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「松陰先生」のお手紙(其の壱)
「親(した)しく大兄(たいけい)の面諭(めんゆ)を受くるが如(ごと)し」
(松陰の手紙より)

ひさびさの松陰書簡モノとなりますが、常設展示の改修(リニューアル)後、吉田松陰の手紙については情報がまったく出せていませんでした。スミマセンでした。040.gif

先日、手紙を取り替えましたので、以下にみどころをご紹介いたします。042.gif

ちなみに今回より、新たに「『松陰先生』のお手紙」と銘打つことにいたします。

まず、展示の趣旨は以下のようなものです。

間近でのぞいてみよう!「松陰先生」のお手紙(展示パネルより)
江戸時代の終わりころに生きた松陰は、生涯にたくさんの手紙(書簡)を書きました。萩博物館では、その貴重な手紙を約60通も保管しています。ところで松陰は、なぜ手紙をたくさん書いたのでしょう。それは、離れた人と連絡を取り合うのに一番良い方法だったからではないかと考えられます。そして、これらの手紙が現在まで大切に保管されてきたおかげで、私たちは、松陰が当時どのように生きていたかを知ることができるのです。あなたも、「松陰先生」が家族に送った生の手紙を読んでみませんか?

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さて、今回ご紹介する手紙は、野山獄につながれている25歳の松陰が、二歳上の兄、杉梅太郎(のちの民治)と往復したものです。松陰は安政元年(1854)10月24日、萩の野山獄に投じられますが、10日ほどたった11月5日、兄から受け取った手紙の余白や行間、さらには裏側にまで、びっしりと返答を書き、その日のうちに実家の兄へ送り返しました。わざとそういうふうにしたのか、それとも獄中のため新しい紙が手に入らなかったのか、いまでは知るよしもありませんが、ともかくも松陰は細い字であれこれつづります。

とくに注目すべきは、書簡の冒頭部分です。

兄は冒頭で、松陰の「二十一回猛士の説」(内容はのちほど説明します)は素晴らしいが、家族が罰せられると困るので秘密にするようにと忠告します。松陰はこれに対し、兄にじかに会って注意されているようだと返事しました。松陰の茶目っ気あふれる、たいへんほほ笑ましいくだりですが、そのほかにも兄は、獄中で過ごす松陰の食べ物や身の回りを気遣うなど、兄弟の絆がうかがえる興味深い史料です。

b0076096_17411026.jpg右側の写真が書簡の冒頭になります。

少し大きい字で書かれた本文が兄梅太郎の往信、細字で行間に書かれたのが松陰の返信になります。

じっさい、兄と松陰とのあいだでどのようなやりとりがあったのか、すこし引用してみましょう。
兄:梅太郎
二十一回猛士の説、喜ぶべし、愛すべし。志を蓄へ気を并(あわ)する、尤(もっと)も妙。然れども今より十八回の猛あらばたまり申さず、多言するなかれ、多言するなかれ。汝の此の言、幕裁緩なりとも、藩議獄に下す所以なり。多言するなかれ、必ず族せられん。

弟:松陰
詢(まこと)に然り然り、潜みて伏すと雖(いえど)も亦孔(はなは)だ是れ昭(あきらか)なり。親しく大兄の面諭を受くるが如し。

このほか、小豆や肉を送るので食べなさいだとか、読書がはかどらないだろうから本を送るだとか、とにかく兄はこまめに弟の世話をやきます。松陰が歴史上に名を残せたのは、兄のおかげだといっても過言ではないでしょう。

説明しよう!「二十一回猛士の説」とは?
松陰は密航失敗後、野山獄中で「二十一回猛士」という号を用いるようになります。その理由を、自ら次のように説明しています。松陰は、ある夜見た夢の中で、神から「二十一回猛士」と書いた札を与えられました。そこで目を覚まし、「杉」の名字にも「吉田」の名字にも、「二十一」の象(かたち)があることに気づきます。さらに、自分の通称「寅次郎」が「虎」に通じ、虎の徳が「猛」であると悟ります。こうして松陰は、虎の勇猛を手本としなければ、どうして武士であることができようかと自分を奮い立たせました。そして松陰は、これまでに3回の「猛」を実行したので、21回の「猛」まで、あと18回実行すると決意したのです。

