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「風雲!昆虫城」のみどころ【その2】
この展示も明日を残すだけとなりました。
連日、多くのお客さんにご覧頂きました。ありがとうございます。
明日は、最後の日曜日ですので関連イベントにも力を入れたいと思います。b0076096_1945092.jpg

10時30分と14時30分からの「Kabuto-1グランプリ」は、最後ですので歴代チャンピオンとまだ一度も出場したことのない選手の登場で頂上決戦を行います。
また、見事にチャンピオンを当てた人には、今回はその人数により景品が異なります。
5人以下の場合は、写真のような標本を差し上げます。



13時と16時からの「ドクタームッシーの昆虫実験室」では、最後の記念になるものを作ってもらいます。何を作るかは、ヒ・ミ・ツ…。


まだ、展示をご覧になってない人は、是非、見てください。
今までの昆虫展とはこんなところが違います。
・展示技法が違う
   生きたままの姿や擬人化されたポーズの標本が展示されている。
・ストーリーがある
   入口から出口までが、一つの物語風になっている。
・昆虫と人のつながり
   昆虫と現地の人との関わりを多く取り上げ、昆虫に興味のない人でも楽しめるようになって
   いる。
・参加型の展示
   問題を解きながら展示が楽しめる

おそらく、山口県ではもうこんな昆虫展はないだろうと思いますので、昆虫に興味のある人もない人も一見の価値はあるかと思いますよ!
それでは、明日お会いしましょう!

(ムクノキ)
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by hagihaku | 2008-08-30 19:57 | 企画展示室より
世界天文年2009
来年2009年は、
世界天文年(International Year of Astronomy)
です。

世界天文年は、イタリアの科学者であるガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向けた、
1609年から400年目を記念して、国際連合、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、国際天文学連合が定めました。

スローガンは、
THE UNIVERSE: YOURS TO DISCOVER
宇宙 ...解き明かすのはあなた

です。

みなさんも夜空を見上げ、広大な宇宙の中の地球、その地球の上に生きる生命や人間の存在に思いを馳せ、
新たな発見をして下さい。

詳しくは、世界天文年(日本語版)のHPをご覧ください。

また、世界天文年のプロモーションビデオもなかなかカッコいいですよ。
興味のある方は、ダウンロードしてみて下さい(英語)。

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by hagihaku | 2008-08-29 23:26 | 天体観測室より
萩の海中のようすは・・・? 【海中調査③】
先日のブログ(その①その②)に書いた8/13の倉江ノ浜での海中調査の続き、第3話です。

小学生のころから約20年間ずっと気になっていた「あるモノ」。私は倉江ノ浜の海中でそれとの再会を果たすことができました!

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その「あるモノ」 は、白髪をボウボウと生やし、頭をユッサユッサと振る妖怪のような塊・・・。

小学生のころ、確かに私はこの場所でこれを見かけました。

けれど当時の私は、泳ぎ回る魚たちの方に目を奪われてチャラチャラ泳ぎ回っているうちに見失ってしまい、結局この塊が何なのか確認できないまま今日に至っていたのです。

今回こそ正体を突きとめようと、私は目を凝らして近づいてみました。
b0076096_14553941.jpgよく見ると、それは幅2mm、長さ50~60cmほどの細いヒモのようなものがたくさん集まった塊。
ヒモの大部分は茶色でところどころ白く変色し破損していますが、根元の方はシャキッとしていて鮮やかな緑色。

あるていど予想がついている方もおられると思いますが・・・そう、何らかの植物のようですね。

これ以上ここでまじまじと眺めているだけでは分からないので、葉を数本ほど採集し、博物館の研究室に持ち帰って詳しく観察してみました。

b0076096_14561911.jpg緑色の部分を顕微鏡で拡大すると・・・葉の幅は1.65mm、へりがノコギリのようにギザギザになっています。そして表面には、ちょっと見にくいですが3本の平行脈が。

これらの特徴と、波の当たる浅い海底の岩に生えていたことから、この物体の正体はエビアマモと判明!!

