<   2013年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧
萩博物館「いきもの発見ギャラリー」を増強!
10/25(金)、萩博物館の自然&生物の展示コーナー・・・「いきもの発見ギャラリー」の増強作業をおこないました。

b0076096_12264842.jpg増強を終えて10月最後の土日を迎えた、新しい「いきもの発見ギャラリー」の入口からの風景。

「いきもの発見ギャラリー」は萩博物館の開館3周年目の開館記念日11/11、エントランスから展示ゾーンに入ってすぐ西側の一室に設けられました。
(当時の様子:http://hagihaku.exblog.jp/7696883/

その後、ご存じの夏期特別展が大規模におこなわれた際などに常設展示物の移設先とするために展示物が間引かれたりと紆余曲折がありました。

しかし、来年開館10周年を迎えるにあたって少しずつでも再整備していき、いずれは萩博ワールドの香りがぷんぷんするとっておきの生物展示室へ発展させようと、プロジェクトがひそかに進められているところです。
b0076096_1239269.jpgさて、このたびの増強作業は「萩博ワールドの香りがぷんぷんする・・・」にはまだまだ程遠い「プチ改変」といったところですが、
当館の収蔵庫から未公開のものもふくめ標本をいくつも「蔵出し」し、約20のテーマにアレンジして配置しています。
b0076096_12424546.jpg少しだけかいつまんでご紹介しますと・・・

まず、昆虫コレクションのコーナー。
昆虫は子どもたちには時代を問わず人気ですが、大人にとっては好き嫌いが分かれるところ。
しかし、多くの方々に気軽にこの世界を垣間見ていただけるよう、萩の「鳴く虫」「美しい虫」「人の役に立つ虫(益虫)」「人を困らせる虫(害虫)」「アブナイ虫」・・・など、みなさまがなじみやすい切り口で展示してみました。

この展示の下には、萩の昆虫2,500種の標本がギッシリ入った標本棚になっています。これまでどおり、萩の昆虫の「ホンモノ図鑑」としてご活用いただけます。

b0076096_1247646.jpg貝のコレクションコーナーのトッピングも充実させました。

豊かな海にめぐまれた水産都市・萩では、昔から海岸や沖でとれるさまざまな貝が食用にされてきました。
それらは「ぐべ」とか「にな」とか「にし」等とざっくりまとめて方言で呼ばれてきましたが、その正体は・・・? 

私(堀)の30年以上(!?)の経験に基づくちょっとしたウンチクも記しています。
b0076096_13351069.jpgこれでもか!というぐらい、びっしりと並んでいる宝石のような貝。
萩の海のアイドル的存在「タカラガイ(宝貝)」の展示です。

萩は日本海沿岸で有数のタカラガイがよく見つかる場所です。当館が毎年冬に開催しているタカラガイを採集するイベントは、あっという間に予約がいっぱいになるほど人気です。
この冬も開催しますが(11月に告知予定)、その前にまずはタカラガイの魅力と、萩でそれらが採れることの意味合いをこのコーナーで少し情報収集してみては?
b0076096_1254833.jpg当館の剥製コレクションから、少しではありますが厳選した鳥の剥製のコーナーもつくりました。

萩から見島にむかう高速船「おにようず」の船首に描かれているオオミズナギドリや、何十年も前に萩市内の高校で見つかったフクロウなど。

上方には、現在見られる鳥としては「山口県最大の鳥」といわれるオジロワシの貴重な剥製が翼を広げて仁王立ち。
b0076096_12595778.jpg哺乳類の剥製コレクションから。

キツネとタヌキをまじまじと眺めたことはありますか?

キツネ(ホンドギツネ)が本当に焼きおにぎりのような「キツネ色」をしていたり、タヌキ(ホンドタヌキ)の目のまわりにマンガ通りに黒いメガネ模様があったりと、きっとさまざまな新発見・再発見があるはずです。
b0076096_1341438.jpg珍魚の剥製コーナー。

萩は昔からリュウグウノツカイやフリソデウオなどの珍魚がしばしば出没する地として知られていました。

約70年前に「萩の博物学の父」田中市郎(1877-1946)が手に入れ、当時の「魚類学の権威」に写真を懇願されたという由緒あるリュウグウノツカイの完全標本(現在は剥製化)も特別に公開しています。
b0076096_1361652.jpg萩の沖の見島で古くから飼育されてきた見島ウシの実物大写真

