<   2008年 04月 ( 19 )   > この月の画像一覧
発見の予感・・・
「子どもの日が近いので、来館した子どもたちにあげてください。」

先週、萩市在住の信常さんがこんなメッセージを添えて、ご自身が菊ヶ浜で拾われた小さなタカラガイを寄贈してくださいました。

見ると、袋の中に小粒で灰色のタカラガイが20個くらい。萩のまわりの海でよく見られる「メダカラ(目宝)」という、背なかの模様がネコの「目」のように見えるタカラガイです。

・・・

ところが 次の瞬間、私の目はそのタカラガイたちに釘づけになりました。
b0076096_891591.jpg
20個くらいのメダカラの中に、一つだけ様子が違うのがある!

← みなさん、わかりますか? 灰色(ウラは白)のメダカラの集団に、一つだけ朱色のシマシマのタカラガイが混じっているのが!!

これは今まで私が萩で見たことのない種類。
萩では、去る2月に日本海で初めてナツメモドキが発見され、当地のタカラガイの種類数が30種の大台に達したばかり。それに続いて、またまた新たな種類の発見か!?

「子どもたちにあげてください」という信常さんの思いやり。それが、どうやら大きな発見に化ける予感・・・  子どもたちにあげるどころか、私が子どものようにワクワクドキドキ。

さあ、この朱色のタカラガイの正体はいったい!? 
それは後日 発表の予定。 どうぞ ご期待ください!

(堀)

[PR]
by hagihaku | 2008-04-30 08:14 | いきもの研究室より
身近でなくなった昆虫
樋口副館長が、「最近は、身近に昆虫を見なくなった」と言っておられた。

確かに、ここ20年間の昆虫の激減には恐ろしさを感じます。
以前は、子供たちにとって身近な生きものとして遊び相手になっていた昆虫も、今は探さなければ見つからない時代となってしまったようです。
20年前といえば、皮肉にも環境問題が盛んになりだした頃です。
少なくなったから、環境保護活動が盛んになったのか?あるいは、保護活動にもっと工夫が必要だったのか?

b0076096_923223.jpg
枯れ木にコゲラ(キツツキ)の巣穴やカミキリムシの脱出穴がたくさん見られます。

どちらも当てはまるのではないか、と私は思います。
身近な自然環境が失われつつあることに気づいた時には、もう手遅れだった生きものもいたはずです。
しかし、身近にいた昆虫が激減した理由は、いろいろあるでしょうが、我々人間サイドに都合のよい環境にしたためというのも1つはあるのかも…。
個人の庭はもちろん、公園や街路樹に植えられる植物も、本来その地域にはない木や園芸品種の植物が植えられ、雑草も落ち葉もなく木も枯れるとすぐに処分されたきれいな公園を見かけることが多いですよね。
毛虫やイモムシは、見つけしだい殺されちゃうしね。
これでは、昆虫がいなくなって当然ですね。
昆虫がいなくなって、困る人はいないでしょうが、自然にとっては大変なことです。
昆虫は、多くの小鳥や小動物の餌となり、また、有機物を無機物に変えるという重要な役割があります。
このことが、つけとしていずれ我々人間に降りかかってくることが心配です。

(ムクノキ)
[PR]
by hagihaku | 2008-04-29 09:42 | いきもの研究室より
クイズ星の会⑤の答え
さあ、待ちに待った答えの発表です。

正解者はいるかな???

問題は、

この星座は次のうちどれでしょう?
1、おひつじ座
2、おうし座
3、ふたご座
4、かに座

でしたね。



正解は、












2、おうし座
です


おうし座は冬の星座に数えられ、雄牛の上半身を形作っている星座です。
雄牛の左目にあたる部分には「アルデバラン」という1等星があります。
アルデバランは約60光年の距離にあり、年老いて膨らんでいるため、
直径は太陽の約40倍、オレンジ色をしています。
また、雄牛の肩にあたる部分には、「プレアデス星団」と呼ばれる、約100個の
若い星の集まりがあります。日本では「すばる」と言う名前で、よく知られています。

b0076096_21483397.jpgb0076096_2274232.jpg

撮影:萩天文同好会


では、次回をお楽しみにv(^0^)v



お知らせ
特別観望会「土星と春の星座をみよう」を開催します。
と き : 5月2日(金)~4日(日)
じかん : 午後7時30分~午後9時00分
ばしょ : 萩博物館 2階 天体観測室


