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萩博ブログ、ちょっと心機一転!!
いつも萩博ブログをチェックしていただき、ありがとうございます。

萩博物館の生物部門には、海洋生物担当(堀研究員)と陸上生物担当(椋木専門員)の2名のスタッフがいます。
萩には広大で豊かな海と大地がありますから、日々の活動の中でみなさまにお伝えしたいネタは、それはそれは泉のようにわいてくるものです。

これまでは、そうしたネタを時間があいている限りバラバラと萩博ブログに掲載してきました。
しかし、それですとブログをチェックするタイミングがつかみにくくて、ちょっと不便ですよね?

そこで生物部門では、今後、毎週火曜日には私(堀)か椋木専門員のどちらかがブログ記事を書くようにしよう!・・・と決めました。 
もちろん、もっとネタがある日は、別の曜日にも臨時で書きこむこともありますよ。

当館には歴史担当、生活文化担当、事務局・・・と、いくつかのセクションがあり、それぞれ常勤スタッフがいます。
それらの常勤スタッフもそれぞれ曜日を決め、数日に一度のペースで萩博ブログに情報を出していく予定です。


萩博ブログをチェック!!!

・・・をみなさまの生活の一部にしていただけるよう、萩博ブログを盛り上げてまいりますので、今後もよろしくお願い致します。

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by hagihaku | 2010-02-28 13:54 | いきもの研究室より
冬の昆虫は宝さがし
冬には昆虫は少ないと思われていますが、実は昆虫採集しやすい良い季節です。
しかし、多くの昆虫は冬には越冬のためにかくれています。
では、昆虫と出会うにはどうしたらよいでしょう。

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写真は、指月公園横の石庭公園のケヤキの木です。
このケヤキの木に近づいてみましょう。

b0076096_142537100.jpg木肌が荒く、手で簡単に樹皮を剥ぎ取ることができます。
剥ぎ取っても、木には悪い影響はないようです。

小さい昆虫は、こんなところで冬を越していました。

この公園のケヤキの木から、ゾウムシ・テントウムシ・タマムシの仲間がたくさん見つかりました。

何がいるかは、樹皮を剥がないとわかりません。
はずれを引くと、クモやゴキブリなどがいることもあります。

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アカガネチビタマムシ(上)とアカアシノミゾウムシ(下)
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ベダリアテントウ

同じ公園のケヤキの木でも、木を変えればいるムシの種も変わります。
また、立ち枯れのアカマツや広葉樹などの樹皮を剥がすとケヤキの木では見られなかったホソカタムシやヒラタムシなどもいます。
落ち葉を集めて篩いにかければ、チビシデムシ・ハネカクシ・ゴミムシなどもいます。
どれも、微小な甲虫で昆虫の少ない冬だからこそ、目に着くムシたちです。

最近はトラップなどで簡単に採集できるようになりましたが、自分で見つけて採集することは、その昆虫の生態も分かりますし、何といっても楽しいものです。 
      
(椋木)

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by hagihaku | 2010-02-23 14:39 | いきもの研究室より
山口県博物館協会北部地区連絡協議会の開催
2月18日(木)山口県博物館協会北部地区連絡協議会が開催されました。
山口県内の博物館や美術館のうち、北部地区(萩・長門)の加盟館10館で情報交換、連絡調整をする会議です。

今回は8つの館の出席者で、来年度から希望館で実施する割引観覧券について協議しました。
平成22年4月1日から平成23年3月31日までの期間限定で、加盟する7つの博物館・美術館が割引料金で観覧・入館できます。

菊屋家住宅熊谷美術館松陰神社宝物殿「至誠館」、萩史料館、吉賀大眉記念館香月泰男美術館萩博物館の7つです。

詳しくは近日中に萩博物館公式HPでお知らせします。
ぜひ2010年山口県北部地域の加盟館をめぐってみてはいかかでしょうか?

(事務局)
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by hagihaku | 2010-02-22 18:31 | 事務局より
巨大クロアナゴ、発見直後のひとときを
b0076096_9354882.jpg先日この萩博ブログで紹介しました、2/14に阿武町清ヶ浜に漂着した巨大なクロアナゴ
http://hagihaku.exblog.jp/12850079/


その第一発見者の赤羽さんから、現地で発見した直後に撮影したという写真をお送りいただきました。→

赤羽さんのお孫さんと一緒に撮影。
犬もクンクンクン・・・と、興味津々のようすです。
b0076096_9412155.jpgそして、やはり何といっても大事なのがこれ! 
一緒に寝そべって写真撮影!