ちなみに3回の「猛」とは…
①嘉永4年12月、藩の過所(身分証明書)を持たずに東北遊歴に出たこと(脱藩亡命)
②嘉永6年、士籍を奪われた身ながら、藩主に「将及私言」という意見書を提出したこと
③安政元年3月、下田からアメリカへの渡航を図ろうとしたこと(海外密航未遂)

「『松陰先生』のお手紙」コーナーは、史料保存の面を考慮しつつ、皆さんに最適の条件でなまの本物をご覧いただけるよう、徐々に進化してゆきます。展示替えにあわせ、ブログも不定期に更新してゆきますので、いつになるかはっきりとは申し上げられませんが、次回もご期待ください。

(道迫)
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by hagihaku | 2008-01-31 17:58 | 常設展示室より
火星人!?
先日、ビックリするようなニュースが飛び込んできました。
なんと、火星人が見つかったというのです。

みなさん、どこに火星人らしきものが写っているか分かりますか?
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Credit:NASA/JPL-Caltech/Cornell University



どうですか?見つかりましたか???

正解は、
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Credit:NASA/JPL-Caltech/Cornell University



さらに、この画像をアップにしてみると、
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Credit:NASA/JPL-Caltech/Cornell University


確かに人の形に見えなくもありませんね。
しかし、僕には岩の形や光の加減によって、そう見えているだけ
のように見えます。考えてみてください。火星人が人間と同じような
形をしているというのは変じゃないですか?

地球で生まれた生物は地球の環境を生き抜くために、その環境に合わせて
進化し、現在の姿になっている
はずです。火星は平均気温が約-60℃、
表面重力は地球の約半分、大気は薄く、ほとんどが二酸化炭素です。もし、
火星に生命が誕生したなら、この火星の環境に合わせて進化していったこと
でしょう。そう考えると、やはり人間と同じ姿をしているというのは少し変です。



他にも、おもしろい画像があります。
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Credit:NASA/JPL-Caltech/Cornell University

これも火星の表面で撮影されたものですが、ガイコツの形や犬の形
にみえる場所がいくつかありますね。これも岩の形と光の加減で、
そう見えているものと思われます。

現在までに、火星にはいくつもの探査機が送り込まれ、かつて大量の水が存在
していたこと、現在も地下に水の氷があること、旋風が発生することなど、たくさん
のことが分かってきました。しかし、まだ生命の存在は確認されていません。
これから、さらに調査が進み、火星に生命が存在するのか、または、存在していた
のかという問題も解決されるときが来るでしょう。


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by hagihaku | 2008-01-25 20:03 | 天体観測室より
今年の干支を発見
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萩博物館にある夏みかんの木で、変な生き物を見つけました。
手で触ると落ちて死んだふりをするので、部屋に持ち帰り写真に撮ってみました。

これがその変な生き物ですが、なんだか解りますか。
動物の顔に見えませんか?
私には今年の干支のネズミが頭にリボンをつけているように見えたのですが…。
う~ん、ウロコ模様があるからアルマジロのほうが近いかな?
まあ、今年の干支ということで…。







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実は「アカエグリバ」というガでした。
横から見ると枯れ葉そっくりです。
ネズミにみえた長い顔も横から見ると葉の柄のようです。
でも、緑色の夏みかんの葉にいたのでかえって目立っていましたけど…。


夏~秋には灯火によく集まるのですが、冬でも見られるとは知りませんでした。
そういえば、今年は幼虫で越冬するベニシジミやヤマトシジミが1月に成虫でいたりして、今年の冬は特別かもしれませんね。

(ムクノキ)
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by hagihaku | 2008-01-21 11:03 | いきもの研究室より
紙飛行機が・・・・・スゴイ!
先日、あるニュースが流れました。

みなさんは、宇宙で飛ばした紙飛行機が地上へ戻ることが
できると思いますか?


