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「宇田の自然を知ろう~海の生きもの編」発表会!
1/12に宇田小学校の子供たちにもらったカワイイ招待状。それによると、「宇田の自然を知ろう~海の生きもの編」の発表会は1/30の午後!!

昨年6/26から8回シリーズで宇田小の子どもたちと松田先生・私で海の生物に関する授業をおこなってきましたが、その成果を子どもたちが発表する日がいよいよやってきたのです。昨日の午後、もちろん私は車を走らせて宇田小へ。

いつも見慣れた宇田小5・6年生(複式)の教室が、今回はちょっとキリリとしまっています。発表者の5・6年生11人のほか、見学の3・4年生5人と、後列に保護者の方々に先生方が数人・・・授業参観日のような様相です。私もそっと、後列の保護者の方のそばに座りました。

b0076096_8514542.jpg14時55分、松田先生の挨拶を皮切りに、いよいよ発表会開始。5・6年生が3班に分かれ、班ごとに海の授業でやったことで印象に残ったことを選んで深く調べて発表するようです。

← まずは第1班(5人)の発表。テーマは、宇田のタカラガイと熱帯魚についてとのこと。おっ、いきなり宇田の海のイイトコを突いたテーマに、私はワクワク。
b0076096_8523323.jpg← 子どもたちは、やはり宇田のT海岸でのタカラガイトーナメントが心に残ったようです。2回にわたるトーナメントで見つけたタカラガイは全部で13種類。山口県北部で採れる約1/2もの種類をたった2回の調査でそろえたのです。

その13種類全てを図鑑なども参考に観察して描いた、紙芝居風のイラストで紹介。緻密な観察眼と努力に◎。
b0076096_854972.jpg← そして、宇田漁港でとれた熱帯魚の「テンジクスズメダイ」と、MOさんが尾無漁港で見つけた「ソラスズメダイ」の特徴や違いなどを説明。

郷土の海で、初めて熱帯魚に出会うことができたのも、子どもたちにとってうれしい出来事だったようですね。
b0076096_85579.jpg← さて、こんどは第2班(3人)。この班は、宇田のタカラガイのことだけに集中して詳しく発表するとのこと。

第1班もそうだったのですが、テーマの紹介、テーマに取り組んだきっかけ、やったこと、わかったこと、感想・・・と、研究発表の順序がとてもよくおさえられていてgoodです。
b0076096_8554610.jpg← この班の発表の、このシーンを見て、私は感動しました。

小さなタカラガイは小石が打ち上がる波打ちぎわ近くに、大きなタカラガイは大きな石が打ち上がる陸側に見つかりやすい・・・現地で私がちょっと語ったことですが、それを子どもたちは千個近くものタカラガイを探した経験を通して体感し、今、ここで模式図を使ってお客さんに伝えようとしているのです。
これを体感して人に伝えられる・・・もはや、この子たちは貝殻採集のプロです。

b0076096_8563639.jpg← 最後に、第3班(3人)の登場。テーマは「海によっての生き物のちがい」
昨年の海での授業では、学校近くの宇田漁港、車で10数分離れた尾無漁港、そして沖合いの姫島の3ヵ所で生物の採集や観察をおこないました。
その3ヵ所で見つかった生物の違いを分析して発表しようというのです。大学の卒論並み(!?)のテーマ設定にまた驚き。あとで先生に聞いてまた感嘆したのですが、3つの班とも、テーマの設定は先生の助言なしで自分たちでやったとのこと。
b0076096_8575216.jpg← 調査方法の説明中。実際に魚をとるときに使った秘密兵器・・・「(ほぼ)かならず魚がとれる網」 !!

現場にいなかった先生方や保護者の方にも分かるように、実物を持参するとは用意周到です。
↑・・・ところでブログをご覧のみなさん、黒板の右下に、ピンクのチョークで半球形の物体が描かれているの、分かりますか?(2枚前の写真も)・・・
b0076096_8593433.jpg← 第3班の発表の最後のシーン。調査でとれた生物それぞれの分布を図鑑などで調べ、タイプ分けして分かりやすく説明してくれました。

・・・ところで、さっきのピンクの半球形の物体。この写真では黒板の左下に見えますが、実は私(堀)の頭の絵とのこと! みんなが黒板に描いた、宇田の海のいろんな生きもの。それに混じって私が。・・・私の風貌も、みんなの印象に残ったということかな!?。
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そうして3つの班11人の発表が無事に終了。見学の3・4年生や、先生方や保護者の方々から拍手がでました。