「土星には本当にワッかがあるの?」

絵に描いたような美しい土星の姿を一度、望遠鏡で見てみませんか?
[PR]
by hagihaku | 2008-04-25 22:11 | 天体観測室より
NPO海洋チーム特集、放映!
いや~、春になって萩博物館では各分野でテレビやラジオへの出演・放映が相次いでいますね~。

さて先ほど、ローカルではありますが萩の地元ケーブルテレビにて、当館の海洋部門に関する話題の放映が決まりましたのでお知らせします。

以前より、当館では海洋部門の私(堀)とNPO海洋チームの合同で萩周辺各地で貝殻の採集をとおして海洋調査をおこなってきました。

3月からは萩ケーブルネットワークのスタッフの方が何度か同行され、作業のようすやメンバーの表情などを取材・撮影していかれました。その編集が終了し、いよいよ「特集:NPO萩まちじゅう博物館・海洋チーム」として明日4/25(金)に放映されることになったとのことです。

b0076096_14849100.jpg「縁の下の力もち」として、萩の海を見つめ、それを未来に引き継ぐための道を一歩ずつ歩いてきたNPO海洋チームの方々。

なにを目指し、どんな思いを抱き、どんな作業をコツコツやってきたのか、そしてこれからどうなっていくのか・・・明日、それがひも解かれます。

萩ケーブル(8ch)
4月25日(金): 17:00~、20:00~、23:00~
【再放送】 4月26日(土): 8:00~、11:00~、14:00~
【再々放送】 4月27日(日): 18:00~、21:00~

各回とも同じ内容です。地域ニュース(15分ていど)の後の特集枠で放映の予定です。

どんな編集になっているのか・・・私も実は知りません。
8回も放映されるとのことですので、ご自宅にケーブルをつないでおられる方々、いずれかの回に合わせて、ぜひご覧ください。

(堀)

[PR]
by hagihaku | 2008-04-24 14:20 | いきもの研究室より
いよいよ、「三枝一座がやってきた!」本番へ
桜の花もすっかり葉桜へと変わってしまい、初夏を思わせるさわやかな季節になってきました。とはいえ、今朝はうす曇の天気のため、気温はまだそう高くなく、すっきり晴れてくれないものかと願っているところです。039.gif

さて、わたしは今晩、萩市民館で公開録画が行われる「三枝一座がやってきた!」に出演することになっており、いくばくかの緊張感を覚えています。025.gif

そう、あの超大物、ビッグスターの桂三枝師匠が来萩され、師匠の番組に一緒に出させていただくことになったのです!005.gif

三枝師匠のほかには、もとWINKの相田翔子さん(わが高校生時代の憧れのまと)、原口あきまささん(わたしと同じ福岡県のご出身)など、たぶん直接お目にかかることは二度とないかもしれない方たちばかり…。

番組では、わたしは原口さんのプレゼンのお手伝いをする形で、明治維新関連の隠れたエピソードを紹介させていただくことになっています。

昨日は昨日で、殺人的なスケジュールの合間をぬって、14:00から市民館でNHKの担当の方と事前打ち合わせを30分ほど行い、いよいよ今日、本番です。

ちなみに、今日のわたしの予定は以下のようになっています。

<4月24日(木)収録スケジュール>
12:30~ 市民館入り ※終了20:30まで市民館にて待機
13:00~ カメラリハーサル
18:00~ 本番
20:30  終了、解散

引き受けるにさいしては簡単に考えていたのですが、こんなに時間がかかるなど、思いもしませんでした。

なお放送日は、次のとおりに予定されています。

<放映日>
  5月29日(木)19:45~20:29
  NHK衛星第2テレビ/全国放送


萩市の「明治維新140年記念イベント」という冠もついたこの番組。

ご期待ください!006.gif

NHK山口放送局の番組ホームページはこちら。

「三枝一座がやってきた!」


(道迫)
[PR]
by hagihaku | 2008-04-24 09:25 | 歴史資料調査室より
アヤシイ物体が続々と集結!
萩博物館では、夏の親子連れ向け企画展「風雲!昆虫城~カブトムシたちの戦記~」の展示製作が着々と進行中です。

b0076096_17484552.jpg
そんなある日のこと。

椋木専門員(陸上生物担当)が「例のブツが届いた」と言って、満面の笑顔でダンボール箱を開封しはじめました。

私(堀)も身を乗り出してのぞいてみました。
b0076096_17492587.jpg
その直後、椋木専門員が
「おっ!これこれ・・・」と箱から取り出したのは・・・
b0076096_174956100.jpg長さ25cmもある緑色の物体。ん?アスパラガス?と思いきや・・・

ぎょえええええ~っ。物体の前端に・・・2個の目玉がギロリ! カマキリのように折り曲げた腕!これは・・・まぎれもなく、昆虫!! 

