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ナゾの棺桶(かんおけ)・・・
最近、ブログへの投稿がめっきり減ってしまい申し訳ございません。
夏の展示「君と竜宮城へ~知られざる深海への旅~」(7/7~9/2)の展示の原稿執筆や展示製作の作業がいよいよ始まり、人生で最もあわただしい日々を送っております。
・・・が、ブログにもがんばっていろんな情報を載せていきますので、読んでくださいね。

さてさて、今日はちょっと前のある出来事をご紹介。それは5/23(水)のこと。

b0076096_18284329.jpg← 午後3時半。学芸スタッフが、なにやらゴソゴソと大道具の片づけをはじめました。場所は、萩博物館の敷地内の北側の空調室の前。

タンスや戸棚や、看板などの民俗資料を、別棟に運びこんでいきます。何だか、この場所をキレイに空けて整理しているようです。いったい、何が始まるのでしょう?
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← この場所の反対側の壁に目をやると・・・!!!それはミゴトな、大きな棺桶(かんおけ)(!?)が二つ!!
手前のものは長さ2m、幅と高さ60cm。奥のものは、長さなんと3m、幅と高さ60cmもあります。
左に高杉晋作資料室長の一坂特別学芸員が見えますが、・・・人間が入るにしては大きすぎるこの棺桶。いったい・・・?
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← 清水主任学芸員が棺桶のフタをそっと開けると・・・中には、青いビニールシートがキレイに貼られています。なかなか精巧な、特殊なつくりですね!

この棺桶、いったい、誰が入るというのでしょうか?
この件、すでにテレビなどでご覧になった方も多いと思いますが・・・
この後、あなたが忘れようとしても忘れられない、あのモンスターがここに登場し、棺桶に入ることに!!

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怪しい笑顔でニヤニヤしつつ、棺桶のフタを閉める山根専門員(天文担当)。

さあ、ここでいったい何が起こったのでしょう!?・・・それは また後日のお楽しみです。

(堀)
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by hagihaku | 2007-05-28 19:02 | いきもの研究室より
海中写真展「ダイバーが見た萩の海」~人気投票の結果
先日終了した「魅せます!萩の海」展を振り返ってみよう!・・・の第2段です。
今回は、この展示でおこなっていた海中写真展「ダイバーが見た萩の海」についてです。

この展示に先立ち、当館では2006~2007年に萩近海に潜水したダイバーの方々に声をおかけし、自慢の海中写真の出展をお願いしました。その結果、17名もの方々が応募してくださったので、その全員のご出展分のうち50枚を「ダイバーが見た萩の海」として展示。

展示期間中(3/1~15)は、来場者のみなさんにお気に入りの写真を1枚選んでいただく 「人気投票」も実施。
結果、計356名もの来場者の方々が投票に応じてくださいました。みなさま、ありがとうございました。

さて、投票の結果は・・・
当初は上位3位までを紹介する予定でしたが、同点で2位の作品が3つもあったため、
それらをご紹介しましょう。

b0076096_17561422.jpg← まずは左の写真、エントリーNo.3、山陽小野田市の吉村猛さん撮影の「岩穴に差しここむ日光」(21票)。この写真への投票者の方々の感想を紹介しますと・・・「幻想的」「神秘的」「岩の間からさす薄緑色の光とまわりの景色・青い海がとてもきれいに撮れている」「ダイビングしてみたい」「やまなしの光景」。
次に右側の写真、エントリーNo.5、島根県浜田市の佐々木俊和さん撮影の「カタクチイワシ」(21票)。
「透明感があってきれい」「ユーモアがある」「透明感が心地よい」・・・といった感想を投票者のみなさまからいただきました。
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← 21票で同点2位の写真がもう一枚。エントリーNo. 40、岩国市の藤田孝博さん撮影の「タツノオトシゴ」です。

この写真へは、「こんなタツノオトシゴ見たことない」「タツノオトシゴの目が生き生きしている」「透明感のある紅色が好き」「金運があありそう」「横顔がいい」「きれいに撮れている」・・・という感想をいただきました。
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← そして、人気投票第1位は・・・46票を獲得したエントリーNo.22、山口市の足立淳さん撮影の「ミジンベニハゼ」

投票者の方々の感想(気に入った理由)は次のとおり・・・
・「穴の中から覗いている顔が可愛い」
・「ニラメッコのユーモラスがいい」
・「メルヘンチックなところ」
・「黄色で目が丸く顔だけだしていて可愛い」
・「こちらを見ているのがいい」
・「萩への旅行者をお出迎えしているみたい」
・「とにかく可愛い」・・・。