予想以上のすばらしい発表に、1年間一緒に授業をやってきた私も大満足です。萩博物館は、がんばった5・6年生のみんなに自信をもって花丸をあげましょう。
みんなお疲れさまでした。
宇田の海のすばらしさを守っていけるのは、将来たとえ宇田を離れて暮らすことがあろうとも、今ここに住み、ここで育ち、ここの海の魅力を知ったみなさんだけです。宇田のことを知らない遠いよその人々が気をきかして宇田の海を守ってくれるなんてことはありません。だからこそ、自分が郷土の海の魅力を深く広く知る。それが、郷土の海を未来に引きつぐための、第一歩だったです。その「第一歩」を、授業を通して踏み出すことができましたね。

発表会を終え、宇田小の子どもたちとはこれでお別れ?・・・と名残おしくなりましたが、松田先生と話し、6年生の卒業記念に3月ごろにもう一度、みんなの大好きなタカラガイを拾いに行くことになりました。

たくさんの魅力を、いっぱい教えてくれた宇田の海。卒業前の年度末にもう一度行って、海と人の「きずな」を確かめあうこととしましょう。

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-31 10:08 | 萩博講座(ワークショップ)
明日(1/29)、NHKで萩博のタカラガイの番組放送
去る1/17(水)、萩博常連・小学6年生の木原君が、ある大事な用で来館。

実は、NHK山口放送局でタカラガイを特集した番組を作るとのことで、その日、萩博物館と萩市倉江ノ浜で収録がおこなわれました。その出演者として、木原君も抜擢されたのです。

まず、山口放送局キャスターの打越さんと私(堀)で、萩博の館内で収録した後、倉江ノ浜へ。
そこで木原君と打越さんは、「あること」に臨みました(詳細は放送をごらんください!)
その際、タカラガイ採集の名人・木原君はまたまた珍しいタカラガイをゲットしたのです!!

その実物標本は今、NPOの方の手に渡って整理中なので、代わりに、よそで採れた同じ種類の標本の画像で紹介しましょう。
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萩博のladiesに人気の「クチムラサキダカラ」(口紫宝)! 長さ3cm強。
あまり派手に着飾らないオトナっぽい色彩と、殻口にあしらわれたパープルの「口紅」が人気の秘密です。

先日、NPOの田辺さんが大井の浜で採集された「ヤナギシボリダカラ」(柳絞宝)と同じように、日本海ではまだ10個も採集されていない、萩近海では珍しい種類です。

なお、今回収録したタカラガイの番組は明日、世間で何も事件などがなければNHK総合で中国地方全域で放送されるとのことです。

日ごろからこのブログでみなさまに読んでいただいているタカラガイのこと、当館の調査のことなどが、もっとリアルに見られると思いますよ。ただ、上で紹介した「クチムラサキダカラ」も放送に出るかどうかは分かりませんが、収録の背景にこんなこともあったんだーと知っといていただければと思っています。

下に放送の日時を書いておきますので、ぜひ見てくださいね!
1月29日(月): NHK総合 17時20分ごろ~(約10分間) 〔中国地方のみ〕

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-28 09:58 | いきもの研究室より
YKさんからのプレゼント
昨年の夏に、夏休みの宿題として作った貝のインテリアを寄贈してくれた小学2年のYKさん。
ふたたび今日、若いお母さんと一緒にうれしいモノをもってきてくれました。
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← お手紙つきの、桜貝の小箱です!

萩博物館では、3/1から開催する「魅せます!萩の海」展で使う桜貝をたくさん集めているところです。
そこでYKさんは、先週の日曜にお母さんと菊ヶ浜でたくさん拾ったという桜貝を、プレゼントしてくれたのです。

小箱の中には、何百個という桜貝が入っていました。
ひとことで「桜貝」といっても、ホントの「サクラガイ」のほかに、「カバザクラ」(樺桜)「モモノハナガイ」(桃の花貝)「ニシムラザクラ」(西村桜)など、ちょとずつ特徴が違ういろんな種類があります。
b0076096_12462423.jpgそれらの見分け方をちょっと私が教えたら、YKさん、もってきた小箱の桜貝を全部、自分で種類分けする!と言うのです。

← そうして、種類分けの作業に没頭・・・。最初のうちは私がそばで助言していたところ、そのうち、種類分けの結果がことごとく当たるようになってきました。そうして、あっという間に桜貝の分類をマスターしてしまったYKさん。彼女の「観察眼」は、天性なのか、努力なのか・・・!? 

