地球上の動物の8割以上を占める最も栄えている生き物です。今回の展示は、はねや飛ぶことにスポットをあて、普段目にしている虫の行動や作りにも多様性があり、生き残るための知恵を紹介します。また、最近は希少種になった昆虫少年を育てるため、世界の昆虫(ヘラクレス・ゾウカブトetc.)なども展示しています。
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世界のチョウやガの展示
ここでは、「チョウのはねの色の秘密」を紹介しています。
モルフォチョウはなぜ青色に光るのでしょうか?







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空飛ぶ虫たちの展示
カブトムシとハナムグリの飛び方の違いや飛ぶことをやめてしまった虫などを紹介します。
チョウの連続飛翔も標本で紹介します。b0076096_1454617.jpg







その他、虫クイズ(土日祭日限定)に答えて、全問正解すると右の萩博物館特製虫カードがもらえるコーナーもあります。
冬休みは萩博物館で遊びましょう!
(椋木)
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by hagihaku | 2006-12-27 11:44 | 展示のご案内
昆虫たちがスタンバイ
12/25(月)の正午現在、萩博のバックヤードの光景。
b0076096_12323656.jpg展示ケース、ドイツ箱(昆虫専用標本箱)、パネル、などなど昆虫に関した品々が騒然とならんでいます。左手前の黒いドイツ箱の中には、昆虫の標本がギッシリ・・・今か今かと出番を待っています。

正面のドアの向こうは、展示室「萩再発見ギャラリー」。
これらの品々は、このあとの「出動」を控え、スタンバイしているのです。
10/29(日)よりみなさまにお楽しみいただいていた「萩の星空」展は本日午後5時をもって終了、明日12/26(火)午前9時からは新しく「昆虫ワールドin萩」展がはじまります。

本日午後5時、閉館と同時に、学芸スタッフ総出動で「萩の星空」展の撤収と「昆虫ワールドin萩」展の新設作業がはじまります。
今は、「嵐の前の静けさ」といったところです。

見たことある?昆虫たちの不思議な世界~「昆虫ワールドin萩」展。
12/26(火)~来年2/28(水)の開催です。冬休みやお正月に、お子さま連れでたっぷりとお楽しみください。

展示の見どころについては、この展示の主担当の椋木からブログ掲載があると思うので、またチェックしてくださいね。

(堀)
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by hagihaku | 2006-12-25 12:51 | 展示のご案内
冬とは思えない、穏やかな菊ヶ浜
b0076096_9312468.jpgちょっと前のことになりますが、12/20(水)は天気がよかったので、昼間に久しぶりに菊ヶ浜へ行きました。

思ったとおり、波はおだやかで冬とは思えないほど明るい海の風景。

b0076096_932143.jpg日本海というと、「鉛色の雲」「荒れ狂う波涛」・・・などをついつい連想しがちですが、
こんな穏やかな日もあるのです。

さて、こうして菊ヶ浜にやってきた私が、タダで帰るわけがありません。
もちろん、波打ち際に打ち上げられている貝をチェック。

b0076096_934570.jpg北西の風が吹く冬。やはりありました、サクラガイのなかまの「カバザクラ」(樺桜)です。

今、私はNPO萩まちじゅう博物館のみなさまにも頼んで、このサクラガイたちをせっせと集めています。
来春3/1~4/30に萩博でおこなう「魅せます!萩の海」展。その展示室の一角に、左上の写真のような感じの「サクラガイの花」をたくさん咲かせようと、たくらんでいるからです。
請うご期待。

(堀)
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by hagihaku | 2006-12-23 09:52 | いきもの研究室より
「タカサゴヒメジ」をいただきました!
萩では「ヒメジ」という魚を「キンタロウ」と呼び、天ぷらや塩焼きなどにしてよく食べます。
12/20(水)、萩市在住の喜多村さんが、萩の魚市場に水揚げされた「ヒメジ」の中にちょっと変わった種類「タカサゴヒメジ」が混ざっていたとのことで寄贈してくださいました。〔スズキ目 ヒメジ科〕
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さて、この「タカサゴヒメジ」、南日本からインド洋・熱帯太平洋にすむ「熱帯魚」で、日本海からの報告が見つかりません。おそらく、今回が日本海で初めての発見になるのではないかと思います。
ピークは過ぎた感じがするものの、萩近海はここ数年、対馬暖流の影響が強く水温が高かったので、こうした「熱帯魚」が現われたのでしょう。

b0076096_13373825.jpg「ヒメジ」のなかまのトレードマークは、なんといっても、アゴに生えた2本のヒゲ
← ご覧の通り、今回の「タカサゴヒメジ」にも立派なヒゲが。このヒゲには味を感じることのできる細胞があります。このヒゲで海底の砂をコチョコチョくすぐるような感じでまさぐって、そこにひそんでいるエビやゴカイなどを見つけて食べるのです。・・・魔法のヒゲですね。

