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虫屋の休日
今年の夏は、忙しくてフィールドへ行くことができませんでした。
先日、久々にカメラを片手にむつみ方面を散策してきました。

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道路脇を小型のキチョウが飛んでいるので車を停め、観察するとツマグロキチョウでした。このチョウは、山口県の絶滅危惧ⅠB類に属していて、近年数が激減している貴重なチョウです。
ここには、幼虫の食べるカワラケツメイがたくさんあり、ツマグロキチョウもたくさんいました。すべて夏型で産卵するメスと交尾をせまるオスが各所で観察できました。

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山頂には、葉が黄色くなって弱っているエノキがあったので注意深く観るとヤノトラカミキリが産卵にきていました。このカミキリムシは、山口県では光市の故三好和雄氏による1例の記録があるだけです。かつて、私もカミキリ屋の一人としてこのカミキリムシを探しましたが、対馬や福岡県の英彦山では見かけましたが山口県内では見つけることができませんでした。今回は、あまりのあっけない発見に驚きというよりも自分の探索の未熟さを痛感しました。しかし、他県では一匹発見できれば多数の個体がやってくるのに、このエノキでは結局、この一匹しか確認できませんでした。
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また、このエノキにはヒラアシキバチも産卵に来ていました。中には、産卵管をエノキに突っ込んだまま死んでいる個体もありました。

久々のフィールドで、ツマグロキチョウの群棲やヤノトラカミキリ・ヒラアシキバチといった貴重な昆虫に出会うことができ、大満足の1日でした。
やはり、虫屋はフィールドに出なければ・・・。  (ムクノキ)

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by hagihaku | 2009-09-24 12:06 | いきもの研究室より
神楽舞の季節
本日9月22日、萩地域は小雨模様でしたが、西の空が少し明るくなってきました。
世の中はシルバーウィークとか、黄金色の田んぼでは稲刈りが真っ盛りです。
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昨日は、旧むつみ村の片俣八幡宮の秋祭りでした。
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刈入れが終わった田の中のお旅所での神事です。
遠くまで笛と太鼓の音が響いていました。
開花期の豪雨と日照不足で心配された収量は、平均して反あたり9俵ありそうで、皆さん胸を撫で下ろしているとのことでした。
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八幡宮の舞殿です。
天井に下げられているのは天蓋です。
神楽舞の奉納が行われるということで、のこのこ出かけて行きました。
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萩市むつみ地域には、いわゆる石州神楽が伝わっています。
テンポが早く、衣装がきらびやかで、物語性のある内容の舞で、以前からあった素朴な神楽舞に取って代わり定着したのだそうです。
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地域の皆さんが、神楽舞を楽しみに集まっておられました。
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うらやましい?神楽舞の楽しみ方です。
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お神酒を前に・・・・・エエですね~。
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鐘馗さんが登場し、剣を持って魔を祓います。
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この子たち、お父さん、お母さんに連れられて神楽舞を見ていますが、半泣きです。
怖いオロチとスサノウノミコトが登場することを知っているからです。
神楽舞は、どのように記憶されていくのでしょうか。
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火を噴くオロチです。
この後、スサノウによって退治されてしまいます。
明日から、また平穏な暮らしが始まります。

さ、今日は旧むつみ村高佐八幡宮の秋祭りです。
夜、神楽舞が奉納されるとのことですので、これから行ってきます。  (清水)
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by hagihaku | 2009-09-22 17:33 | くらしのやかたより
天高く・・・秋の空を眺めてみては?

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7月から天体観望室の公開を再開しています。
天気がよければ昼間は太陽058.gifを、夜は星空072.gifを眺めることができます。

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曇りや雨057.gifで空が見えないときも望遠鏡やその時季見られる天体現象についてのお話があります。

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毎週土曜日午後1時~4時30分、7時30分~9時の公開です。
ぜひおいでください。
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by hagihaku | 2009-09-17 13:40 | 事務局より
宮本常一のまなざしを追って、相島
NPO萩まちじゅう博物館学芸サポート古写真班の皆さんと、相島に行ってきました。
7月の見島に続き、「宮本常一のまなざし」を追ってみました。
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宮本さんは、昭和36年(1961)、見島学術調査に赴く前に萩六島を巡っておられます。
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港で情報を仕入れ、島を巡りました。
全国離島青年会議で、宮本さんの謦咳に接したという方がおられ、驚きました。
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耕して天に至る、相島のヤマです。
最近は働き手が減ったため、畑の手入れが行き届かないとのことですが、見事な段々畑が広がります。
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小さい石を積み上げた畑の石垣は、遠くから見ると城壁のようにも見えます。
葉タバコは取り入れを終え、ブロッコリーの植付けが始まっていました。
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収穫が終わった特産のスイカ畑では、次の作付け準備が始まっていました。
手前は堆肥です。
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相島は、旧六島村の中では起伏のある地形で、段々畑の各所に雨水を蓄える小さい溜池が設けられています。
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風の影響を受けることから、畑の周辺に風垣が施されています。
イスノキが多く見られました。
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相島では石の階段をガンギと呼びます。
かつて、これを積み上げていった人がいて、今、それを継承している人がいます。
栽培する作物は変わってきましたが、畑を耕し続ける人たちがいます。
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これまた特産のサツマイモの収穫が盛んに行われています。
相島のサツマイモは甘くホクホクとして美味しいことで知られています。
現在、更なる改良が進められているそうです。    (清水)
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by hagihaku | 2009-09-15 20:58 | くらしのやかたより
萩市内で外国産のカブトムシを発見!
昨年度の夏に開催した「風雲!昆虫城~カブトムシたちの戦記~」を覚えていますか?
この企画展示は、外国から人により持ち込まれたカブトやクワガタと萩にいた昆虫が生き残りをかけて戦うというストーリーでした。外来生物が簡単に手に入れることができる時代になり、ペットとして飼われている人も多いでしょうが、最後まで責任を持って飼わないと地域の自然が壊されてしまうということを警鐘するものでした。
しかし、このことが現実に萩市内でも起こってしまいました。

