<   2007年 09月 ( 25 )   > この月の画像一覧
体感!!
萩博物館 2階 天体観測室には望遠鏡がが設置されており、
昼間は太陽の観察をすることができますが、観測室へ続く
階段手前のスペースにはある展示がされています。

そ・れ・は、「密度の箱」



「なんだ、それは!?」

と思った方はぜひ萩博物館にお越しください。

なんと、この箱は天体の密度の違いを身体で体験できる
すぐれものです。

天体は大きく分けて石でできたものとガスでできたものが
あります。この箱もそれぞれ2グループに分けることができます。
どの天体とどの天体が同じグループになるか確かめてみてくださいね。

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by hagihaku | 2007-09-28 21:54 | 天体観測室より
2007秋・海洋調査のはじまり~!
萩博物館では、萩付近の海岸に打ち上げられるタカラガイの貝殻を採集し、種類や数を分析することによって海の環境の変化(特に水温の上昇)による生物への影響を調べています。

これはNPO学芸サポート班・海洋チームの方々と私(堀)がおこなっているものですが、一部の野外調査についてはNPO会員のみなさまにも自由参加のお誘いをしています。

実は、夏期は貝殻があまり打ち上げられない時期なのです。なので、7月から9月中旬までは調査を中断していたところですが、夏の終わりを見はからって昨日9/26(水)、いよいよ秋の調査を開始しました。
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今日の参加者はNPO海洋チームの方々だけかな?と思いきや、企画イベント班、受付班からも何人か参加してくださり、調査メンバーは10名を超える規模に。

午後の快晴の空のもと、倉江ノ浜に到着し、早速タカラガイを拾いはじめました。
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漠然と「なんでもいいから貝を拾いましょう」・・・となると人間ってのはダラダラしてしまうものですが、「タカラガイを拾うゾ」等と目標を決めて取りかかると集中して作業を持続できるもの。

NPOのみなさん、楽しそうにワイワイとタカラガイをさがしています。
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海側から撮影した調査風景。

今日は満月なので潮がよく引きました。日ごろは海に浸かっている岩礁が露出しています。
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ひとり海岸のずっと向こうまで遠征しているのは、働き者の田辺さん(赤い矢印)

以前、日本海で数個しか採れたことのない種類のタカラガイをゲットしたことがあるという、敏腕採集師です!・・・と言われても見えませんね・・・
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1時間ほど採集したところで、おやつタイム。ギンギンに冷えた麦茶やゼリー、パイなどで一服。

中央は、お話し上手なヤナイさん。次から次へと話題を繰り出したり、メンバーに声をかけたりと・・・ 今日はお菓子を食べながら、なぜかメルルーサ(銀だら)のお話を。
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その後も約1時間にわたって採集した結果、タカラガイがこんなに集まりました! 

見たところ、萩近海に一番多い「メダカラ」という種類(ねずみ色のタカラガイ)がほとんどですが、何やら違う種類もポツポツ見えますね。
これらの貝殻を萩博物館に持ち帰り、NPO海洋チームの洗浄・集計担当の方々が種類ごとに数が集計します。この調査結果がつみかさなって、萩の海の環境変化を見ていこうというわけです。

参加者のみなさま、お疲れさまでした!
次回の調査は10月上旬の予定です。

(堀)
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by hagihaku | 2007-09-27 10:32 | いきもの研究室より
ハギに招かれざる客
以前のブログで紹介したハギの木にやっかいな客が団体さんで来られました。
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ヒロヘリアオイラガの幼虫です。
イラガの幼虫ですから、刺されると激痛が走りますが、この痛みは30分もすれば治まります。
ドクガのように赤く腫れることもありませんが、やはり怖い虫です。
昨年は、萩博物館の中庭のカエデの木に大量発生し、駆除されましたが、今年はハギの木で大量発生していました。
昆虫のスゴサというか、シブトサを感じます。
ヒロヘリアオイラガのために一言付け加えると、幼虫は怖いけど、成虫は緑色でとても綺麗で、毒もありません。

(ムクノキ)
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by hagihaku | 2007-09-26 21:08 | いきもの研究室より
宮本常一のまなざし、見島編2
9月21日、NPO学芸サポート班の皆さんと見島へ行ってきました。
その報告続編です。

