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結成150年記念テーマ展「奇兵隊の群像」奇兵隊2代総督・河上弥市(変名=南 八郎)の史料が萩初公開
奇兵隊2代総督・河上弥市(変名=南 八郎)の史料を明日4月25日(木)から6月30日(日)まで展示します。
文久3年(1863)10月、但馬生野で挙兵するも敗れ、21歳の短い生涯を閉じた河上弥市(萩城下金谷出身)の史料が初めて故郷萩で公開されます。
○挙兵した河上が歌を書きなぐり妙見社に奉じた高札(兵庫県山口護国神社蔵)
「議論より実を行へなまけ武士 国の大事を余所に見る馬鹿」
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○河上弥市肖像(同上)
○河上弥市歌書(佐藤恭氏蔵)
○沢宣嘉画「石清水八幡宮御真影」(春風文庫蔵)
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by hagihaku | 2013-04-24 14:42 | 高杉晋作資料室より
「幕末明治の洋行者たち」展の楽しみ方①
萩博物館をいつもご愛顧賜り誠にありがとうございます。

標記企画展をすでにご覧戴いた皆さま方には心より御礼申し上げます。

先日、本ブログでもご案内申し上げましたとおり、今回のギャラリートークは3回ございます。しかし、開館中、常時同じ状態でご説明できるわけではなく、ご不便をおかけします。

そこで、何回かにわけて、展示の見どころをご紹介させていただきます。

一番目にとりあげないといけないのは、やっぱりこの写真でしょう。

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萩藩(長州藩)英国留学生のロンドンでの集合写真です。いわゆる「長州ファイブ」です。

文久3年(1863)秋から元治元年(1864)春にかけての撮影とみられます。5人そろっての写真は、あとにもさきにも確認することができず、この一枚しか現存していないわけです。そういう意味でも、大変貴重な一コマだということができます。

この写真は大変良好なコンディションで残っているのですが、それは、渡辺蒿蔵〈こうぞう〉がこのアルバムに保存してくれていたおかげなのです。ちなみに、「長州ファイブ」の写真は森有礼のアルバムにもおさめられています。

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その渡辺自身の写真も、同じアルバムに入っていました。ロンドンの写真館で写されたもので、明治2年(1869)、27歳頃の姿です。彼は帰国後、長崎で造船の近代化に励み、長崎造船局の初代局長となりました。なお、彼が後半生を過ごした萩市江向の旧宅は、近年保存整備されて一般公開されていますので、ぜひお立ち寄りください。

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本企画展では、渡辺蒿蔵のアルバムから、今回が初公開となる写真を複数展示しています。「長州ファイブ」の写真は今回が2度目となりますが、その他の写真は未公開だったわけです。

おもなところでは、広沢真臣の甥で兵部省からフランス留学に派遣された柏村庸、薩摩藩英国留学生の畠山義成、岡山藩出身で明治期に外交官として活躍した花房義質などです。これらはすべて、写真の説明パネルに「渡辺家寄贈(渡辺蒿蔵アルバム〉」と表記していますから、きっとおわかりいただけるものと思います。

なお、古写真は光にきわめて弱い資料であるため、原本を展示するのはほとんどの資料が最初で最後になると思われます。とくに「長州ファイブ」の写真は、今後も複写版を展示パネルなどにして積極的な活用を図りたいと思っていますが、原本を展示するのはよほどの理由がない限り行わないつもりです。

上記の趣旨をご理解いただいたうえで、どうかこの機会をお見逃しなきよう、そして、本物のセピア色の古写真をご堪能いただきますよう、ご来館をお待ちしております。

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by hagihaku | 2013-04-23 16:56 | 企画展示室より
「幕末明治の洋行者たち」展ギャラリートーク
b0076096_18211849.jpg本日、標記企画展のオープニングセレモニーが無事に執り行われました。

明日から一般公開いたします。と同時に、ギャラリートーク(GT)も第一回目を開催します。

今回の企画展GTは、4月20日、5月18日、6月22日の計3回、いずれも土曜日の14時ちょうどから開始します。

企画展は3部構成ですので、GTでは3回とも極力違う内容でご説明申し上げます。

皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

また今後、随時企画展の内容を本ブログでご紹介させていただきます。

どうぞ、萩博物館をよろしくお願い申し上げます。

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by hagihaku | 2013-04-19 18:21 | 企画展示室より
今年度の企画展準備を進めています
4月18日(木)、大変に静かな企画展展示替え期間中の萩博物館です。

企画展「コマーシャル100年 in 萩」展は、4月7日をもって終了いたしました。
たくさんのご来場、ご観覧まことにありがとうございました。

おかげさまで会期中13,500名(昨年比100.4%)のご来場がありました。
また、昨年度の萩博物館企画・特別展年間入場者数は、過去2番目121,129名にのぼりました。
厚く御礼を申し上げます。

今年度最初の企画展 「幕末明治の洋行者たち ~藩都萩に眠る古写真から Ⅱ ~」は、明後日4月20日(土)開幕です。
道迫真吾主任研究員が担当します。
どうぞご期待ください。

そして、前回担当のわたくしですが・・・ 今年度も最後の企画展の担当となり、準備を進めております。
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1962年9月に萩市櫃島において撮影された写真です。
櫃島の全島民10世帯79名の皆さんが、カメラを見つめています。
背後には良く耕された広い畑が広がり、遠くに防風林の松林が見えます。
皆さんの笑顔が印象的です。

朝日ジャーナルの1962年10月21日号に、埴谷雄高さんによる櫃島のルポルタージュが掲載されていますが、その取材の折に撮影されたものです。
撮影は飯田耕三さんとあります。
どなたか情報をお持ちではありませんでしょうか?