クロアナゴがいかに大きいか、よく分かりますね。
赤羽さん、貴重な写真をお送りいただき、また、萩博ブログでの掲載のご許可をくださりありがとうございました。


みなさん、巨大生物に出会ったら、こうしてそばに寝てツーショットで記念撮影をするのが「通」ですよ。
大きさの比較になるので臨場感がよく伝わりますし、新聞やテレビなどでの採用率も+++です。


萩博物館のスタッフも、巨大生物に遭遇するだびに、これまで何度も体をハッてツーショット撮影をしてきました。

その証拠を少し・・・ 

・リュウグウノツカイとツーショット(上から2番目): 
  http://hagihaku.exblog.jp/6376576

・ダイオウイカとツーショット(上から6番目): 
  http://hagihaku.exblog.jp/6510422

・再びダイオウイカとツーショット(いちばん下): 
  http://hagihaku.exblog.jp/7080542

・われもわれもとダイオウイカとツーショット(上から3, 4, 6, 7番目): 
  http://hagihaku.exblog.jp/7701182

巨大生物との「添い寝」や「ツーショット撮影」・・・
言い忘れましたが、相手が生きていないか、よく確認してからにしましょう。

さもないと、粘液ギトギトの寝技をかけられて・・・★#$%&*~~っ!!!

(堀)

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by hagihaku | 2010-02-19 09:40 | いきもの研究室より
ぬッ!・・・この魚は!?
b0076096_9231671.jpgギョロリとした大きな目と、たらこクチビル。
ユニークな顔つきの魚が萩博物館に持ちこまれました!

この魚、顔もなかなかインパクトがありますが、全身を見ていただくとその迫力が倍増します。

左下の全身写真をずぅぅぅ~っと下までスクロールしてみてください。

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長~いでしょう!
全長なんと1メートル49センチ。人間の身長ほどもあります。

太さは長径14センチと、人間の太ももほどもあります。

一昨日の2/14のこと。
おとなりの阿武町の清ヶ浜にお孫さんと釣りに来られていた赤羽さんが、砂浜にこんな大きな魚が漂着してドテッと横たわっているのを発見! 萩博物館に連絡してくださいました。

すでに死んでいたので、当番出勤していた樋口副館長と道迫研究員が現地に向かい、当館の研究・普及用の資料にと寄贈を受けたのです。

萩の近くの海に、こんな人間の身長ほどもある大きな魚がいるなんて、ちょっとコワイと思われたかもしれませんね。

しかし、この魚、クロアナゴ(黒穴子)という「アナゴ」のなかま。「アナゴ」と聞くと、怖いイメージから一転、香ばしい蒲焼やサクサクとした天ぷら等々・・・おいしそうなイメージが浮かんできたでしょう?

じゃあこの大きなクロアナゴ、蒲焼天ぷらにしたら何人分になるかな!?・・・とウキウキと計算したくなるかもしれませんが、味の面では私たちがふつう「アナゴ」と呼んで食用にする「マアナゴ」の方が勝るとのことです。

クロアナゴは南日本~朝鮮半島の岩や石が散らばる海底にすみ、夜に小魚などを食べて暮らしています。
珍しい魚ではありませんが、今回清ヶ浜に打ち上げられたものはこの種類としては最大級の大きさなので、当館の資料として保存することとなりました。


■標本データ■
クロアナゴ
採集地: 阿武町清ヶ浜
採集日: 2010年2月14日
サイズ: 全長149cm、体高13cm、体幅14cm


そういえば何年も前のことですが、私は房総半島(千葉県)のダイビングポイントで潜ったとき、「ポセイドン」という名のビッグサイズのクロアナゴに海底でばったり出会い、ギョッとしたことがあります。

あの「ポセイドン」君、今ごろどうしているのかなぁ?
・・・ふと懐かしく思い出しました。

(堀)

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by hagihaku | 2010-02-16 09:27 | いきもの研究室より
「本日立春」の続きの続き
今年の立春は、大変に冷たい日となりました。
早朝、節分行事の痕跡?を三角州内に訪ね、その後、旧川上村から旧旭村を回りました。
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旧旭村佐々並地区から明木地区に向かう、旧道沿いの民家です。
オッ、ダラノキ!
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屋敷のカドグチに、長さ1.5メートル近いダラノキが立てかけてありました。
シキビの枝が添えてありました。
ウンッ ?! ・・・・
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・・・ と、よくよく見ると、イワシが結びつけてありました。
萩地域では初めて見るパターンの、災いよけダラノキです。
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さらに旧道を進み、明木地区のとある集落です。
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玄関の脇に、シキビの枝を添えたダラノキが立てかけてありました。
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62年前に嫁いで来て、姑さんから教わった通りに今も続けていると、この家のお母さんに伺いました。
40年前に納屋の二階をこども達が使っていたので、今でも二階への上がり口に、都会に住むこども達に災いが及ばないようにダラノキを置くとも話されていました。
親とはありがたいものだと思いました。