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見島本村の東、ジーコンボ古墳群のすぐそば、ヨコーラの海岸です。
グリ石と呼ぶことがありますが、大小の丸い石が広がる海岸です。










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宮本常一さんの著作『私の日本地図』の中で紹介されている「濶(ま)」を確認することができました。
「濶(ま)」とは船着場のことです。
丸い石を組んで小さな船だまりが築かれています。
誰が何の目的で築いたのか、どのように使われたのか、素朴な疑問がわいてきます。






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ハングル文字の書かれた多数の漂着物に混じり、「西方丸」と書かれた小型の船が寄っていました。
8月15日の夜に流された精霊船です。
盆に帰ってきた先祖の霊を西方に送り、役目を終えて流れ着いたものです。
かつては、麦わらで作っていたとされます。







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長い竹を組んで作った「シイラ浮け」も流れ寄っていました。
以前、「君と竜宮城へ」のポスター、チラシを持って営業に回っていて目にとまり、このブログでご紹介したことがあります。

この竹で組んだイカダ状のものは漁具で、沖合いにイカリで固定されます。
このイカダ状のものの下には、小魚が集まり、その小魚を追ってシイラ(マンサクとも呼ぶ魚)が集まります。
そのシイラは、網や漕ぎ釣りで漁獲します。
海が荒れた際に、イカリ綱が切れたものと考えられます。



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八丁八反と呼ばれる広い水田地帯に多く設けられているため池です。
宮本さんが、見島の農業の特徴の一つとして多く記録しているものです。

「田んぼよりだ~いぶ低いが、どね~やって水を田に引くソじゃろーか?」
「あーそこも、あ~そこも、ため池の傍にゃー何か小屋があるが、ありゃー何じゃろーか?」
「小屋まで電線が行っちょらんかね?」
「あっ、ポンプか・・・」

確認は続きます。


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見島本村の東の墓地です。
丸い石を組んだ石垣が印象的です。
本村の港に入港する際にまず目に入ってきます。
これも、宮本さんは数多く写真に収めています。

「昭和35年(1960)には、ここは海じゃったんじゃねー・・・・」

確認は続きますが、残念ながら帰りの船の時間となりました。



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今回は、手始めということでもあり、宮本写真群については一部の確認にとどまりました。
しかし、様々な発見がありました。
見島の皆さんから興味深いことも教わりました。

本村港14:10発、宇津港14:30発、萩商港15:45着。
宇津観音は海上より参拝となりました。





「宮本常一のまなざしを追う」・・・つづく・・・・    (清水)
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by hagihaku | 2007-09-26 20:46 | くらしのやかたより
「吉田松陰先生絵伝」クイズ(其の壱)
大好評開催中の「長州男児の肝っ玉」展。

オープンしてはや10日が過ぎましたが、もう3000人を超える方々がお見えになっています。

まことにありがとうございます!

さて、前にちょっとだけここにも書きましたが、今回一番話題を呼んでいる展示資料といえば、
初公開「吉田松陰先生絵伝」(萩博物館蔵)。

この資料の詳しい来歴や解説については、展覧会にあわせてご用意した記念誌
『吉田松陰と塾生たち』をぜひご購入のうえ確認していただくとして、
今日から、「絵伝」に収録された前15場面にちなむ、簡単な三択クイズを行いたいと思います。

では、さっそく第一問
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ここに描かれた建物は、現在はもう失われてしまった生家ですが、松陰が生まれたのは何年でしょうか?

1.天和元年  2.天保元年  3.天暦元年

正解と簡単な説明は、今週金曜日の28日夜、コメント欄に書き込みますので、
ぜひ、どしどしお答えください!

(道迫)
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by hagihaku | 2007-09-25 14:46 | 企画展示室より
晋作お坊ちゃんの肝っ玉   <晋作コラム その4>

12月16日まで開催中の長州男児の肝っ玉~松門四天王と桂小五郎~に関連したコラムをお届けします。

晋作お坊ちゃんの肝っ玉
高杉晋作資料室長 一坂太郎

(1)
b0076096_962389.jpg 今夏、九州長崎の骨董屋にあった高杉晋作遺墨(詩書)を入手した。この遺墨の存在は数年前(あるいはそれ以前かも)に知ったが、その時は買えずじまいだった。それでも、何かの縁があったのだろう。交渉が成立し、わが家に届いた時は感激も一入だった。
 業者が言うには、明治三十一年に毛利家が手放した中のひとつ。それらが毛利家重臣の末裔に伝わったのだという。話の真偽は不明だが、晋作遺墨に限って言えば後述するように慶応元年(一八六五)閏五月から六月ころの筆跡と思われ、「これぞ真筆」である。
 漢詩の内容は、次のとおりだ。