・・・あどけない目でかわいくこちらを見ている点が好印象だったようです。
というわけで、これら4名の方々には近日中に萩博物館からちょっとした賞品をお送りします。どうぞお楽しみに。

上位に入らなかったダイバーの方々の作品も、どれもすばらしいもので、それぞれお気に入りとして投票してくださった来場者の方々がおられました。出展者の方々へ、ご出展いただきましたことを改めて厚くお礼申し上げます。
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さて、「魅せます!萩の海」展そのものは終了してしまいましたが、この海中写真展「ダイバーが見た萩の海」はもうしばらく、東回廊にて展示の予定です。
近いうち人気投票の結果も表示しますので、いま一度、神秘的な萩の海の中をお楽しみください。

(堀)
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by hagihaku | 2007-05-24 18:08 | 催し物のご案内
「魅せます!萩の海」展が終了。みなさま、ありがとうございました!
ご報告が遅くなってしまいましたが、3/1から5/15までの2ヶ月半にわたって開催してきました
「魅せます!萩の海」展が先日無事に終了しました。

Tami事務局員に集計してもらったところ、この展示期間中(76日)の入場者は
15,834人!(ただし、並行開催の「幕末志士の手紙」展(12/18~4/8)、「萩藩雲谷波の世界」展(4/17~6/26)、常設展示を含む入場者数)

これから何回かに分けて、このブログにてなつかしき(!?)「魅せます!萩の海」展をちょっと振り返ってみることにしましょう。

・・・その前に、「魅せます!萩の海」展の関連企画のクイズの最終週(5/10~5/15)の当選者の発表を。この展示では、クイズに全問正解した方の中から抽選で週に3名様にタカラガイのストラップをお送りしてきました。

最終週は44名の方々がクイズに挑戦され、全問正解者は30名。その中から抽選で選ばれた3名は・・・
H.Y.さん(周南市)K.M.さん(下関市)A.S.さん(萩市)
もうすぐタカラガイのストラップを発送しますので、イニシャルに心当たりのある方、お楽しみに!

今後、海中写真展「ダイバーが見た萩の海」の人気投票の結果や、海を守るためにみなさんが書いてくださったアンケートの結果など、これから少しずつ紹介していきますので、お楽しみに。

(堀)
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by hagihaku | 2007-05-22 17:48 | 催し物のご案内
第10回 浜崎伝建お宝博物館
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明日、5月20日(日)は、
市内浜崎町で、「まち」と「まち」の「お宝」が公開される
「浜崎伝建おたから博物館」が開催されます。

「伝建」とは、伝統的建造物の略です。
浜崎は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

(写真は昨年の様子)




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昨年、萩博物館は、
「竹がえしで遊ぼ~!」と、
「萩学なんでもBOXで遊ぼ~!」と、
「古写真で再発見しよ~!」で参加しました。


(写真は、「竹がえし」で遊ぶウチの若い衆 NくんとNさんです)



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浜崎は、江戸時代から栄えた港町です。

多くの伝統的な建物の中には、
家や地域に伝わるさまざまな「お宝」が展示されます。

内部を開放される家もあり、
町家の内側を見学することもできます。

(写真は、町家「ミセノマ」で、「竹がえし」を製作中のOさんです)



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昨年は、以前、醤油屋さんを営んでおられた家への「出展」でした。

(写真は、盛り上がりに盛り上がった「竹がえし」)




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(写真は、「古写真で発見しよ~!」を出展した町家)

今年は、元スーパーだった建物に「出展」の予定です。

「旅する民俗学者・宮本常一がみた萩」とういう小企画展示を予定しています。
昭和35年(1960)から37年(1962)にかけて、
宮本常一さんが撮影した旧萩市内、六島、そして見島の写真を多数展示します。

ぜひ、写真についての情報をお寄せください。


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NPO萩まちじゅう博物館の皆さんは、昨年に引き続き、住吉神社境内で、「昔おもちゃで遊ぼー!」他、盛りだくさんの企てで参加予定です。

(写真は昨年の様子です)

5月20日(日)、9:00~16:00
浜崎へ集合!
(市役所からシャトルバスも出ます)

できれば・・・・萩博物館に寄ってからお出でいただけると、または、帰りに萩博物館に寄っていただけると、大変うれしゅうございますです、ハイ。

楽しいですよ、「浜崎伝建おたから博物館」!        (清水)
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by hagihaku | 2007-05-19 19:50 | くらしのやかたより
バックヤードツアーを終えて
昨日の堀研究員のご紹介にありましたように、
本日はバックヤードツアーのイベントを無事終えることができ、安堵しています。
本日ご参加いただいた皆さんにはたいへんありがとうございました。