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市民サービスセンターの森川さんと井町さんより、当館に写真のカブトムシが生きたまま持ち込まれました。
9月9日の10時半頃、萩市堀内の春日神社付近で草刈作業中に発見したそうです。
この特徴的な角は、ネプチューンオオカブトで中南米の高地帯に生息するカブトムシです。
体長も130mmと大きく、おそらく誰かが飼っていたものが逃げ出したものと思われます。
市販されている飼育ケースの蓋ぐらいは、このぐらい大きなカブトになると自力で開けてしまいます。実は、3年前の夏に博物館で飼育していたヘラクレスオオカブトが2度も脱出して館内をうろついていたことがありました。そんな訳で言えた義理ではありませんが、飼育される場合は、蓋をテープで止めるなど慎重にしなければなりません。
外来カブトやクワガタが屋外で発見された例は、山口市や宇部市ではありましたが、萩市では私が知る限りでは今回が初めてです。
(ムクノキ)
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by hagihaku | 2009-09-10 18:21 | いきもの研究室より
「伊藤博文とその時代」展まもなく開幕です
「マンタの海流大冒険」展を終えた萩博の学芸班は、現在、急ピッチで次の特別展準備にとりくんでいます。

特別展「伊藤博文とその時代―没後100年記念―」は、9月12日(土)から一般公開となります。
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企画展示室内では、展示企画者の一坂特別学芸員が入念なチェックのうえ展示品を陳列しています。

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樋口副館長も、展示状況の点検をおこたりません。

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照明作業は調節がむずかしく、けっこう骨がおれます。

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こうして企画展示室への入り口には、特別展のイメージをあしらった大看板が設置されました。

展示の目玉などは、おいおい企画者からご紹介があると思いますが、個人的には今回初めて見た、いわゆる「長州ファイブ」の手紙がおすすめではないかと思います。「生きた器械」と書いてある長文の手紙の原本が、いま、ここに展示してあるのです。萩ゆかりの人物の手紙が里帰りを果たしたということで、たいへん意義は大きいと思います。

まもなくオープンとなりますので、ぜひお楽しみください。

(道)

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by hagihaku | 2009-09-09 13:17 | 企画展示室より
タカラガイストラップ8種類セット・・・当選者の発表!
先日閉幕した当館の特別展「マンタの海流大冒険」の最後の3日間(8/29~31)に、萩博ブログをご覧の方限定で抽選で1名様にタカラガイストラップ8種類セットが当たるフィナーレ特別企画をおこないました。

この企画に参加された方は合計21名
参加者のみなさま、どうもありがとうございました。

さきほどNPO萩まちじゅう博物館・学芸サポート海洋班のみなさまと抽選をおこないました!

b0076096_1781724.jpg21名の参加者の方々から厳正に抽選をおこないましたところ、当選者は

・・・M.H.さん となりました!

8種類のタカラガイストラップが先ほど、海洋班の方々によって丁寧に、そしてオシャレに箱詰めされました。

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← 「M.H.さん~・・・明日プレゼントを送りますよ~♪」
と、笑顔でポーズをとる海洋班の粟屋班長。

M.H.さんには明日、ストラップセットを発送いたします!
数日内でお手元に届くと思いますので、イニシャルに心当たりのある方、どうぞお楽しみに!

萩博ブログをご覧のみなさま、今後も当ブログをチェックしていただくと、ごくたま~にではありますが、今回のようなスペシャル企画が登場しますよ。

たいてい「明日から3日間!」というふうに急に発表され、すぐ応募期間が終わってしまいますのでご注意ください。

今後も萩博物館そして萩博ブログをどうぞよろしくお願い致します。

(堀)

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by hagihaku | 2009-09-08 17:04 | 催し物のご案内
マンタ展示撤収!
萩博物館特別展「マンタの海流大冒険」へ、ご来場誠にありがとうございました。
一昨日より、撤収が始まりました。
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キャプテン・マンターレは、早々にはるかな海の旅に出てしまい、撤収はDr.堀の差配で始まりました。
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例によって、オールメンで作業です。
歌って、踊って、変装し、脚立に上り、床を這い、重い荷を運ぶ、そんな学芸スタッフです。
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多くの来場者の皆さんが、どきどきしながめくって資料と対面しました。
少し寂しい展示撤収です。
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あの海神王国の主も、無事、役目を終えて一安心といったところでしょう。
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慎重に慎重に、お帰りの支度を整えます。
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キャプテン・マンターレは、「マンタ2号」で七つの海に旅立ちました。
「マンタ1号」は、しばしお休みです。
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本日の午後より、手分けして資料返却です。
これを無事に終えて、ようやく特別展は終了します。
帰萩後は、9月12日より開催の「伊藤博文とその時代」展の設営設置です。

ご来場いただいた皆様、特別展開催に一方ならぬご高配を賜りました皆様や機関の関係者の皆様、大変ありがとうございました。心より御礼申し上げます。  (清水)
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by hagihaku | 2009-09-03 08:42 | くらしのやかたより