アメリカのスペースシャトルは宇宙から地上へ戻るとき、
地球の大気と機体との摩擦で、機体が1500℃以上にも
なってしまいます。耐熱タイルで覆われていないとすぐに
燃えてしまうでしょう。

では、紙飛行機だったらどうでしょうか?



東京大学を中心とする研究チームが、国際宇宙ステーション
から紙飛行機を飛ばし、大気圏突入で燃えずに、地上まで
戻ってくる可能性を探る実験を行いました。

使用した紙飛行機は「日本折り紙ヒコーキ協会」(広島県福山市)
が耐熱性のある紙で作ったもので、大きさは約8cm、スペース
シャトルに似た形です。

この紙飛行機を12秒間、マッハ7(音速の7倍)の気流にさらし、
機体は最高で200℃になったと見られますが、燃えたり、変形
したりすることはなかったとのことです。


この結果だけを見ると、宇宙で飛ばした紙飛行機は、燃えずに
地上まで戻って来れそうです。


何か不思議ですね。

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by hagihaku | 2008-01-18 21:44 | 天体観測室より
『吉田松陰と塾生たち』増刷決定!
b0076096_1218428.jpg『吉田松陰と塾生たち』

このほど、この本の増刷が決まりました~!003.gif

この本は、松下村塾開塾150年記念誌として、
昨年9月に発行したものです。

先だって終了した「長州男児の肝っ玉」
の解説図録も兼ねたもので、
「松下村塾開塾150年記念誌出版委員会」
から発行されました。

もちろん編集は、萩博物館です。006.gif
なぜこの本が増刷されるにいたったかというと、2000部も作った初版の在庫が、
おかげさまで底をつきはじめたからにほかなりません。

出版委員会の事務局もかねておられる、当館の柳井事務局長の焦る姿が思い出されます。037.gif

私自身、まさかこんなに早く増刷にいたるとは予想だにしておらず、
ひとえに、たくさんの方にお買い求めいただいたおかげと感謝しております。012.gif

ちなみに、さっすが~、事務局長がささっと話をまとめてくれたおかげで、
現在は明屋(はるや)書店(萩店のみ)でもお求めいただけるようになっています。

なお、誠に申し訳ございませんが、初版では数ヵ所に校正ミス(誤植)がありました。
まずもって心よりおわび申し上げます。040.gif

なお当館のNPO事務局窓口では、初版をお求めいただいた方のために正誤表をお渡ししております。

ただし、ご遠方の方がいらっしゃることかと思いますので、以下に正誤をお示しいたします。
(もちろん、増刷された第2刷については、訂正を加えております。)

11頁・上段 「吉田松陰の諸国遊歴の足跡」地図中  ×笹間 → ○笠間
57頁・下段 「吉田稔麿書簡」解説中 7行目      ×追手書き → ○追而書き
70頁・下段 「1.松陰の生家」解説中 1行目      ×樹々邸 → ○樹々亭


お手数をかけますが、上記のとおりご訂正くださいますようお願いいたします。

遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。

(道迫)
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by hagihaku | 2008-01-18 12:21 | 歴史資料調査室より
番組放映のおしらせ~1月18日(金)
毎月第3金曜、当館の堀が出演して山口県近海のいきものの魅力をお届けしている
NHK山口放送局の「海中さんぽ」 (「とくもり情報ランチ」内)、今年最初の1月分が明日1/18(金)に放映されます。

今回のテーマは・・・、「いきものたちの保身術」027.gif 

んむっ!?「保身術」っ!? いきものがそんなの使うの?と思われるかもしれませんが・・・
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たとえば上の写真を見てください。2003年に萩沖の相島の海中で私が撮影した写真ですが、枝のようにみえるヤギ類(広い意味でのサンゴやイソギンチャクのなかま)のどこかに、「ガラスハゼ」という小魚が一匹、身を潜めています。分かりますか?