 魚驚釣餌去 鳥見矢弓飛
 反復人情事 我掌知此機
  将浮游赤間関有此作
      東洋一狂生東行

 魚は釣餌に驚き去る
 鳥は矢弓を見て飛ぶ
 反復は人情の事
 我が掌(たなごころ)この機を知る
  まさに赤間関に浮遊せんとし、この作あり

 危機から逃れる魚や鳥を、強い者を見ると怯む人間にたとえる。反復(裏切り)は人の世の常であり、自分はそれを知ったのだという。事実、晋作は前年から苦難続きであった。

(2)
 元治元年(一八六四)八月、晋作は四カ国連合艦隊との講和談判を進めたとして、反対派から命を狙われ、厚狭郡船木に潜伏したりした。さらに十一月、政権交代のすえ命を狙われ、九州に逃れた。
 つづいて慶応元年(一八六五)前半、密かに下関開港を進めたら、またもや長府の反対派から追われ、四国に逃げた。この時は藩も手のひらを返したように晋作から外国応接掛の役職を奪い、トカゲの尻尾切りをやった。
 晋作は萩の武家のひとり息子、「お坊ちゃん」である。二十三歳の文久元年(一八六一)三月に、若殿側近である世子小姓役として藩に出仕して以来、エリートコースを歩いて来た。地位や名誉に執着する必要もない身分なのだ。
 だが、この一年足らずの間に晋作は人に裏切られ、世の汚い部分を随分と見た。四国から下関(赤間関)に帰り、その心境を託した詩ではないかと考えている。
 晋作が「高杉晋作」たるゆえんは、ここからだ。病の床に潜り込んだり、不平を垂れて終わったりはしない。詩にもあるように「人間なんてそんなもんさ」とうそぶきながら、翌慶応二年、長州藩に攻め寄せた征長軍をさんざんに撃破し、結核のため二十九歳でこの世を去るのだ。晋作お坊ちゃん、お見事である。貫かねばならない信念が本物だったからこそ、ここまで強くなれたのだろう。

(3)
 この晋作詩書は、管見ではこれまで自筆の無かった五言絶句で、その点が史料としてまず貴重だ。『東行遺稿』(明治二十年)には「偶成」の題で、結句が「分明知此機」になっている分が所収されている。同書の並べ方では「雲脚集」中に出ているように見えるが、高杉家蔵の自筆草稿「雲脚集」にこの詩はない。
 詩書本紙は縦一七センチ、横三〇・五センチ。筆跡の全体的な雰囲気は、『高杉晋作史料』二巻(揮毫)所収「37 詩書(福岡藩士月形洗蔵に与えたもので月形家に現存する)」や「38 詩書(通化寺蔵)、訪游撃軍諸君即吟」などに通じるものがある。款記「東洋一狂生東行」も、その他の文字も同時期の晋作筆跡の特徴が良く出ている。
 なおこの詩書は、松菊(木戸孝允)詩書扇面と並べて額装されていたが、表面の焼けが甚だしかった。旧蔵者が永年、掛け続けたようだ。特に松菊扇面は本紙に塗られいる本銀部分が酸化し、黒ずんでいる。
 早速修復、改装を馴染みの表具店にお願いをし、晋作の方は掛け軸、木戸の方は額として甦った。夏の終わり、我が書斎の床の間を飾った後、現在は萩博物館で開催中の展覧会「長州男児の肝っ玉」で展示中である。
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by hagihaku | 2007-09-25 13:48 | 高杉晋作資料室より
宮本常一のまなざし、見島編
NPO萩まちじゅう博物館の学芸サポート班(古写真グループ)の皆さんと、見島へ行ってきました。

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旅する民俗学者・宮本常一さん撮影の写真群が、萩市見島へ里帰りしたことは、以前このブログでご紹介しました。
撮影された場所の特定や、内容についての情報収集を、ようやくですが始めることにしました。