エビアマモは、名前の語尾のとおりアマモ(甘藻)という植物のなかま。
アマモ類は、以前にもこのブログで紹介しましたように、海中で花を咲かせて種子で子孫を増やす植物。海に生えるイネのようなものですね。
なので、同じ海に生えるといえワカメやテングサなどの「海藻」(種子ではなく胞子で子孫を増やします)とは大きく違うので、アマモ類は「海草」と表記して区別されています。


さて、こうして私が約20年ぶりに発見した「ナゾの塊」がエビアマモと分かったのですが、関係資料を調べているうちにもっとたいへんなことが分かったのです。

2002年に発刊された山口県のレッドデータブック(絶滅のおそれのある動植物をまとめた本)によると、エビアマモは「絶滅危惧IA類」・・・つまり、県内ではごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高いと警告されている植物だったのです。

さらにこの本のエビアマモのページを開くと、「県内では生息地が限定されており、消滅のおそれが大きい」「県内では三隅町、萩市の古い記録があるのみで現状不明である」・・・と、危機感ピリピリの文言が並んでいます。

とりわけ、私は「萩市の古い記録」という文言に目がとまりました。
「古い」って、どれぐらい昔なんでしょう? いったいいつ、どんな人がこの萩でエビアマモを記録したのでしょう? そしてエビアマモは今そして未来の萩にとって、どんな意味のある存在なのでしょう?

「萩のさまざまな要素の魅力を掘り起こし、それらを未来に引き継ぐ」ことを使命とする萩博物館の人間として、私はもう一歩踏み出して「知る」必要があると感じました。

こうして「古い記録」に当たるべく、吸い込まれるように萩博物館の書庫へと入っていった私を待ち受けていたのは・・・  


・・・!!! これまた「おおお~っ!!」と感嘆するようなドラマティックな事実!!!



それはまた、後日のブログで紹介しましょう。
(何度もじらしてすみませんね・・・気楽に気長に読んでくださいね♪)

(堀)

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by hagihaku | 2008-08-27 14:55 | いきもの研究室より
「明治維新の光と影」展の展示替えについて
昨日は図録の最終校正を終え、
今日は「長州砲」の展示を終え、いくらか肩の荷がおりました。

1週間のごぶさたをしておりました。道迫です。

さて今日は、このあいだご質問をいただいたこともあり、
特別展「明治維新の光と影」の展示替えスケジュールについて、
少しご案内をさせていただきます。

この特別展は、9月15日から11月11日までの58日間、休まず開催いたしますが、
会期を29日間ずつの半期にわけ、前・後期で展示替えを行います。

前期:9月15日(月、祝)~10月13日(月、祝)
後期:10月14日(火)~11月11日(火)


その理由は、前にも書きましたとおり、
国民の貴重な財産である文化財を未来へ確実に引き継いでゆくためです。
文化財の保存と活用という、たいへん難しいところに関係するため、
環境の変化に弱い資料は2ヵ月間も展示することができません。
ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

なお来月のはじめには、展示物のリストを公式ホームページにアップしたいと思っています。
どの展示物がどの期間に展示されるかをおわかりいただけるようにしていますので、
ぜひ、ご参考いただけたらと存じます。

萩市、および山口県エリアにお住まいの方ならともかく、
ご遠方から旅行を計画される方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、ホームページで事前に展示スケジュールをご確認をされてから、
当館へお越しくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

ちなみに「長州砲」については、実物を楽しみにしていらっしゃる方が多いと思いますし、
来年の5月31日までと期間も長いですので、
もうしばらくしてから状況をお伝えしようと思います。

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by hagihaku | 2008-08-26 18:30 | 歴史資料調査室より
「昆虫城への通行手形」・・・ラスト9日は賞品が豪華に!!
「風雲!昆虫城」展・・・閉幕の8/31まで残すところ9日間となりました。

夏休み最後によい思い出を作っていただくため、そして、この展示をここまで盛り上げてくださったみなさまに感謝し、ラスト9日(8/23~8/31)限定の特別企画を実施します!

以前このブログで紹介した関連イベントの「昆虫城への通行手形」
・・・展示会場の入口に置いてある通行手形のクイズを展示をじっくり見ながら解き、「昆虫城」にたどりついて箱に入れて応募すると・・・

これまでは昆虫アクセサリー1品を抽選で毎週10名様にプレゼントしておりましたが、
ラスト9日はプレゼントが次のように豪華になります!