萩の科学の未来に、明るい希望が見えたひとときでした。

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-27 13:14 | いきもの研究室より
貝殻を求めて西へ遠征!第2回
先日からこのブログでも紹介していますように、3/1からの「魅せます!萩の海」展の準備のため、NPO萩まちじゅう博物館の方々が貝殻採集に協力してくださっています。

さて1/25(木)の今回は初めて、丸一日かけて、萩の西に連なる海岸をなるべくたくさん回って貝殻を採集しようというプロジェクト。

メンバーのみなさんの日ごろの行いがよすぎるのか、前日・翌日と荒天なのに当日だけは快晴!! 午前9時、降りそそぐ朝の太陽に見守られてメンバーは萩博を出発しました。

b0076096_1393825.jpg← そして、約1時間かけて向かったのは長門市の向津具(むかつく)半島のYO海岸。

ここで、今回のメンバーを紹介。NPOの粟屋さん・伊藤さん・尾崎さん・来嶋さん・斉藤さん・末永さん・中家さん、椋木さん、そして私(堀)の9名。
こうして恒例の記念写真を撮って、元気よく採集を開始!
b0076096_13161289.jpgYO海岸は砂浜が数kmにもわたって続く、山口県北部でも有名な海岸。
なので、男性陣は海岸の東部、女性陣は西部と手分けして貝を拾うことにしました。

← 粟屋さんをリーダーとする男性陣、延々と浜をあるき、岩をのりこえ、東へ向かいます。
b0076096_13195482.jpg← 男性陣は、浜の東部でタカラガイをたくさんゲット!萩近海でおなじみのグレーの「メダカラ」のほか、赤の「カモンダカラ」や黒の大きな「ハナマルユキ」など。

・・・しかし、こんなに採れても、今回はYO海岸としてはやや少ない方です。
b0076096_13245473.jpg← 浜の西部でがんばった女性陣は、色とりどりの「ナデシコガイ」(撫子貝)などをたくさんゲット。やはり女性が加わると、採集物の華やかさも違いますね! 採集した貝を入れる容器が、一気に明るくなりました!!

こうして、ツアーの一ヶ所目・YO海岸は、なかなかの成果でした。
b0076096_13423427.jpg← ・・・そうこうしているうちにお昼に。長門市油谷の伊上の海岸へでランチタイムです。

まさか、1月の真っただ中に海辺で弁当を広げてランチできるとは夢にも思ってませんでした。思ってもみない、天気の贈り物に感謝です。
b0076096_1346316.jpg← ここ伊上でも、もちろん貝殻採集を。みなさん、頑張ってますね・・・ と思ったら大間違い。
海岸のカシの仲間の木の下に、たくさんの実が。みなさん、カシの仲間の実を一生懸命拾っているのです(ワークショップなどに使う?)。
まさしく、大きなリスがたくさんゴソゴソと・・・といった光景。
本命の貝の方は、ここではやや少な目でした。

b0076096_13542720.jpgこの後、長門市の只ノ浜で3回目の貝採集をした後、萩に向けて少し戻って、萩市三見の海岸へ。

← ちょうど午後3時ごろなので、ここで「おやつ」の時間。中家さんが用意してきてくれたコーヒーや、ロールケーキ・ドーナツ・煎餅など。1月の真っただ中に、海辺で「おやつ」できるとは・・・
b0076096_135901.jpg← と、散歩途中のオジサンが放した犬2匹、フラフラと「おねだり」に・・・

お菓子など何も持ってないフリをする(!?)、末永さん(右)。
この後、煎餅をちょっとあげたのに、どうやら犬は煎餅ではなくロールケーキをご所望の模様・・・。
b0076096_146157.jpg← 「おやつ」後、早速メンバーは貝の採集にとりかかりました。

波打ち際には、微小貝(1cm未満の小さな貝)がたくさん。両手で一すくいした砂から、150種もの微小貝が見つかるという、「魅惑の砂」です。
b0076096_1482434.jpg← さすが尾崎さん、浜でいちばん微小貝が「濃い」部分を見つけ、採集を。