少し前までは、屋敷地の出入り口に、皿の上に炭火をのせ、さらにイワシや髪の毛をのせたものも置いていたそうです。
イワシや髪の毛が焦げる臭気で災いを除けるのだそうです。
興味深い節分行事であり地域の文化ですが、今後、これらがどのように伝えられるのでしょうか。
自身、故郷を離れていることもあり、色々と考えてしまいました。    (清水)
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by hagihaku | 2010-02-10 17:19 | くらしのやかたより
「本日立春、春は名のみ」のつづき
昨日、今日と、萩地域は東寄りの風が吹き、春のように暖かく、優しい雨もふりました。
立春が過ぎたことを実感しています。
さて、「本日立春」の続報です。
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旧川上村野戸呂地区のYさんのお宅です。
興味深い節分行事を伝えておられるということで、記録に行ってきました。
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2月に入ってすぐに準備したというダラノキ(タラノキ)にシキビ(シキミ)の葉を挟んだものが、カドグチ(屋敷の出入り口)に立ててありました。
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節分行事は、辺りが暗くなる頃から始まります。
まず、ホウロクと呼ばれる平たい鍋で、大豆とシキビの葉を炒ります。
炒った豆は、枡に入れて神棚に供えます。
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ダラノキにシキビの葉を挟んだものは、神棚の他、床の間や墓にも供えます。
これは、カマドの神様である三宝荒神を祀る棚です。
三宝荒神だけは、供えた正月飾りやダラノキを、一年間そのままにしておくのだそうです。
三宝荒神が、「欲のお深い神様だからと聞いている」と説明されました。
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カドグチに立てたダラノキの傍らには、皿の上に炭火をのせ、さらにその上にイリコ(煮干)と大豆とシキビの葉をのせたものを置きます。
この行為をヤブサシと呼びます。
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家によっては、イワシをのせることもあったそうです。
イリコや豆、シキビの葉が焦げた臭気が漂います。
このヤブサシの後、家の内外で、神棚に供えた豆を撒きます。
「鬼は外!、福は内!、福は内!」と、出来る限り大きな声を発するのだそうです。

節分の夜はトシノヨとも呼ばれます。
Yさんのお宅では、昔からクジラを食べていたそうです。
台所では、お母さんが食事の準備をされていました。

ということで、続く ・・・  (清水)
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by hagihaku | 2010-02-09 17:54 | くらしのやかたより
本日立春、春は名のみ
今日、2月4日は全国的に立春、萩地域は雪の舞う冷たい春の始まりの日となりました。
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本日、朝8時、市内樽屋町の四辻です。
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昨日は節分、萩地域には興味深い節分行事が伝わっています。
その一つ、紙に包まれ、道路の四つ角に置かれた節分の豆です。
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市内浜崎町の四辻です。
ここにも紙に包まれた節分の豆が置かれていました。
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年回りの良くない人や、厄災を祓いたい人は、自分の歳の数ほど豆を紙に包み、節分の日の夜中(萩地域ではこの日の夜をトシノヨ=歳の夜と呼びます)に近所の四つ角まで出向き、それを捨て置いて帰ってくると良いとされます。
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市内玉江地区の四辻です。
紙からこぼれた豆が広がっていました。
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江戸時代の終わり頃にまとめられた『防長風土注進案』三田尻町の項に、四辻に豆を捨て置く民俗についての記述があります。
防長両国で江戸時代から行われていた可能性がある節分行事が、萩地域には今も伝わっています。

そういえば、昨年もこの時季、節分行事についてブログでお知らせしました。
早いものです、一年は。
何か、時間の経過が、年々早くなっていくような気がします。  (清水)
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by hagihaku | 2010-02-04 19:25 | くらしのやかたより
「城下町萩のひみつ」展、ご来場ありがとうございました。
萩博物館企画展「城下町萩のひみつ」展は、1月28日をもって終了いたしました。
たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
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話題となった県下最大級の城下町絵図も撤収です。
今回は、これまでなかなかご覧いただく機会の無かった資料を展示することができました。
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構想や事前調査、展示の設計、そして制作、展示と、随分と永い準備期間でしたが、展示の期間は「アッ」という間に過ぎてしまいます。
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企画展開催にあたり、ご指導ご協力を賜りました皆様、大変ありがとうございました。
新たな発見もたくさんありました。
また少し、市民共有の財産が増えたのではないかと思います。
深謝申し上げます。
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スタッフは、現在、次なる企画展の準備に忙殺されております。
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ホームページその他でもご案内しておりますが、「初公開!萩博物館の宝」展、開幕が迫って参りました。
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人形作家辻村ジュサブローさんの人形制作・創作活動のキッカケになったという、あの!「小萩人形」(布で作られた高さ10cm程度人形です)も展示されます。
その他、初公開!の資料多数!!
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明日は節分、明後日は立春です。
梅の花も咲き始めています。
「初公開!萩博物館の宝」展は、2月6日(土)からです。
ご来館、ご来場、お待ちしております。     (清水)
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by hagihaku | 2010-02-02 19:41 | くらしのやかたより