◆Profile◆
種名: タカサゴヒメジ 
全長: 13.7cm 体高: 3.0cm
体幅: 2.0cm 体重: 38g
採集地: 萩市沖 
採集年月日: 2006年12月20日

(堀)
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by hagihaku | 2006-12-21 13:46 | いきもの研究室より
年末の清掃・整理が完了!
b0076096_152744.jpg今日12/19(火)は、NPO萩まちじゅう博物館・萩博物館事務局・学芸班の合同で、館内の清掃・整理。4つの班に分かれ、館内の各所をスッキリさせました。

← 私が参加した「エントランス」~「情報センター」の情景。整備中を撮ればよかったのですが、私も作業に参加していたので完了後のようすをご紹介しましょう。
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← 玄関を入って左手の「情報センター」、こんな感じに整理されました。

前と何がどう変わったのか、分かりますか~?
って、こんな小さい写真でわかるわけないですよね・・・。
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← まず、変わった点の第1を紹介。

「萩博いきもの研究室」
・・・萩のまわりにすむ貝1,000種、昆虫2,500種の標本が引き出し・標本箱にギッシリ。
これを「情報センター」内に移設してスマートに整頓。
ここは主庭園から明るい光が入るので、前よりずっと明るいところで標本をご覧いただけるようになりました! 冬休み・お正月は、ここでホンモノの貝と昆虫を飽きるほど、穴があくほど、たっぷり眺めて萩の海・陸のパワーを感じ取ってくださいっ。
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← 次に、グッドデザイン賞を受賞した、萩博の「虎の子」の「萩学なんでもBOX」(詳細はこちら)

これは今まで有料ゾーンでご覧いただいていましたが、なんと無料ゾーンのここ「情報センター」に移設!! 
見て聴いて触って嗅いで楽しめる展示物「萩学なんでもBOX」シリーズが、これからは無料でお楽しみいただけます! 手にとればとるほど次々と飛び出してくる20種類以上もの萩のトリビア。冬休み・お正月に、ぜひ全種類の制覇を! 決して飽きさせません。
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← 「キレイな貝をさがそう」。 砂から、キレイで小さな貝を好きなだけ探して持ち帰っていただけるという、大人気のコーナー。
今まで同じ「情報センター」の入口付近ですが、12/21(木)から砂を全て萩市倉江ノ浜の砂に統一! 萩好きのみなさまに、もれなく「生粋の萩の貝」をお求めいだだけるようにします。
こうして、萩博エントランスは、年末年始 みなさまをお迎えできる準備がほぼ整いました。
みなさま、年末年始は楽しみながら「へぇ~」と学べる年中無休の萩博をお楽しみください。

バックヤード、長屋、天体観測室ふくめ、本日の清掃・整理にご参加のNPO萩まちじゅう博物館会員、萩博事務局のみなさま、どうもおつかれさまでした!!

(堀)
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by hagihaku | 2006-12-19 15:32 | 催し物のご案内
「幕末志士たちの手紙」展が始まりました
b0076096_1626401.jpg幕末維新の群像2
 幕末志士たちの手紙
  ―山根正次コレクション―

が始まりました。
会期は来年の4月8日まで。(年末年始も休まず開館しております!)

会期中にはギャラリートークも開催いたしますので、どうぞお楽しみに!
 スケジュール:12/23(土)、1/6(土)・20(土)、2/3(土)・17(土)、
          3/3(土)・17(土)・31(土)、4/7(土)
          の13:30~約1時間

詳しくはこちら→をご覧下さい
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by hagihaku | 2006-12-18 09:00 | 展示のご案内
初雪 だ か ら
b0076096_1212667.jpg12/17(日)、萩はこれまでになく寒い朝を迎えました。
多分、この冬いちばんの寒さ!?
冷たい空気と白い空の下、萩博物館は通常どおり開館。

そして午後、気温は4℃まで下がり・・・
ついに、雪が降りはじめました。
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・・・初雪です。


初雪は、一時間以上にわたって静かに降りつづけ、

萩博の屋根、軒、そして中庭を、
ほんのり白く、淡く染めました。
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こちらにも初雪が・・・?


・・・こちらは、萩博に降った初雪ではなく、
「海底の宝石」に描かれた初雪。
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「ハツユキダカラ」(初雪宝)という、
長さ4cmほどのタカラガイのなかまです。
貝殻の表面に、淡くてほんのりした「初雪」模様をまとったタカラガイ。


いよいよ本格的な冬。
海から強い季節風が吹き、
海の水温が下がるこれからの季節、
これらタカラガイたちの貝殻が、以前にも増して浜辺に打ち上げられるようになります。
(海洋生物担当:堀)
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by hagihaku | 2006-12-17 17:30 | いきもの研究室より