こうして、採集したり食べたり話したり運転したり・・・4ヵ所もの海岸を回ってたくさんの貝をゲットすることができました。参加者のみなさん、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
萩博のバックヤードが、とりためた色とりどりの貝で少しずつにぎやかになっていきます。みなさん、次はキレイな貝を求めて、どこへ旅しましょうか?
・・・実は、「シークレットポイント」(秘密の名産地)なんてのもあります。いずれ、そこへもご一緒できる日が来ることでしょう。

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-26 14:23 | いきもの研究室より
リュウグウノツカイ 壱岐→萩への旅
昨日このブログでご紹介した「竜宮の使い」(リュウグウノツカイ)

「長崎県の壱岐から萩までどうやってやってきたの?・・・」とのご質問をいただきましたので、ちょっと経緯を紹介しましょう。

答えは至ってシンプル。ふつうの鮮魚を運搬するように、運送会社のトラックに乗って萩博まで送られてきました。

・・・と書いてしまうと簡単そうですが、この「竜宮の使い」様は全長2.8m、体重21kg!! こんな巨体を入れて運べる箱などそう簡単に見つかるものではありません。
b0076096_12545587.jpgそこで、石田漁協さんが巨大な鮮魚用の発泡スチロール箱(長さ1.3m・幅40cm!)を用意してくださいました。

← 「竜宮の使い」様はそれにU字形に入り、保冷用の氷を抱いて壱岐を出発。箱の中に鎮座する姿も壮麗!
(写真提供:壱岐日報・立場川氏)
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そうして1/21(日)に壱岐を出発、1/22(月)無事に萩博に到着しました。

← おもむろに開封し、そっと「竜宮の使い」様に対面するkozi事務局員(左)と私(右)。
b0076096_15291674.jpgさっそく、計測と撮影をしようと、箱から敷布の上に移します。

・・・と、いきなり我々に襲いかかるズッシリとした重み! 
死んでも落としてはならぬと、袖口をギトギトに濡らしながら、そっと寝かせ・・・

・・・そうして、昨日のブログで紹介した光景へと、続いたのでした。
鮮魚扱いのプロの石田漁協の方々と運送業者の方が手際よく丁寧に扱ってくださったおかげで、この「竜宮の使い」は非常によい状態で萩博までやってくることができました。ご協力を感謝いたします。また、壱岐日報の立場川さんには情報提供などの面でたいへんお世話になりました。ここで厚くお礼申し上げます。

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-24 16:20 | いきもの研究室より
ウンチの展示?
山口県立山口博物館よりお借りしていた「擬態・自然のかくしえ」を24日に返さなければならないので、その後にどんな展示をしようかと悩んだすえ、ついにウンチにたどり着きました。
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牛糞のつもりで造ったのですが、写真のように人糞に似てしまい、博物館の女性陣には敬遠されそうです。ところで、フン虫はご存じでしょうか?糞に集まるコガネムシ類のことですが、この展示で紹介しています。フン虫にも嗜好があって、牛の糞・シカの糞・犬の糞というように糞の種類により、また、オオフタホシマグソコガネは鮮度のよい糞に、ツノコガネは古い糞というように好みがあります。フン虫も奥が深いですよ。この機会に是非、ウンチを、いやフン虫をみてください。
このい仲間は、オオセンチコガネのように美しいものや、ダイコクコガネのように大きな角を持つものなど魅力的なものが多く、虫仲間にはフン虫ファンが多くいます。牧場で牛の糞をほじくっている怪しい人を見かけても警察には通報しないでください。



お知らせ
子供たちに人気の「虫クイズ」は2月から毎日、全問正解者に虫カードを進呈します。10種類のカードを全部集めるチャンスです!
(椋木)
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by hagihaku | 2007-01-23 18:22 | 展示のご案内
正真正銘、リュウグウノツカイ!!
b0076096_9404644.jpg深い海の底にあるという竜宮城。
そこからメッセージをたずさえ、人間界に向けて使者が走るという。
その者の名を、人は「竜宮の使い」(リュウグウノツカイ)
・・・と呼ぶ。


全長2m80cm、体重21kg!
シルバーメタリックに輝く、龍のような体。
赤く長い、髪のような背鰭(せびれ)。
体というより、「存在」そのものからにじみでる神々しさ。
深海から我々に何を伝えに、浮上したのでしょう。

去る1月20日(土)、日本海の玄関口・長崎県壱岐市石田の沖にしかけられた定置網にかかり、その後、弱って死亡。そこで石田漁協の方が好意で萩博へ寄贈してくださいました。石田漁協のみなさま、どうもありがとうございました。