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旧萩市内の撮影場所の特定については、NPOの学芸サポート班の皆さんと、ほぼ終えることができました。
同様に見島の写真についても、というところですが、なにせ土地勘が無いと難しいことから、先ずは島を歩いてみようということになりました。

船上で作戦会議?中のサポート班の皆さんです。





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前日の萩市の気温は33度を超えました。
この日も、朝から快晴。
いまだ「盆北」の風は吹かず、穏やかに「マジ」の風吹く海上を、定期船「おにようず」は快走。
いかにも暑そうな見島には10:15到着。






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島では、まず、見島総合センターに向かいました。
夏休み期間中、ここに200枚を超える宮本写真群を情報を得るために展示し、島民の皆さんに見ていただいていました。
島民の3~4人に一人は見に来られたということで、多くの情報も寄せられました。

実はこの日は島民運動会の前日。
皆さん、そちらの準備で忙しく、お話を伺うのは次の機会となりました。



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センター所長の中家さんから情報をいただき、ジリジリと(夏の!)太陽が照りつける中、撮影場所の特定を始めました。









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道々、島の皆さんから、様々な情報を寄せていただきました。

住吉神社近くで、お母さんとお嫁さんに話を伺いました。

ちなみにこちらのお嫁さんは、13年前の年末から正月にかけて、見島の年越し行事記録で島を歩き回っていた私めを覚えていて下さいました。





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宮崎山の上から、宮本常一さんによって撮影された見島本村の旧港です。
住吉神社が写っています。








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上の写真が撮影された場所を特定し、近い場所から2007年の見島を記録してみました。

変ったもの、変らないものが見えて来ます。

撮影場所は金毘羅社で、たまたま話が見島の風のことに及びました。
あらためて昭和35年(1960)撮影の上の写真を見た時に、漆喰で瓦をとめた家が多数あることに気づきました。




この後、本村の東の墓地やジーコンボ古墳群、八丁八反と呼ばれる水田を訪ねました。
その様子については、またご報告いたします。   (清水)
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by hagihaku | 2007-09-22 13:22 | くらしのやかたより
うさぎ
天体観測室に謎のうさぎが登場!!
このうさぎの正体とは一体・・・
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9月25日(火) 午後7時30分~午後9時
「お月見をしよう」でその真相が明らかに!?

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by hagihaku | 2007-09-22 09:37 | 天体観測室より
海の怪談・・・「化けダコ伝説」
私(堀)はさきほど、NHK山口の「とくもり情報ランチ―海中さんぽ」に出演して帰ってきました。

さて、今回の海の怪談・・・「化けダコ伝説」、いかがでしたか?

「なにそれ?見てないゾ」という方、
「見たけどもう一回よく見たいっ」という方・・・
この萩博ブログの昨年8月の記事で紹介してますので、ご覧ください。
見やすいように、下にリンクをはっておきますね↓↓

暑い夜にはちょっとした怪談を・・・ 
 → http://hagihaku.exblog.jp/5463515/

「タコがヘビに化ける」・・・その瞬間を
 
 → http://hagihaku.exblog.jp/5573959/

「タコがヘビに化ける」・・・その瞬間をPart 2
 
 → http://hagihaku.exblog.jp/5579894/

次回私が出演するNHK山口「とくもり情報ランチ―海中さんぽ」は10/19(金)の11:30からになります。
今度はどんな萩の海のネタが出てくるのか・・・どうぞお楽しみに!

(堀)
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by hagihaku | 2007-09-21 13:25 | いきもの研究室より
海の怪談!? ・・・番組放映のお知らせ
毎月、私(堀)が出演して山口県近海のいきものの魅力をお届けしているNHK山口放送局の「海中さんぽ」(「とくもり情報ランチ」内)、9月分が9/21におこなわれます。

今回は、萩博ブログを昨年からご覧になっている方ならご存知・・・
夏の終わりの萩の、ちょっとした海の怪談・・・ある妖怪(お化け?)のような生きものの話題です。

さあ、その正体はいったい!?
9/21の11:30からのNHKをお楽しみください。
詳細は下記の通りです。

とくもり情報ランチ 「海中さんぽ」コーナー
9月21日(金) 11:30~12:00
「海中さんぽ」は、この時間内に7分ていど放映される予定です。


(堀)
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by hagihaku | 2007-09-20 20:00 | いきもの研究室より