b0076096_10311816.jpg プレゼント① - 強豪クワガタムシ超A級標本

その道30年の昆虫標本製作のプロ・椋木専門員がひとつひとつ丹精込めて手作りした、珍しい外国のクワガタムシの標本。

あまりの神々しさに身震いがしてくるほどの精巧・完璧な標本です。「標本とはこうあるべき!」と納得できるはず。置き物や壁かざりなど、インテリアにもピッタリです。

b0076096_104346.jpgプレゼント② - 強豪クワガタムシ携帯ストラップ

これまでにも毎週抽選でお送りしてきた数々の昆虫アクセサリー。
そのうち、特に好評をいただいた外国産の強豪クワガタムシ数種類の大アゴでできた携帯ストラップの復刻版。

このプレゼント①プレゼント②を、なんと1個ずつセットでプレゼント!
クワガタムシの種類はいろいろ。どんな種類の標本&ストラップが当たるかはお楽しみ!
8/23(土)~8/31(日)の間、「昆虫城への通行手形」に正解した方の中から抽選で10名様に上記のセットをお送りします!

※ 当選は発送をもってかえさせていただきます。また、発送はこの展示が終わった後の9月上旬になります。

これまで何度も挑戦したのに当たらなかった~という方、一度当たったけど最後に豪華なのがほしい!という方、まだ挑戦していないので一発で当ててやろう!という方々・・・

「風雲!昆虫城」展ラスト9日間は「昆虫城への通行手形」にチャレンジを!

(堀)

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by hagihaku | 2008-08-23 10:40 | 催し物のご案内
生活文化担当学芸員は、何処に・・・・
残暑お見舞い申し上げます。
ボンギタ(盆北)が吹くのを待ち続け、とうとう今日は8月21日です。
酷暑盛りは過ぎたと思うのですが、まだまだ暑さが続いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

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萩市越ヶ浜の管弦祭りは、今年は、7月17日早朝から、7月20日の明け方にかけて執り行われました。

「萩・夏みかん物語」展の撤収、そして「風雲!昆虫城」の展示設営と、萩博物館の、そして生活文化担当学芸員の夏は、一気!に本番となりました。

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そういえば、今年のニイニイゼミの初鳴きは(といっても私に聞こえてきたのは、ですが)、7月1日でした。

ちなみに昨年は6月28日、
一昨年は7月4日、
その前の05年は6月25日、
04年が6月27日、でした。

梅雨明けが早かった今年ですが、ニイニイゼミの初鳴きについては、特に早くはなかったようです。

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萩地域には、安芸の厳島神社を勧請した「明神様」と呼ばれる神社が多くあります。
各地で、旧暦6月16日、17日に「管弦祭」と呼ばれる祭りが執り行われます。

合併により、市域は大変に広くなりました。
そして、同時期に各地で厳島神社の祭りが執り行われました。

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萩地域では、「梅雨明け十日の晴天」、「土用凪」という言葉が伝えられています。
梅雨明け時期に、波風のない晴天(つまり夏の照りこみ)が続くとされています。

今年はそれが、とりわけ長く続きました。
その間、生活文化担当学芸員は、広くなった市域の夏の祭り・行事を記録のために、ひたすら歩きまわっておりました。

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盆の間も、各地の盆踊り記録のハシゴでした。
その合間には各種普及活動もメジロ押しでした。
長い言い訳で申し訳ありません。
ブログへの書き込みを怠っておりました、スイマセン。
良いこともありました。
身を削りつつ記録に回ったことで、萩地域に伝わる盆踊りの「白河踊り」について、大変興味深いことが分かってきました。

明治改元から140年(つまり戊辰戦争から140年)の今年、次回の企画展は「明治維新の光と影」です。
ひょっとしたら、それと関わりが出てくるかもしれない「白河踊り」のお話は、また機会を改めて・・・

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博物館の敷地内で栽培しているタデアイの刈り取りです。
今日は、学芸サポート班の「藍をはぐくむ」グループの皆さんと、タデアイの生の葉を使って藍染めを試みました。
大成功、大発見でした。

それについても、後日またあらためてご報告いたします。

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「風雲!昆虫城」展本日も多数ご来場ありがとうございます。

会期が残すところ10日となりました。
どうぞお見逃しなく!

(清水)

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by hagihaku | 2008-08-21 20:20 | くらしのやかたより
番組放映のお知らせ~8/22(金)
8月そして夏休みもあと11日となりました。
海水浴場にはクラゲが現われはじめ、夏のシンボルだったはずの海が何となく遠くに感じられてくるころでしょうか?