↓ 萩博に到着した「竜宮の使い」とツーショットで記念撮影するkozi事務局員。さすが、歌って踊れる博物館人。
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← 「竜宮の使い」のあまりの神々しさと迫力に圧倒され(!?)、近づくことさえ ためらうrie事務局員。
b0076096_959741.jpg← そんな中、tami事務局員が、「竜宮の使い」にそっと手を・・・
「竜宮の使い」に触れた者は、深海からのメッセージを受け取れるといいます。いま、彼女の体に、「竜宮の使い」が深海から携えてきたメッセージが、入っていきます。

それはどんなメッセージだったのか。・・・それは彼女と「竜宮の使い」だけが、知っています。

この後、この「竜宮の使い」は萩博のマイナス80℃の低温冷凍庫~通称「竜宮の棺」の中へ移り、「その時」が来るまで深い眠りにつきました。


「その時」とは・・・

萩博物館ではこの夏、みなさまを深海の神秘に驚愕させる超・企画展示
「君と竜宮城へ~知られざる深海への旅~」を開催!〔2007年7月7日(土)~9月2日(日)〕
その会期中のどこかのタイミングで、日時限定人数限定で この「竜宮の使い」を萩博にやってきた時のままの生の姿で特別公開します。
あなたも、「竜宮の使い」が携えてきた、深海からのメッセージを受け取ってください。

詳しいことは、今後の萩博からの情報をチェックしてくださいね!

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-23 10:35 | いきもの研究室より
★勝利の星★
先日、事務局のkozi君が書いてたように、昨日(1/20)と今日(1/21)は大学入試センター試験ですね。受験生のみなさん、頑張ってますか?(このブログなど読んでるヒマはないかもしれませんが・・・)

萩博物館:第2収蔵庫(自然史資料収蔵庫)から、受験生のみなさんの合格と勝利を祈って縁起物を掲載しましょう。
b0076096_1137155.jpg← 太陽のように美しく力強く、神々しい貝でしょう。
日本では「リンボウガイ」(輪宝貝)と呼びますが、この貝が新種として世に発表されたときに付けられた世界共通の名前(=学名)はAstraea triumphans。・・・「勝利の星」という意味です。
(※ 現在では、Guildfordia triumphansに変わっています。)
b0076096_11381036.jpgこれらの標本は、萩市在住の冨賀見さんが約15年前にフグ延縄漁船で見島の近くで操業中、延縄にかかって上がってきたのを採集し、以来、大事に保管しておられたものです。昨年、萩博物館に寄贈してくださいました。

大きい方が直径6cm、小さい方が3.5cmです(トゲをふくめて)。
ちなみに、巻貝は貝殻を巻き伸ばしながら成長します。そうすると、この貝の場合、殻の入口(写真では貝殻の右下の端)のすぐ左側にあるトゲが歩くのに邪魔になってくるんじゃないかと思いませんか?
― しかしこの貝は、邪魔になったトゲを自分で溶かして取りのぞいてしまうそうです。

じゃあ最初からトゲなんか生やさなければいいじゃん・・・と思うかもしれませんが、
このトゲがまわりに出ていることで、貝がひっくり返りにくいというメリットがあると考えられています。

生きもの姿の「美」には、生きていくための意味があるのですね。

かなり話が脱線してしまいましたが、
まだまだ受験シーズン。受験生のみなさんのご健闘と合格・勝利をお祈りしています。

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-21 11:44 | いきもの研究室より
大島中学校の生徒たち、最後の連携授業に突入!
萩沖の大島の中学生たちとの連携授業―「陸に昆虫・海に貝~知ってる?大島のこと」
昨年から昆虫班・貝類班に分かれてシリーズでおこなってきましたが、貝類班は初夏から大島の磯に親しみさまざまな貝を採集して標本をつくったり特定の貝の生息状況を調査したり萩博で展示するパネルの図案を考えたり・・・数々のステップを乗り越えてきましたが、1/18(木)、ついに最終回を迎えました。

最終回の今回は、前からみんなが何気に楽しみにしていた(?)貝の標本づくり。
今まで大島で採集してきた数々の貝を、萩博で展示するため、キレイな標本にしようというわけです。
b0076096_9444330.jpg← まず、私(堀)が今日やることを説明(右端)。前列の男の子にガンを飛ばされても、全くひるまず説明を。