2012年9月の統計資料によると、櫃島の世帯数は4世帯、人口は6人となっています。
実際には、島民の皆さんは本土に転居され、農作業などの用事がある時に渡島されている状況です。

今年度の担当企画展のタイトルは、「ふるさとの島、ふるさとの山河」です。
「ふるさと」にについて思いをいたす展示を構想しています。
形にするには少々難しいテーマであり、準備の時間も少ないのですが、市民の皆さんと一緒に鋭意取り組んでみようと思っています。    (清水)
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by hagihaku | 2013-04-18 13:08 | くらしのやかたより
企画展「幕末明治の洋行者たち」のお知らせ
b0076096_15591831.jpg当館では4月20日から、長州ファイブ渡航150年を記念した企画展「幕末明治の洋行者たち―藩都萩に眠る古写真からⅡ―」を開催いたします。

一昨年秋に開催した「幕末明治の人物と風景」に続く古写真展の第二弾です。

今回は200点を超える貴重な古写真を展示します。一部を除き、ほとんどが初公開となります。

「長州ファイブ」の伊藤博文や井上馨、山尾庸三をはじめ、長州のおもな人物では木戸孝允、山県有朋、山田顕義、青木周蔵、楢崎頼三、ほかにも勝海舟、榎本武揚、大久保利通、岩倉具視、西郷従道ら、そうそうたる顔ぶれです。

さらには英国女王ヴィクトリア、ドイツ宰相ビスマルク、米国大統領リンカンら国外の人物、また英国ロンドン大学、仏国パリのコンコルド広場、露国モスクワのクレムリンといった風景写真も展示します。







b0076096_163769.jpg展示構成は以下のとおりです。

第1部 幕末の洋行者たち
(1)幕府外交使節・留学生
(2)萩藩留学生
(3)諸藩留学生
第2部 明治の洋行者たち
(1)陸軍視察者・留学生
(2)岩倉使節団
(3)多様な洋行者
第3部 異国の人物と風景
(1)異国の人物
(2)異国の風景

なお、今回展示する古写真資料のほとんどが、最初で最後の原本公開になると思われます。保存を優先するため、実物の露出を極力控えたいと考えているからです。この旨、なにとぞご理解いただきますようお願いします。


どうぞご高覧賜りますよう、スタッフ一同、皆様のご来館を心よりお待ち申し上げます。

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by hagihaku | 2013-04-05 15:58 | 展示のご案内
萩博物館「コマーシャル100年 in 萩」展で萩再発見の21(最終回) 博物館企画展「コマーシャル100年 in 萩」展は、4月7日(日)までです。
4月1日(月)、早朝は霜注意報が出ていましたが、その分よい天気になりました。
今日より新年度です。
萩博物館企画展「コマーシャル100年 in 萩」展も、残すところ1週間となりました。

前回、萩市佐々並地域の皆さんが、地域の「再発見」とアピール(広告)のためにまとめられた「おたからマップ」の一枚をご紹介しました。
他の集落のマップもご紹介しましょう。

山の恵み、古木、ホタルの舞う川、夜空の星、野仏、地域の小祭り、旧街道、石橋 etc. etc.
楽しいマップには、地域の皆さんが大切にしたいと思われているものが、たくさん描き込まれています。
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「煙突を見ない近代化」を進めてきた地域ですが、現在、市域を屋根の無い広い博物館に見立てた「萩まちじゅう博物館」構想が推し進められています。
「まちじゅう」に存在する豊かな歴史的資源や自然を、市民自らが再発見し、現地で保存しながら磨きをかけつつ活用し、次世代に継承するという構想です。

佐々並地域の「おたからマップ」づくりは、地域の皆さんの「地域再発見」の成果です。

市民による「萩・再発見」は、「まちじゅう博物館」を実現する上での原動力になります。
「まちじゅう博物館」のスタッフである萩市に住まいする人たちが、引き続き「萩らしさ」を再生産していく上で大きなヒントになるのではないかとの思いで、この佐々並地域「おたからマップ」を、企画展最後のコーナーで展示しています。

4月6日(土)の14:00から、ギャラリートークを開催します。
よろしければお運び下さい。  

(清水)
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by hagihaku | 2013-04-01 09:12 | くらしのやかたより