オオトビナナフシという「世界でイチバン長い昆虫」。これは標本ですが、生きている時にはこの巨体で飛び回るのだと。
うぅむ、聞いてはいけないことを聞いてしまったような気が・・・


b0076096_17505218.jpgさあて、次に取り出したるは長径4cmほどの黒い昆虫。これは地味で安全そう!?
・・・などと軽く流せるような存在ではありませんでした。

この虫、生きている時には太陽を回転させるかのごとく糞を転がすことから、太陽神の化身として古代エジプトで崇められた、あのスカラベ(ふんころがし)!
「御利益(ごりやく)は世界最強!」とまで揶揄される伝説の幸運虫が、今、ついに萩博に到着!


b0076096_17515863.jpg最後に、豆粒ほどの昆虫のセットが出てきました。

これは・・・黒色やワインレッドの地に水色や黄緑や黄色などのデコレーションを施した、何とも美しい虫。まるで宝石に足が生えているよう。が、作り物ではなく全てホンモノ。

「いや~、目の保養になりますな~」

・・・と場の空気が和むのもつかの間。この虫たち、スッゴイ特技の持ち主らしいのです。
この虫たち、「たとえゾウに○○れても○○れないぐらい、○○い」んだそうです。


こうして萩博物館には「風雲!昆虫城」展に出演する役者たちが続々と集結してきました。この夏、彼らの隠れた才能とパワーを目撃するのは、あなたです!

「風雲!昆虫城~カブトムシたちの戦記~」展は萩博物館で7/12(土)~8/31(日)に開催(期間中 無休)。どうぞ、お見逃しなく。

(堀)

[PR]
by hagihaku | 2008-04-23 18:03 | いきもの研究室より
気分・モン!モン!
春のイメージは、人によって違うと思います。
サクラ・スミレ・タンポポ・菜の花などを連想する人が多いでしょうね。
私の場合は、やはりチョウで春を感じます。

それも、シロチョウ科の可憐なチョウたちの姿を見て、今年も虫が活動する季節になったことを実感し、なぜかワクワクします。
今日みたいな晴天の日には、仕事中も野山に舞うチョウやハチなどが走馬灯のように頭をよぎり、ため息をつくことも…。
こんな仕事をしていると、虫仲間からは「好きなことができていいね」なんて言われるけど、実際は、好きなことは全くといっていいほどできません。
本当に好きなことは、フィールドに出て、観察したり採集することですが、今は、そんな調査する余裕はありません。
今も、夏の企画展示の準備で、薄暗い部屋で標本の整理をしています。
心は、モンモンとしていますが、子供たちが夏の展示で喜ぶ姿を思い浮かべてガンバリますか!


道迫さん、以前の硯箱のチョウですが、簡素化されてハッキリとは分かりませんが、 前翅の模様からすると、ジャノメチョウ科のチョウか、もしくはクジャクチョウではないかと思います。ちなみにクジャクチョウの学名はgeisha(芸者)なんですよ!返事、遅れてすみません。(ムクノキ)b0076096_1543087.jpg
       ツマキチョウb0076096_15431517.jpgb0076096_15432915.jpg
       モンキチョウ                                   ヤマトスジグロシロチョウ
[PR]
by hagihaku | 2008-04-21 15:52 | いきもの研究室より
海洋チーム、新しい作業に挑戦!
大学4年のときから16年・・・私(堀)が毎年欠かさず年に最低1回はやり続けていることが一つだけあります。それは、学会発表です。

先週4/12-13、日本中の貝の研究者たちが集まる日本貝類学会の総会が東京家政学院大学で開かれたので、私はNPO海洋チームの方々と共におこなってきた海洋調査について口頭発表してきました。

海洋調査・・・このブログでも時々報告してきましたが、萩の海辺に打ち上げられる貝殻を拾い、熱帯出身の種類が萩に進出してきていないかを調べることによって、萩の海の環境変化をチェックしていこうというプロジェクト。