よ~く見たら、目玉だけがギョロっと見えて、さらによ~く見たら、細長いハゼのような体が見えてきます。
・・・が、一見しただけでは分かりませんよね。こうやってまわりの風景に同化して敵から身を守る(「隠蔽的擬態」といいます)・・・これがこの魚の「保身術」なんですね。

こんな感じで、ほかにもいろんなタイプの「保身術」を駆使しながら海のいきものたちは一生懸命暮らしているのです。

今回の放映では、それらをピックアップして紹介したいと思います。もしかしたら、みなさまの人間社会での参考になる術もあるかも(!?)026.gif


番組の詳細は下記の通りです。

とくもり情報ランチ 「海中さんぽ」コーナー
1月18日(金) 11:30~12:00

「海中さんぽ」は、この時間内に7分ていど放映される予定です。

(堀)
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by hagihaku | 2008-01-17 13:21 | いきもの研究室より
星の一生をみよう
2月8日(金)~10日(日)に特別観望会「星の一生をみよう」を開催します。

今回は、萩博物館に設置されている望遠鏡や双眼鏡で冬の夜空を飾る天体たちを観望します。星が誕生している現場である「オリオン星雲」からはじめて、若い星の集団である「すばる」、星座を形作る星の中で一番明るい「シリウス」、年老いた星である「ベテルギウス」など、様々な天体を観望しながら、星の一生を追いかけます。

この機会にぜひ星空を楽しんでみませんか?
(夜は冷え込みますので、防寒をしっかりしてきてください。)

「星の一生をみよう」
とき:2008年2月8(金)~10日(日)
じかん:午後7時30分~午後9時
ばしょ:萩博物館 2階 天体観測室

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by hagihaku | 2008-01-11 22:10 | 天体観測室より
クイズの当選者発表!!
「いきもの発見ギャラリー」より、新年あけましておめでとうございます。

当室では12/22(土)から1/7(月)にかけて、 「いきもの発見ギャラリークイズ」を開催しました。

当室の展示を見ながらボナンザグラム形式のクイズを解いていただくと、正解者から抽選で10名にタカラガイストラップが当たるというイベントです。

昨日、最終日を終えましたので結果発表します。
期間中(17日間)のクイズ参加者は196人! 90人の萩市内の方々のほか、萩市以外の県内から39人、山口県以外の中国地方から21人、九州21人、関東12人、近畿8人、四国8人、そのほか2人の方々にご参加いただきました。ありがとうございました!
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これがクイズの問題です。
今回参加できなかった人もやってみて!
b0076096_14341886.jpgさて、このクイズ・・・ボナンザグラムを解いて浮かび上がってくる「しつもん文」は…
「このへやのいりぐちでくちをあけてたつているとりのなまえは?」

「この部屋の入り口で口を開けて立っている鳥の名前は?」

それに対する答えはミサゴでした。   
(正解率91.8%)
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ミサゴと同じく展示室の入口近くにあるオジロワシと間違えた人がおられました。

← しかし、よく見てください。オジロワシは口を閉じているので違いますよね。
b0076096_1437490.jpg正解者のなかから抽選でこのタカラガイストラップをプレゼント!
本日、堀監視のもと私(椋木)が無作為に抽選しました。
当選者のイニシャルだけお知らせします(名前・姓名): N.I.さん(萩市)、A.S.さん(萩市)、K.O.さん(萩市)、Y.O.さん(萩市)、N.H.さん(萩市)、K.O.さん(長門市)、K.O.さん(広島県)、K.A.さん(島根県)、R.K.さん(大阪府)、Y.K.さん(佐賀県)の10名
明日、プレゼントを発送します。イニシャルに心当たりのある方、おめでとうございます。どうぞお楽しみに! 

残念ながら外れてしまった方も、当室の次なる企画にぜひぜひチャレンジを!