以前から、外国の牛とかけあわされたことのない日本古来の牛といわれてきましたが、今年、遺伝子の調査によってやはり日本の在来種であることが確認され話題になりました。
萩が未来に引き継ぐべき「生きている宝」です。

ほか、ウィキペディアでも紹介され萩博物館で根強い人気となっている「ザ・シェリング・バー」(貝を自由にさわったり集めたりして楽しめるバーのような体験型展示)もこの部屋にて、NPO萩まちじゅう博物館の自然おたから班によって運営され続けています(ただし、萩付近での貝殻の増減などに応じ、夏などには一時的に休止させていただく場合もあります)。

こうしてちょっと増強し新しくなった萩博物館の「いきもの発見ギャラリー」
常設展「萩学コーナー」とあわせ、萩の自然&生物のダイジェストをじっくりご堪能ください!
(萩博物館の展示ゾーンの一角にありますので、通常の常設展と入場料は一緒です。)




































[PR]
by hagihaku | 2013-10-26 13:33 | いきもの研究室より
夏みかんソフト、ぶちうま!
昨今、ランキング企画が流行っていますね。
萩市は観光課長代理の「萩にゃん」がゆるキャラグランプリにエントリー。
ゆるキャラグランプリ2013 http://www.yurugp.jp
さまざまな声がありつつ、現在、ランキング状況は伏せられているので順位は分かりませんが、一日一票投票しています。

山口県観光振興課内にある(株)おいでませ山口県で行っている「やまぐち美食コレクション2013」には萩博物館レストラン自慢の人気メニューがエントリー。
やまぐち美食コレクション2013 http://www.yamaguchi-bishoku-collection.jp

意外に健闘している、卵・豆腐料理部門の「県産牛ハヤシライスふわふわたまごかけ」。
デザート部門では、いろいろなご当地ソフトクリームがありますが、当館レストランの夏みかんソフトはソースが絶品。「ぶちうま!」
ぜひ一度ご賞味ください。
b0076096_1329441.jpg
画像はミニサイズ。これからの季節、お手頃では?
展示で、味覚で、お土産で、さまざまな「萩」を体験できる萩博物館へようこそ。(I)
[PR]
by hagihaku | 2013-10-21 13:40 | 事務局より
没後50年記念「松林桂月」展の隠れた展示物・・・
9月21日から開催しています没後50年記念企画展「日本南画界の重鎮・松林桂月」。
展示室では、「私、白水小学校の出身で桂月先生の作品が見られてよかった。」や「萩出身ってはじめて知った」という声が聞こえます。
春宵花影図や白梅紅梅図、10代三輪休雪や吉賀大眉の萩焼に絵付けを施した作品などの展示物が並んでいますが、展示ケースの片隅に「桂月の声」を聞くコーナーがあります。
母校萩市立白水小学校で保管されていた「松林桂月」翁の肉声です。
b0076096_17121027.jpg

b0076096_17133768.jpg
桂月が文化勲章を受章し帰郷した83歳、萩市の名誉市民に推挙され帰郷した86歳のときの談話や講演の模様を録音したオープンリールのテープから、平素広報宣伝活動でお世話になっている山口放送さんにお願いしてデジタル化をしていただきました。
「博物館」なので古い機械器具はありますが、オープンリールテープを再生する機械とそれをデジタル化する手立てがなく…、ありがとうございました。

手紙や絵、写真など、「人物」を知ることができるものは多数ありますが、「肉声」は違った感覚を刺激、その上で作品を見返すとさらに感慨を覚えることでしょう。(I)
[PR]
by hagihaku | 2013-10-17 17:13 | 事務局より
須佐歴史民俗資料館被災資料レスキューの前に
7月28日の集中豪雨により被災した萩市立須佐歴史民俗資料館の民俗資料を中心に、館の担当職員およびNPO萩まちじゅう博物館学芸サポート班のみなさんが整理作業に行くこととなりました。
それに先立ち、本日10月10日、文化財保存修復学会の方がご来館、「被災文化財の応急処置を考える」と題して、勉強会が催されました。

b0076096_14403073.jpg
須佐歴史民俗資料館の担当者も参加、40名近くの会員が聴講中です。
b0076096_14404377.jpg
明日から実地に研修しつつ、作業を行います。
第一陣の水洗作業は終えていますが、まだまだ必要な作業が山積みです。
復旧復興に向けて、一緒に一歩一歩進んでいきます。(I)
[PR]
by hagihaku | 2013-10-10 14:44 | 事務局より