これまでに、日本海にはいないと思われていたナツメモドキや、萩では数十年ぶりの再発見となるフドロなど、海の環境変化を匂わせるさまざまな貝が発見されてきました。

このような目立った種類の発見だけでなく、じわじわと勢力を拡大しつつある種類にも目を光らせようと、一定の量の貝殻を任意で集め、熱帯出身の種類の殻がどれぐらいふくまれているかを月ごとに調査して比べる定量調査もおこなっています。

先日の学会ではこうした調査の結果を発表し、懇親会などでいろいろな方々と論議してきました。

b0076096_944675.jpgさて、こうして学会で公表したからには今年度も襟を正して調査を続けねばと、4/18(金)、NPO海洋チームのみなさんと定量調査の一環でまだ手をつけてなかった仕分け作業に挑戦。

これまでにとりためてきた、倉江ノ浜での定量調査1回分の貝殻をまるごとドサッと容器に広げました。
b0076096_9471935.jpg
そして、小さなカゴをたくさん机に並べ、近いなかまの種類かな?と思うものをカゴに分けていきます。

「そんなの分かるわけないや~ん!」と言われるかと思いきや、みなさんウキウキと作業に突入!

b0076096_949552.jpg割れてない貝殻はすぐ分けられますが、割れた貝殻や石灰藻がくっついた貝殻は見分けが困難。

「これと同じかな?」「いや違う!」と、すでに分けた正常形の貝殻と見比べながら、分けていきました。こうして約2時間、おそらく1kgはあったであろう貝殻のほとんどの仕分けが終了。
b0076096_951258.jpg今回は近いなかま同士でグループ分けしましたが、次回は種類にまで仕分ける作業に挑戦する予定。

そして、どの種類が何個ずつあるかを集計すると、どの種類の貝がいちばん幅を利かせているか、どんな種類が増え・減りつつあるのか、分かってくるのです。
だれでも楽しみながらできる、意味のある作業を開発。それをみんなでワイワイとやっていく・・・こうして萩博物館とNPO海洋チームのもちつもたれつの関係は続いていきます。

(堀)

[PR]
by hagihaku | 2008-04-20 10:03 | いきもの研究室より
クイズ星の会⑤
さあ、今日も始まりましたクイズ「星の会」です。

今日は星座の問題です。
みなさん答えられますか???

問題
この星座は次のうちどれでしょう?
1、おひつじ座
2、おうし座
3、ふたご座
4、かに座

b0076096_22414985.jpg

撮影:萩天文同好会


答えが分かった人はコメントに答えを書いてくださいねv(^0^)v


お知らせ
毎週 金曜日 午後7時30分~午後9時
「星の会」に遊びに来てくださいね。

[PR]
by hagihaku | 2008-04-18 22:43 | 天体観測室より
あなたの好きな山口の海は・・・? 番組放映のお知らせ(4/18)
昨年より私(堀)が出演して山口県近海の生き物の魅力をお届けしてきたNHK山口放送局の「海中さんぽ」
今年度最初の回が明後日4/18(金)に放映されることになりました。
b0076096_17162752.jpg
今年度からは視聴者のみなさまから山口県の海辺や海中で撮影した風景や生物の写真をお寄せいただき、番組中で紹介させていただこうと思います。題して、「私の好きな山口の海」企画。

あなたが子どものころによく行っていた「お気に入りの海岸」、よく行く海が一瞬だけ見せてくれる「とっておきの表情」、思い切ってダイビングに挑戦して「これはすごいっ!」と感じた生き物などなど、山口県の海でのさまざまな体験を写真に切り取って・・・
自分のものだけにしておかないで、視聴者のみなさま全員で鑑賞しあい自慢しあいませんか!

これから来年3月まで、番組で写真を紹介させていただいた方には萩博物館からプレゼントがあります。
応募方法など詳しいことは、4/18に放映される「海中さんぽ」で!
詳細は後日、萩博ブログNHK山口放送局のHPにも掲載しますのでご覧ください。

さあ、テレビ画面を通して、私たちとあなたで、萩そして山口県の海をめいっぱい楽しみましょう!
b0076096_17164667.jpg
番組の詳細は下記のとおりです。
とくもり情報ランチ
4月18日(金) 11:30~12:00
「海中さんぽ」は、この時間内に7分ていど放映される予定です。

〈堀)

[PR]
by hagihaku | 2008-04-16 17:19 | いきもの研究室より