そんな夏の終わりだからこそ見ていただきたい番組・・・
毎月第3金曜日、私(堀)がNHK山口放送局から生放送で山口県の海の魅力をお届けしている番組「海中さんぽ」

8月分が明日8/22(金)、午前11:30よりNHKの番組「とくもり情報ランチ」内で放映となりました(山口県内のみの放映)。

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視聴者の方からお寄せいただいた美しい海の写真のほか、私からみなさまへ、夏の終わりにこそ楽しんでほしい「ホンモノの海中さんぽ」として近海の海中シーンの数々をご覧いただきたいと思います。

番組の詳細は下記のとおりです。

とくもり情報ランチ
8月22日(金) 11:30~12:00
「海中さんぽ」は、この時間内に7分ていど放映される予定です。


どうぞお楽しみに!

(堀)


※ みなさまも、山口県内で撮影したお気に入りの海の写真(風景でも生物でもなんでもOK)がありましたら、番組までお寄せください。
写真を番組で紹介させていただいた方には萩博物館からプレゼントがあります。

応募のしかたはこちら 
→ https://www.nhk.or.jp/yamaguchi/mail/sanpo.html

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by hagihaku | 2008-08-21 09:52 | いきもの研究室より
萩の海中のようすは・・・? 【海中調査②】

先日のブログに書いた8/13の海中調査の続きです。

以前と比べて環境が変化したところはないか、何か珍しい生物はいないかをチェックするため、私はその日、萩の西にある倉江ノ浜を泳ぎ回っていました。

b0076096_1026622.jpg倉江ノ浜は岩礁と砂浜がミックスされた海岸なので、ちかくの海底にもたくさんの岩礁があります。

このときは潮が引いている時間帯だったので、海底からそそり立つ岩が水面スレスレの位置に。
・・・まるで、エベレストに登頂したような気分!
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水中カメラのレンズを水面から半分出すと、こんな写真が撮れました。

岩の「山頂」の上に水面、さらにその上に海岸の陸地の緑

・・・という珍しい光景。
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ふたたび海に顔をつけて、泳ぎ回ります。

目前に、ホンダワラのなかまの海藻が生いしげる「金色の森」が広がっていました。
先日書いたように、この調査の目的は、以前と比べて環境が変化したところはないか、何か珍しい生物はいないかをチェックすること。

けれど今回は、私の心の中にもう一つ目的がありました。それは・・・私が小学生のころからずっと気になっていた「あるモノ」が今どうなっているのか確かめること。私は子どものころの記憶を頼りに、「あるモノ」を探して泳ぎ回りました。

「ん~・・・やっぱりもうなくなってしまったのかな?」・・・と少しずつ悟り始めた私の目の前に、
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突如、奇妙な塊が現われました!

幅 約1.5m! 

まるで白髪をボウボウと生やした巨大な頭のようです。
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その塊はひとつではありません。二つ、三つ・・・

波が岸に向かうと、その白髪は岸の方へなびき、波が沖に向かうと白髪も沖の方になびき、・・・
まるで白髪の妖怪がさかんに頭をシェイクしているようです。
瞬間、私の中に懐かしさがこみ上げてきました。
これです! 間違いありません! 
私が小学生のころ、ここ倉江ノ浜の海中で見た「あるモノ」

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20年以上も前ここで私はこれを見つけ、「へぇ~、こんなところにこんなものがある・・・何だろ?これ?」と感嘆したのを確かに覚えています。

それと同じものが今、目の前でゆらりゆらりとゆれているのです。

さあ、この塊?物体?の正体とは!? 

20年以上前のナゾを解き明かすため、私はもう一歩、前に踏み出しました。





続きは次回ブログにて!

(堀)

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by hagihaku | 2008-08-20 10:38 | いきもの研究室より
「風雲!昆虫城」展・来場者2万人突破!
「風雲!昆虫城~カブトムシたちの戦記~」展(7月12日~8月31日)が始まって36日目の8月16日(土)・・・、

この展示の来場者数が累計2万人を突破し、21,137人となりました!!(ただし常設展示室への入場者を含みます)。

b0076096_16493380.jpg私たちは特別プロジェクトチームを組み、できるだけ多くのみなさまに展示を楽しんでいただこう!のスローガンのもと、この会期全体(51日間)の来場者数2万人を目標に掲げて活動してきました。