博物館の顔が展示なら、博物館の心臓は収蔵庫、とでもいえるでしょうが、
今回のツアーを通して、少しでも私たち学芸スタッフの仕事の内容を知っていただきたいっ!
そんな思いから、日ごろ一般の方は入れない資料調査室などにもあえてお入りいただいたしだいです。
日ごろの怠慢から、部屋を片付けるのがけっこうたいへんでしたが…(笑)。

冗談はさておき、皆さんにご覧いただいている展示を、日ごろ私たちがどのように準備しているのか、
今日ご参加いただいた方にはいくらかおわかりいただけたのではないかと思っております。

今日は平日でしたから、ご希望があってもやむを得ずご参加いただけなかった方もいらっしゃるはず。
業務の関係上、支障をきたさない程度で、またこういう機会をもてたらと思いました。

なお、今日ご参加いただいた方で、もしこのブログをご覧になられた方にご感想などいただけたら嬉しいです。

今後とも、みなさまに愛される博物館を目指してまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

(道迫)
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by hagihaku | 2007-05-18 22:42 | 歴史資料調査室より
明日は何の日!?
一昨日の5/15をもって、「魅せます!萩の海」展が終了しました。多くの方々にご来場いただきましたことを深く御礼申し上げます。この展示の総括を後日ブログに掲載しますので、また読んでくださいね。

ところで、明日5/18(金)は何の日でしょう!?
意外と(・・・というか、ほとんど)知られていませんが、「国際博物館の日」です。

国際博物館の日って・・・?
1977年に国際博物館会議(ICOM)が、博物館の役割を広くみなさんに知ってもらうことを目的として制定した日。毎年この日には、各地の博物館で多彩なイベントなどがおこなわれています。

そこで萩博物館では国際博物館の日を記念し、バックヤードツアーと、限定のオリジナルグッズをプレゼントをします。

萩博のバックヤードツアー。それは・・・
日ごろ見ることのできない萩博の「裏舞台」や、学芸スタッフの活動のダイジェストを「こっそり」お見せする、秘境ツアーのようなもの。
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← となると、みなさまをお迎えする私(堀)も何かスペシャルなことをやらねば!! 
・・・と思い、先ほどから、この研究室でごにょごにょと準備をしています。

ごく短い時間ですが、来ていただいたからには、
ほおっ~へぇ~っと言わせてさしあげます!


バックヤードの時間などの情報は以下のとおりです。
と き: 5月18日(金) 午前10時~11時
定 員: 先着20名

また、上の方に書きましたように、
この日に展示室に入場された方 先着150名様には
限定のオリジナルグッズのプレゼントがあります!

明日5/18は、一味違った萩博をお楽しみください!

(堀)
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by hagihaku | 2007-05-17 18:20 | 催し物のご案内
「魅せます!萩の海」展 第10週目・クイズ当選者の発表!
3/1からの「魅せます!萩の海」展(3/1~5/15)がはじまって、もう10週間がたちました。
関連企画のクイズでは、全問正解者から抽選で1週間に3名様にタカラガイのストラップを発送していますが
・・・ここで第10週目(5/3~5/9)の当選者
の発表しましょう。

この週は46名の方々がクイズに挑戦。この週で、展示が始まってからのクイズ挑戦者の総数は547名に。
さて、クイズ挑戦者の方々のうち、全問正解者は46名。その中から抽選で選ばれた3名は・・・

M.K.さん(広島県福山市)Y.M.さん(周南市)Y.S.さん(萩市) 

来週の頭にはタカラガイのストラップを発送しますので、イニシャルに心当たりのある方、お楽しみに!

・・・ところで、
「魅せます!萩の海」展は、5/15(火)まで。ついにあと3日で終了となります!

まだ展示を楽しんでない方、タカラガイストラップが当たってない方、ぜひご来館ください!!