(ムクノキ)
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by hagihaku | 2008-01-08 14:55 | いきもの研究室より
火星
みなさま、あけましておめでとうございます(^-^)/

今日は新年になって初の「星の会」でした。

今日の「星の会」は、今までで一番と言って良いほど、
夜空の天体たちが美しく見えました。
僕が萩博物館に来て2年間で最高の見栄えだったと思います。

本日、「星の会」に参加された方はとても運が良かったと思います。
また、来週の「星の会」も今日のような美しい天体たちが見られれば
いいなぁと思います。

では、今日の一枚。
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これは、火星です。
火星表面の模様までしっかりと見えています。
撮影:萩天文同好会


定例観望会「星の会」
日時:毎週金曜日 午後7時30分~午後9時
場所:萩博物館 2階 天体観測室


みなさま、ぜひ一度ご参加ください(^0^)
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by hagihaku | 2008-01-04 23:51 | 天体観測室より
明けましておめでとうございます。
雪の年明けとなりました。
明けましておめでとうございます。

皆様方にとりまして、この一年が幸い多い年となりますよう祈念申し上げます。

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昨年12月22日より、
「旅する民俗学者 宮本常一のまなざしを追って・萩」展を開催しています。

日本を代表する民俗学者・宮本常一が、
1960年代に萩地域を訪れて撮影した膨大な記録写真から、
宮本が注目した萩地域の「くらし」や「生活空間」の読み解きを試み、
萩再発見を進めます。



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宮本常一(1907~1981)は、山口県の周防大島の出身です。
「旅する民俗学者」と呼ばれるほどに全国を隈なく歩き、
各地の生活文化を記録する一方、離島振興や農林業振興に尽くしました。

そして、採訪の旅の中であらゆるものに目を向け、
何気ない日常を10万枚に及ぶ写真に切り取っています。

今回の企画展では、
宮本さんが萩地域で撮影した2000枚に及ぶ写真の中から約260枚を選び、
「宮本常一がみた萩」、「宮本常一がみた見島」パネルにまとめ紹介します。

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宮本さんは、1960年から62年にかけて、
萩沖の見島総合学術調査にたずさわりました。

調査の成果は、調査報告書にまとめられています。
その他にも、調査の折に訪れた旧萩市や見島、旧六島村での印象や、
感じた民俗学的問題意識を、
『私の日本地図・萩付近』にまとめています。


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宮本さんは、写真をメモのように撮影し、利用した人です。

オリンパスペンというハーフサイズのカメラを持ち歩き、
目にとまるものを、「オヤッと思って」は撮り、「ハッとして」は撮った、
と伝えられています。

おびただしい数の写真を群として見た時に、
宮本さんが何に注目し、どのような意図で撮影したのかを、
私たちは発見することができます。

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『忘れられた日本人』、『日本の離島』、『私の日本地図(全15巻)』などなど、
宮本さんの著作を手にされた方は多いと思います。
『宮本常一著作集』は未だ完結しておらず、現在49巻を数えます。

先に触れた『私の日本地図・萩付近』は、
残念ながら絶版となり、現在は古本でしか入手できません。



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今回の企画展では、
その『私の日本地図・萩付近』の、
宮本さん直筆原稿を借用し、展示しています。

日頃なかなか接することができない貴重資料です。
是非ご覧になって下さい。



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宮本さんの直筆原稿です。

宮本さんは、あらかじめ写真を挿入する場所を想定し、
原稿用紙に余白を設けて執筆を進められたそうです。
編集者の方にお聞きしたところ、
宮本さんは、頭の中に蓄積し構成したことを、
一気に書き下ろすというような執筆の仕方だったそうです。

ほとんど訂正の無い、
几帳面で暖かい感じのする文字が並びます。


まだまだ内容についは、ご紹介し尽くせません。
「つづき」は、また。

「私たちが忘れてしまいそうになっているもの」に触れることができます!

是非お運び下さいますようお待ち申しております。      (清水)     
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by hagihaku | 2008-01-01 11:57 | くらしのやかたより