今回は、貝類班8人だけでなく、昨年中に活動が終わった昆虫班6名にも「助っ人」として参加してもらうことに。
何百という雑多な貝が、前夜から漂白剤に浸けて洗浄してあります。それを、
「ニナ」(ニシキウズ科などの円錐形の貝)
「カサガイ」(ヨメガカサ科などの笠形の貝)
「ニシ」(アッキガイ科などの紡錘形の貝)
「二枚貝」(文字通り二枚の殻をもつ貝)
「そのほか」(前の4つのどれにも属さない貝)
・・・に分け、それぞれ2~3人ずつの班でクリーニング~標本づくりまで担当してもらうこととしました。

b0076096_9465072.jpg「ニナ」班
ニナと呼ばれる「クボガイ」や「ヒメクボガイ」などは、貝殻の表面に白い石灰藻や海藻など付着していることが多いので、それをピンセットなどではがさなければなりません。
・・・けっこうシンドイですが、ハマるとやめられなくなる作業です。
b0076096_9474759.jpg「そのほか」班に配属となったのは、昆虫班出身の2人。

アワビ(「マダカアワビ」)の表面についているフジツボなどをはがしています。
初めての作業なのに、けっこうノリノリで健闘!
b0076096_9483723.jpg← 眼鏡を洗うのに使う「超音波洗浄機」も出動。

貝殻からなかなかとれないシツコイ汚れは、この機械で超音波にかければとれやすくなります。
b0076096_950336.jpg←  「ニシ」班。右のNNさんは、とても責任感があり、班のメンバーを指揮しながら効率よく丁寧に貝の付着物を外しています。隣のKI君も、NNさんの監督のもと(!?)、頑張っています。

ところで左のKI君、ザルを抱えながら作業をしていますが・・・なぜ?
b0076096_951294.jpg← KI君は、貝のクリーニング作業をして流水で洗浄した後、その貝をザルに入れて転がしながらドライヤーで乾かし始めました。そう、さっきは そのためのザルを抱えていたのです。

このザルを使って、「安来節」も踊って見せてくれました。
b0076096_9513412.jpg← 1時限目が終わったころから、貝のクリーニング作業に一区切りをつけ、貝の名前調べ(同定)を。

「カサガイ」班。昆虫班出身の女の子は、洗浄し終わったカサガイをティッシュペーパーの上に種類ごとに丁寧に並べています。
・・・ふと気づくと、みごとな「巻物」風の図鑑のように。
b0076096_952198.jpg← 貝の名前調べをした後は、専用の標本用プラスチックケースに貝を仮ラベルと一緒に収納。
「二枚貝」班の標本づくり作業風景。ケースにプラスチック綿をつめ、貝をキレイに収納していきます。
b0076096_9524534.jpg← 2時限にわたる作業の後、りっぱな貝類標本が完成!なんと、50種類以上も。

これを私たちが博物館に持ち帰って微調整し、先日つくったパネル案と共にアレンジして展示します。

これにて、大島中学校を舞台とした授業が終了しました。

次回2/8(木)には、生徒たちが萩博物館に来て、昆虫班の生徒たちの成果を展示中の「昆虫ワールドin萩」展(2/28まで)を見学します。
また、貝類班の生徒たちの成果は正式には「魅せます!萩の海」展(3/1~5/15)の中の一コーナーになる予定ですが、先行して2/8から回廊の特設コーナーで公開します。生徒たちには、その見学をしてもらうと共に、昆虫班・貝類班とも、その場に来られたお客さんに解説もやってもらう予定です。

大島中の生徒たちと先生方、そして萩博スタッフがさまざまなステップを乗り越えてつくった昆虫と貝の展示、みなさんぜひ見にきてくださいね。

(堀)
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by hagihaku | 2007-01-20 10:09 | 萩博講座(ワークショップ)
ど根性夏みかん②
先日ブログで紹介しました「ど根性夏みかん」ちゃん

http://hagihaku.exblog.jp/6292205/

の今日の様子です。
b0076096_12243293.jpgb0076096_12244653.jpg

元気です!
頑張ってます!
落ちません!

受験生の皆さんに必勝祈願です!   「 パンッ パンッ 」
明日からセンター試験スタートですね。

「受験生の皆さん頑張れ」
落ちないど根性夏みかんちゃんが萩から応援しています。
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by hagihaku | 2007-01-19 12:28 | 事務局より