(堀)
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by hagihaku | 2007-05-12 18:04 | 催し物のご案内
ある日の空
今日は、先日撮った写真を3枚紹介します。
まずは、金星です。
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現在、金星は「宵の明星」として、夕暮れから夜10時ごろまで、西の空に見ることができます。他の星に比べて、圧倒的に明るいので、すぐに分かると思います。今、金星を望遠鏡で見ると半月状の形に見えます。そして、これからだんだんと細くなっていきます。金星も月と同じように満ち欠けをしていくのです


次は、の写真を2枚ご紹介します。
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上の写真は昼間、青空の中に見えた月を撮ったものです。月はとても明るいので、昼間でも見ることができます。金星と同じように半月ですね。


今度は月の表面を見てみましょう。
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月の表面には凸凹がたくさんあるのが分かります。この凸凹は、クレータと呼ばれ、月に隕石が衝突した跡です。月の裏側にはさらにたくさんのクレータがあります。これは、月が地球の盾となり、宇宙から降ってくる隕石を防いでくれているからです。



お知らせ
「月面をみよう」
開催日 : 6月22日(金)~24日(日)
時 間 : 19時30分~21時00分
場 所 : 萩博物館

ぜひ、お越しください v(^-^)v
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by hagihaku | 2007-05-12 16:11 | 天体観測室より
書簡でたどる松陰の生涯(その4)―東北を遊歴中に兄梅太郎へ―
萩学展示室から「書簡でたどる松陰の生涯」第4回目をお届けします。

b0076096_11393653.jpgケースのうしろ側、壁に見えている大きいパネルが、うずまき型の年表になっています。
松陰が何歳のときに何をしていたかがだいたいわかるようになっていますので、手紙と見比べてみてください。

前回は松陰が22歳、江戸で懸命に学問に励んでいる最中の手紙でした。
今回は江戸をあとにし、脱藩亡命の旅となった東北遊歴の最中、23歳の時に書いた手紙をご紹介します。

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これは嘉永5年(1852)正月に、水戸(茨城県水戸市)から萩にいる兄の杉梅太郎に送った手紙です。
松陰が東北を旅することで予想以上の成果をあげている様子をうかがうことができます。
これにどのようにつづったのか、松陰に現代語訳で聞いてみましょう。

水戸への訪問は、かなり成果があったように思います。
これから先の東北の地は、どれほどのものかと期待しております。


松陰は前年12月に江戸を離れたあと、熊本藩士の宮部鼎蔵(みやべ・ていぞう)らと行動をともにし、
水戸藩の儒者で、『新論』の著者として当時全国に名が知れ渡っていた
会沢正志斎(あいざわ・せいしさい)に面会します。
それまで本を通じてしか知らなかった会沢という知の巨人に、
直接会うことにより得られた成果は、計り知れないものだっただろうと想像できます。

ところが先ほども触れたように、松陰はこの旅で脱藩亡命という致命的な罪を犯してしまいます。
それは松陰が、藩から過所(かしょ)と呼ばれる関所手形をもらうことなく江戸を離れたからです。
長くなるので詳しい理由はここでは触れませんが、
この関係で松陰は道中で松野他三郎(まつの・たさぶろう)という変名を使いました。

そうしたことから、この手紙では今回の亡命の件で松陰をかばうため、
多大な尽力をしてくれている親友の来原良蔵(くりはら・りょうぞう)についても次のように触れています。

私のことで、万が一にも良蔵に厳罰が下されるようでは口惜しく思います。

そして松陰は、兄に対し是が非でも良蔵を止めてほしいと頼むことになるのですが、
じつはこの手紙、良蔵のことを思いやってあれこれ書いた部分のほうが長いわけです。
本当に人情にあついというか、義理がたいというか、松陰の人柄をしのばせます。

ともあれ松陰はこのあと、藩の処分によって武士の身分を失います。
しかし松陰は、旅することにより、その損失を補って余りあるほどの成果を得られたのではないでしょうか。

(道迫)
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by hagihaku | 2007-05-11 11:52 | 常設展示室より
あの「長州ファイブ」が国際映画賞!
山口県内でおとといから今日あたりにかけてマスコミをにぎわせているのは、
この1年ほどですっかり言葉的にも定着した感のある「長州ファイブ」

わたしはこのニュースを聞いて正直、「うそやろー!まさかー?」とは思いましたが、
なんと、あの映画がアメリカのテキサス州で開かれた国際映画祭で
栄えあるグランプリをとっちゃったそうなんです。

はじめて聞く賞でとても長い名前ですが、
「第40回ワールドフェスト・ヒューストン国際映画祭」というのが映画祭の正式名称だそうです。

劇場長編映画部門を含む10の部門に4500本の応募があったなかで、
最高の賞を射止めるとは、これは快挙としかいいようがありません。

今日の朝日新聞を見ると、製作委員会の前田委員長のコメントが出ています。
「信じられない。今でも余韻がさめやらない」と。

わたしは映画とは直接関係がありませんが、昨年、その余波を受け、
急きょ展覧会を担当させられた者としては間接的にうれしく思っているしだいです。

いっそのこと、もう1回展示やらせてもらえないですかねえ?

(道迫)
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by hagihaku | 2007-05-10 13:07 | 歴史資料調査室より