しかし、はるかに多くのみなさまのご理解・ご協力のおかげをもちまして、予定より15日も早い目標達成となりましたことを深くお礼申し上げます。

前年の同時期(2007年7月12日~8月16日)の来場者数16,396人と比べて28.9%の増。昨年の夏は「君と竜宮城へ~知られざる深海への旅~」(2007年7月7日~9月2日)も好評をいただきましたが、それより9日早い2万人突破となりました。

この展示の閉幕まで、そして夏休みの終わりまで残り2週間。

b0076096_16515484.jpg夏休みのクライマックスの思い出作りに・・・

人生で一度見られるかどうかという珍虫・奇虫たちを目撃しに・・・

総勢3000種・1万匹もの昆虫たちの迫力を体感しに・・・

そして、ナゾの敵に狙われた昆虫城を必死で守る城主を応援しに・・・

8/31(日)まで無休で開催中の萩博物館企画展「風雲!昆虫城~カブトムシたちの戦記」へどうぞ!!

(堀)

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by hagihaku | 2008-08-19 16:51 | 企画展示室より
「明治維新の光と影」展、リーフレット完成!
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歴史系展覧会をご期待いただいているみまさま、長らくおまたせいたしました!

萩博物館の道迫です。

今年もナツの自然科学系企画展「風雲!昆虫城」は、あいかわらずの大盛況ですが、そろそろ終盤戦です。この力作展示をご覧いただいたあとは、ぜひ、明治維新140年の節目に開催される特別展「明治維新の光と影」をご高覧賜りますようお願い申し上げます。

さて、特別展の図録の校正にひと区切りがついたところで、今回は、特別展についてちょっとだけご案内させていただきます。すでに、萩博の公式ホームページでご案内しておりますが、今回の特別展では、見開きのリーフレットを作成しました。

また、「萩・維新塾ニュース」でも少しだけリーフをご紹介いたしました。

>つどえ!維新塾第2期生を求む
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こんな形で、表と裏に、いわゆる「錦の御旗」がデザインされているのですが、まず、視覚的に「光」と「影」が表現されています。この「錦旗」(正式名称=幡)は、あの日本一の博物館、東京国立博物館からお貸しいただく許可をもらい、実に山口県では40年ぶり(山口県立山口博物館で開催された明治維新100年記念展以来)、萩ではもちろん初公開となります。

明治元年(厳密には慶応4年)2月、東征大総督に任じられた有栖川宮熾仁親王〈ありすがわのみやたるひとしんのう〉が使った、まさに本家本元の「錦旗」、これは必見です!
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そして中身をみてみると、今回の特別展の概要が、5章にわけて紹介されています。また、展示の中心となる資料も画像を掲載しておりますが、これはもちろん、わたしがとくにみなさんにご注目いただきたい資料となっています。ただ、ほかにも注目すべき資料はいろいろあって、ここに載せるには限界があります。

ちなみに今回は、国指定重要文化財5件を含む実物資料総数98件、プラス参考資料(図版)6件を、会期中に展示替えをしてご覧いただくことになりますので、必ずしも全部の資料が一度に出ているというわけではございません。この点、文化財保存の関係上、あしからずご了承いただけたらと思います。

リーフに掲載させていただいた資料のほか、つぎのような資料が注目されるところです。

「奇兵隊日記」(京都大学附属図書館蔵)文久3年(1863)の高杉晋作による奇兵隊結成から、明治2年(1869)の解散までの動向がわかる。奇兵隊研究の基本史料。

「戊午の密勅」(毛利博物館蔵、重要文化財)安政5年(1858)、孝明天皇は、通商条約に無勅許調印した幕府にたいし不満をいだく。その言葉を長州藩に伝えたもの。
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ところで、このリーフについては、すでにいろんな方から、とても高い評価をしていただいており、スタッフ一堂たいへん喜んでいます。ですが、こんな素敵なリーフを、デザイナーでもないわたしにつくれるわけがありません。

今回は、東京のデザイン会社に所属される古谷憲史さんがつくってくれました。生まれも育ちも萩の方なので、思い入れともあいまって非常に完成度の高いものとなっています。この場を借りて御礼申し上げます。

パソコン上でみることのできるPDFでは、内容は十分伝わりますが、質感まで伝わらないのは残念です。リーフは紙に印刷したものを、みなさんに手にとってご覧いただきたいと思い、かなりの部数を用意しましたので、当分は在庫があると思います。ぜひ、ご高覧のほどよろしくお願いいたします。

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by hagihaku | 2008-08-19 11:39 | 歴史資料調査室より